冬の守護神

2018年03月03日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




冬の時期、石北本線と宗谷本線に排雪列車(ラッセル車)が運行されています。
国鉄時代のディーゼル機関車に排雪ヘッドが連結されていて、多雪地帯の路線に積もった雪を豪快に飛ばしていく姿は、まさに守護神といった風情です。
白い雪の中に赤いボディ。雪を跳ね上げながらこちらに突き進んでくると、ちょっと恐ろしいほどの迫力があります。
その姿に魅了されている一人ですが、週末になると飛行機に乗って道外からやってくるファンも多くいるほどです。

北海道内や本州の路線でも、排雪作業は電動モーターカーが殆どになっている中で、石北・宗谷本線は未だにこのラッセル車が連日活躍しています。加えて、日中の旅客列車の合間を縫って運行しているというのもポイントです。
日中堂々と本線上を走ることのできる「排雪列車」なのですね。列車番号が「雪351レ」などと与えられています。
排雪作業車は列車ではないので、深夜など営業時間外に本線を「閉塞(へいそく)」している状態で無いと走ることができません。

ということで原則的に連日決まった時間に運行されているので、毎日見ることができます。
しかし雪を掻くかどうかは、降雪の状態次第。雪が無ければ、ウイングを閉じてただ走るだけなのです。(回雪と呼ばれてます)
なので遠方から来られる方は、運次第。
我々地元ファンは雪が積もったら、いそいそと出かける日々です。

ただしダイヤ上、当然旅客列車が優先されるので、排雪列車の遅延はしょっちゅう。
加えて車両の老朽化による不具合が出ると運休もしばしば。
寒さにこらえてひたすら待ちぼうけをくらうこともままあります。
好きでやってるとは言え、恋い焦がれた相手が来るのか来ないのか・・待つ時間の長いこと。
結構きつい試練です。

昨日も結局、1時間遅れでやってきました。
暴風雪のため旅客列車が軒並み運休になっていく中だったので、ラッセルも運休か・・・と諦めかけたときに
やってきて、迫力あるシーンを撮ることができました。
心の中でガッツポーズです。(上の写真5枚目)

また、人垣のお立ち台を避けて、スノーシューを履いて雪の斜面をぜえぜえと登り、誰もいないポイントで迫力のシーンを撮れたときの喜びもひとしおです。(1,3枚目)

国鉄時代から雪国を守り続けているラッセル車。痛みも激しいようで、新型車両への入れ替えの噂も絶えません。
ラッセル車が走り続ける限り、追いかけて、記録していきたいと思います。



北海道/和寒町・愛別町・当麻町
Nikon D750 D7200
TAMRON SP24-70mmf2.8 G2 SP70-200mmf2.8 G2










最後の花道 スラント

2018年03月02日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




3月のダイヤ改正で老朽化のため、廃止されることになってるキハ183系のスラントノーズ先頭車が
引退を前にホームグランドの石北本線の特急「オホーツク(札幌-網走)」と「大雪(旭川ー網走)」の
運用に就くことが増えてきています。
きっとJR北海道の粋な計らいなんでしょうね。

Twitterで運用に入ることを知ると、いそいそと出かける日々です。
同様に沿線にはカメラを持った人たちの姿もあり、どうやら道外から来られた方も多くいますね。

冬の風物詩のラッセル車、そしてこのスラント。双方とも3月中旬には見納めになります。
正式な日程は分かりませんが、しっかりと撮り納めしたいと思います。
3月下旬からは撮るものが減って寂しくなります・・・。



北海道/愛別町・当麻町(石北本線)
Nikon D750 D7200
TAMRON SP24-70mmf2.8 G2 SP70-200mmf2.8 G2 SP150-600mmf5-6.3 G2






雪の渓谷を往く

2018年03月01日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



昨年10月に
「紅葉の渓谷を縫う」
でアップした渓谷も、雪景色になってました。

スノーシューを履いて雪の斜面を這い上がると、ちょうど登ったばかりの朝陽がまばゆいくらいの明るさをもって身体を温めてくれました。
高いところが苦手なのですが、すがすがしい気分で列車がやってくるのを待つことができましたよ。



北海道/夕張市(石勝線の夕張支線)
Nikon Nikon D750 SP70-200mmf2.8 G2







早朝、坂の上の駅にて

2018年02月28日 - 鉄道のある風景


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(c)Tatsuo Iizuka



冬の夕張に行ってきました。
石勝線の夕張支線(新夕張ー夕張)は来年4月1日に廃止が確定したと新聞報道があったばかりです。
財政破綻した夕張市は、コンパクトシティを目指し、市内に分散している町や人の集約を始めていて
その一つとして鉄道の廃止もJR北海道に自ら申し出たのです。
全国でもおそらく唯一の事例でしょうね。
その代わりに、バス代替え費用の補助として7億円を青息吐息のJR北海道に出してもらうそうです。
なかなかちゃっかりしてますね。

撮影行には届いたばかりのタムロン150-600mmf5-6.3 G2 A22を箱から出して持って行きました。
やっぱり超望遠レンズが欲しくなってしまいました。
購入あたっては、ちょうど1万円のキャッシュバックキャンペーンが終了間近のニコン純正200-500mmf5.6とどっちを買うか悩みましたが、結局タムロンを選択。
600mmまでの超望遠域と、サイズがスリムでコンパクトなこと、ズームの回転角度が小さくズーミングが容易なことに加え、10万円切るプライスに引かれたのが、タムロン150-600mmf5-6.3 G2 A22に決めた理由です。

24-70mmf2.8 70-200mmf2.8、そして150-600mmf5-6.3と、これでニコンマウントのレンズ3本全てがタムロンのG2シリーズで揃いました。
ニコンレンズは1本も持っていません。
なにしろタムロンレンズのコストパフォーマンスは絶大です。
写りに関しては、比較すると純正と差を感じるかも知れませんが、自分は鉄道写真にそこまでの描写力を求めてないですし、使ってみて足らない部分を感じたことがないので十分だと思ってます。

さて、テストも無しにぶっつけ本番で撮った150-600mmf5-6.3 G2 A22ですが
スリムでコンパクトなサイズは取り回しもさほど苦にならず、600mmにズームすると遠くのものを引き寄せられることにおおっとなりました。こんなことならもっと早くに手に入れれば良かったと思ったほどです。

ところが600mmという超望遠レンズは、やっぱり難しい。特にピントです。
晴れて順光のものに対しては難なくAFが作動しますが、逆光やフラットなものに対してはAFが決まりません。
MFにしてもf値を抑えた暗めのレンズですから、ピントの山が見てとりづらいのです。
そして、低いアングルで地面から近いものを撮ると、空気のゆらぎによって、シャープに撮ることがそもそも困難なのです。

上の写真の場所は早朝、日が出るかどうかのタイミングで撮ったものです。
前日の夕方に同じアングルで撮りましたが、早朝の一番列車ではきっと排気煙が上がって、より印象的になるだろうと思い、再び狙ってきました。
寒い朝、マイナス18℃です。

一両きりのディーゼルカーが、坂を登ってきて小さな駅に一旦停車し、発車するまでを見届けることができる場所です。
この場所は僕のすっかりお気に入りの場所になりました。
600mmの超望遠レンズでこそ成立する、まさにうってつけの撮影ポイントです。
センサーがAPS-CサイズのD7200での撮影ですのでフルサイズ換算では900mm相当の画角になってます。

ところが前日夕方のシーンではシャープに撮れたのですが、早朝のこのときは駅に停車時もピントが合わず、慌ててMFにしても同様でした。
あれあれ?と思ったら、どうやら日の出直後で気温が僅かに上昇傾向だったため、空気のゆらぎによって、ぼやけてしまったようなのです。
ブログの小さな写真では分かりませんが、パソコンで拡大すると、どのカットももやもやっとしているのです。

比較的導入のたやすい超望遠レンズでしたが、思わぬところでその難しさを知った次第です。
それ以降日中の撮影では、問題なくシャープな写真を撮ることが出来ていますが
使うシーンはどうやら限定されそうです。
ニコンの純正200-500mmならそんなことは無いのか?と思いましたが、空気のゆらぎが原因なら超望遠レンズ共有の悩みでしょうね。



北海道/夕張市(石勝線夕張支線)
Nikon D7200 タムロン150-600mmf5-6.3 G2 A22









蒼い森

2018年02月27日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka





北海道/比布町(宗谷本線)
Nikon D750 SP70-200mmf2.8 G2





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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の49才、脱サラし北海道移住23年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ブライダルやファミリーフォトを撮っています。
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