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北海道を撮る人

2008年01月11日 - Leica M3

霧の木

Leica M3 NOKTON Classic40mm

昨日は札幌までマイケル・ケンナ氏の講演会に出掛ける。写真集「Hokkaido」がアメリカのアートブック市場で記録的な売り上げを作った写真家だ。
講演会の内容は、「北海道のロケーションについて」ということもあって、予定調和的で、ケンナ氏の話にサプライズはなかった。
つまりは僕らと変わらない視線で北海道の風景を見ていて、特別な装置を使って写真を撮っているわけではないと言うことだ。
ただ違っているのは、北海道のロケーションに精通した日本人コーディネータがいるということ(中国、韓国といった言葉の通じないアジア圏ではそれぞれにコーディネータがいる)、一カ所のポイントで1~3時間を費やし、様々なアングル、シャッタースピードで被写体を撮影するとこと、撮影レンズには赤フィルターを常用している(らしい)こと、曇りの日、吹雪いた日を日本語で「良い天気ですね!」と喜ぶことか。
講演会の会場がアップルストアーだったため、ひょっとしてデジタルシステムを導入しだしたのかと思ったが、全くそういう訳ではなかった。
スローなプロセス、どんな絵が出るのか待つのが楽しい。ポートランドのダークルームでのプリンティングはクリエイティブな作業だ。写真は予測できない部分がある方がいい。あいまいで不完全な風景を探して撮影している。デジタルやコンピューターではそれが完全なものになってしまう。と語った。
彼は北海道のことを日本の冠についている宝石だと言い、野性的な恋人だとも言った。そしてマイケルケンナの名刺には美瑛の哲学の木の写真が描かれていて、世界中で配っているそうだ。

それほどまでに北海道のことを好んでいることは住民として悪い気はしない。
ただ在住カメラマンとしては果たしてどうか?もっと奮い立てよ!

ちょっと失礼

2008年01月07日 - Leica M3

パン

朝食中にゴメンね。の一枚。
Leica M3 Summar5cm f2

昨日も暗室入り。正月休みは家で撮ってるか、暗室で焼いてるかだったような気が。アップするのが家族の写真ばかりですみません。
それにしてもズマール、難しい光はNGっぽいけど、順光で撮るだけでドラマティックに仕立ててくれます。硬めに焼いてますが、全くのストレートプリント。周辺の光量落ちの塩梅と、アウトフォーカス部の像の崩れが何とも良い感じ。木の質感、艶の具合もいい。スキャン画像は黒が潰れてますが、プリントでは黒の中の黒が出ています。
こういうレンズを使うとどんどん白黒をやりたくなってきます。
フィルム、現像液、ペーパーをネットで注文しときました。

ねんねこ

2008年01月04日 - Leica M3

ねんねこ

元旦早々風邪気味で、殆ど外にも出ずに引きこもり状態。
約束の日帰り温泉にも、イオンの初売りにも出掛けられず、「何てタイミングの悪い人」となじられる。
そんな戦況の悪い中、今日は暗室初めに出掛ける。
許せ妻よ。「我が家は旦那が単身赴任中だと思っておいてくれ。」そう言い残す。
何しろ元旦に届いたライカの50ミリの試し撮りを、早く現像したかったのだ。
M3に合う50ミリを、と考えた末、手に入れたのがズマールという古いレンズ。
70年くらい前のレンズのようだから、第二次世界大戦前のドイツ生まれってこと?
デジタルのR-D1sで試したら、かなり眠い描写だったので、白黒フィルムでは硬めに現像してみた。そして硬めにプリントしたんだけど、それでもシャドーが潰れない。(スキャン画像は黒が潰れてるけど)
ボケに癖が無く、写りが素直で、ちょっと拍子抜けするくらいだけど、トーンの出方はさすがの味わい?でなかなか気に入りました。
逆光には相当弱い。光を選ぶレンズだけど、それもまあ良しか。絶対的に写ることを求めるなら、デジだしね。道楽道楽。スイートスポットは狭い方が面白い。不自由さを楽しみながら、こだわって遊びましょう。
今年はね、デジで出来ることはデジで。フィルムでしか出来ないことはフィルムで徹底的にやるつもりです。

ってお父ちゃん、いい気なもんだけど、下の子は最近ご機嫌斜めで泣きわめき、母親から離れようとしない。わかっちゃいるけど、写真撮るしか能がない。

Leica M3 Summar5cm f2
Fuji Neopan Acros, Fuji Microfen, Fuji varigrade WP AM


M3ファーストショット

2007年12月29日 - Leica M3

M3ファースト

M3でのファーストショットがこれ。M6で撮ろうとM3だろうと写すものは一緒。
そして写るものも一緒。
そりゃそうか。カメラボディは単なる箱ですから。
ただ違うことがひとつだけあった。M3で撮ると画面の横幅が広く写るのだ。だからコマ間が狭くて、現像後の6コマごとの切り出しが大変だった。注意深くはさみを入れないと、画面を切ってしまうことになる。
そしてノートリミングの証にしている黒フチの左右がつかない。今度ネガキャリアを削らなきゃな。
あとで測ってみたら普通横幅36ミリのところM3のは37ミリになっていた。
縦もほんのわずかだけど広く写っていてパーフォレーションギリギリ。
ちなみに同じ中判6×6でも、ハッセル500c/mは小さめ、ローライフレックス3.5Fは大きめに写ります。
(上記の話は個人所有物での比較です)
今日は東川フォトクラブのメンバーと暗室納め。朝、水道管が凍結していて文字通りひやっとした。数日前のマイナス21℃が効いたらしい。が、間もなく事なきを得て夕方まで今年最後のプリントを楽しんだ。

Leica M3 NOKTON Classic 40mm

Born in 1958

2007年12月28日 - Leica M3

M3.jpg

年の瀬が迫る今日、ボクの掌にはLeica M3が。
「堪えきれなくなった」
という言い訳がぴったりくるように思う。本当は店頭であれこれ触り比べて買うつもりが、いつになるか分からない銀座行きが待ちきれなくなってしまい、禁断のヤフオクをポチッと・・・。
届いた荷物の梱包を解くと、ずしっと重みが凝縮されたシルバークロームのボディが現れた。
津軽海峡を越えてようこそ。金属ボディがキンキンに冷え切っている。
製造番号からすると1958年生まれの齢49才。ボクの10才年上だ。
一応こだわってダブルストロークのドッグイヤー、クイックローディング(?)がついている。
整備済み、6ヶ月保証付きと謳ってあるものを買ったものの、気になる程度の方は・・・・。
やっぱりと言うべきか、まあそれなりか。巻き上げのフィーリングがやや堅いような気がするものの、値段を考慮すると納得のレベル。しばらく使ってみて信頼できるところでOHをしてやろう。

早速撮りに行きたかったけど、年末の買い出しに付き合わされる。
ボクは助手席でM3を握りしめたまま、にやにや。手に馴染むデザイン、グッタペルカが手に触れる感触も何とも言えない。「なんで買い物に行くのにカメラ握りしめてんのん?まるで子供やなぁ」と呆れる妻。
信号待ちの間にGRデジタルで凛々しいお姿をパチリと納めたのが上の写真。
直線とRで作られたデザイン、メッキ(?)の感じ、ファインダーのガラスの質感、飾り窓のデザイン、巻き上げレバーetc、その全てが惚れ惚れするほど美しい。ん、そう思わへん?
これが49年も前のカメラなんです。生まれは西ドイツ。果たしてボクは何代目のオーナー?もっともいいオーナーになれるのでしょうか?
次はM3に合う50ミリレンズを探さなきゃ。

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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の50才、脱サラし北海道移住23年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ブライダルやファミリーフォトを撮っています。
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