Ticket2006 / 04 / 27 ( Thu )
![]() Rolleiflex 3.5F Planar75mm FujiNeopan400Presto 川湯温泉駅 北海道のどこにでもある廃れた駅前の町。一見ひっそりと静まりかえったこの町は、しかしながらちょっと様子が違っていた。全国から来た何人かの若者がこの町に暮らしている。自然好きな者、写真撮る者、絵を描く者。みんな自分のペースで静かに暮らしている。彼らが住んでいるのは駅前町にある旧国鉄官舎。駅が無人化になる時に買い取って、格安で彼らに貸してる地元の人がいる。 その息子もまた、古い駅舎を改造して喫茶店に変えてしまった。19年経った今でも盛況のようだ。平日の朝だと言うのに、馴染みの客が出入りしてはマスターと他愛もない話をしている。 自身も官舎に住み、その妻はとなりの官舎でケーキ屋を始めた。空いてる官舎でアイヌの伝統工芸のギャラリーをやりたいとマスターは言った。資金が貯まればの話だけどねと笑った。 駅前の昔土産物屋だった古い建物には、関西弁の女性が「おくつろぎ処」という看板を立てて商売をしていた。どうやらタイで仕入れたアジア雑貨が中心のお店らしかった。そこでボクはお香の香りのする中で、マッサージをしてもらった。30分で1200円、それにハーブティーがついてきた。ガラス戸には手焼きのパンが7〜8種類並んでいた。その中からメロンパンを貰って帰ることにした。ほのかな甘味で少し噛み応えのある懐かしいメロンパンだった。 駅舎の喫茶店のマスターは、ここは過疎化や高齢化とは無縁の町だと言った。外からいろんな風が入ってくる。自分はこの町で生まれ育ち、この町を出たこともないけれど。 風は勝手に吹くだけでなく、呼び寄せることができる。 快速列車のチケットは売ってないけど、鈍行で良けりゃ何とでもなるもんさ。 そんなことを言わんとしている駅前の町だった。 |
新しい生命2006 / 02 / 01 ( Wed )
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