
遠くに見えるは大雪山。
青い海原に浮かぶ島のよう。
打ち寄せる2つの波のラインも美しい。
葛飾北斎の富士山を思わせる(?)
先に進むとお立ち台にカメラの放列・・・。
あああ、こっちの方がいいのにね。
奇跡のように美しい朝でした。
それは、まだ日の出前のこと。
車を走らせていると
西の空には沈みかけの丸い月。
それをバックに記念写真を撮る女性ひとり。
ビキニ姿。
ええ~、ビキニ姿~っ!
おまけに雪を自分にかけてます。
どうやらビデオを廻して自分の姿を納めているようです。
外はマイナス15℃くらい。
信じられない光景を目の当たりにすると、人間はうろたえるものです。
ボクは車を止めることも出来ず、こっちがバツ悪くなって、走り去ってしまいました。
そう言えば、以前道の駅のトイレに入ると1万円札が4~5枚散らばってました。
えええっ!と思いましたが、自分を落ち着かせようととにかくおしっこ。
「どっきりカメラ」ではないかと思ったのです。
用足しの最中、ドアが開いたかと思うと、あとから来た人が全部かっさらって行っちゃいました。もの凄いスピードで。
ボクは何ともったいないことを・・・。とちょびっとだけ後悔したものです。
今日も夜明け前の雪原に立つビキニ姿の美女。
願ってもない光景を納めるチャンスを逃し、ちょっと後悔・・・。
「お嬢さん、ワタシが美しくお撮りしましょう」の一言が言えなくて。
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