オレンジの明かり

郵便局

EPSON R-D1s CarlZeiss G Biogon 2.8/28T*

アルテピアッツァ美唄の谷を少し上流に上っていくと、我路(がろ)という集落に行き着く。
かつてのヤマの中心街。数万人が暮らす生活の、核になっていた場所だ。
閉山から約40年。ここに暮らすのは今や10数人だと聞かされた。
廃屋が目につく集落で、唯一往時を偲ばせるのがこの郵便局。
街灯もほとんど無い集落に、オレンジ色の明かりが辺りを照らす。
ここが街の中心部であったということの証しのように。
向かいの空き家の窓ガラスにもそのオレンジが映る。

我路は通常「がろ」と表記するが、住んでいた人たちは「がろう」と呼んでいたという。写真展の会場で知り合ったご婦人に教えていただいた。その方は我路のお寺に生まれ、少女期を我路で過ごした。お寺はアルテピアッツァの少し下の集落に移っている。
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