





(c)Tatsuo Iizuka
所用で東京へ行った後に、列車を乗り継ぎ、栃木県の足尾まで足を伸ばしてきました。
足尾と言えば、足尾鉱山。
日本初の公害事件「足尾鉱毒事件」が小学校の教科書に載っていましたね。
北海道でいろんな炭鉱跡を訪ねるうち、鉱山の跡形が残っているうちに足尾を訪ねてみたいと思っていたところ
今回その機会を得ました。
当日は雨降り。
傘を差しながら相応の距離を歩き回るのはなかなかに骨が折れましたが、
写真的には良い条件で、貴重な産業遺産を撮ることが叶いました。
(と言っても施設内には入れません)
渡良瀬川の渓谷に添う大煙突や精錬施設たち。
坑木や燃料のために伐採されたり、精錬時に発生する煙で周辺の山はハゲ山になったそうです。
閉山後に植林が続けられたようですが、一部異様な様相です。
その中で静かに眠る鉱山施設の風景は、幻想的で神秘的に見えました。
栃木県/日光市
Leica Q
前の記事:閉山から50年 鉱山住宅跡
次の記事:巣立ち前
Breeze from HokkaidoHOME