
(c)Tatsuo Iizuka
第4回を迎えた「高校生国際交流写真フェスティバル」通称「ユースフェス」。
世界19カ国の21チーム(1チーム3人の部員と顧問)の高校の写真部員たちが東川町に集い、3日間のコンテスト形式の撮影会を行います。いわば「写真甲子園」のインターナショナル版です。
この審査員を今年も担当させていただきました。
東川の町や、旭岳で撮影をして、セレクション。
3日間、毎日写真を提出し、審査を受けます。
なかなかハードなタイムスケジュール。参加国によっては、時間厳守な日本式のやり方に面食らうこともあるようです。
運営面では、宗教上食べられる食材にあわせての調理や通訳など、東川町のスタッフやボランティアの尽力も並大抵ではなかったことでしょう。
最優秀賞の栄誉は宮城県白石工業高校に輝きました。日本の学校が受賞したのは大会初です。
それをみんなが歓喜し、祝福する姿は、感動的なシーンでした。
ノリの良い国の子が引っ張って、大人しめのアジア圏の子達も解き放たれていったようです。
日を重ねる毎に、彼らの間の友情が深まって、いい顔になっていくのが分かります。
昨夜のさよなら懇親会は大爆発。ゆかたをまとっての盆踊りダンス。
国と言語の違いを越えて、写真でコミュニケーション。
写真は世界共通の言語なんだなあと、北海道の小さな町で感じた次第です。
「写真甲子園」「フォトフェスタ」「ユースフェス」と連続した東川町の写真祭りも、これで終了です。
ホームステイから始まった10日間ほどの役目も終わって、ほっとしました。
あれだけ暑かったのに、今は秋の空気に。
さて、通常業務に戻りますか。
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