力走

2016年11月27日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



たまに夜中に悪い夢にうなされる。
夢の中、線路のそばで撮り鉄達と目当ての列車がやってくるのを待っている。
今日しか運行されない特別な列車だ。
いよいよ列車が目の前に現れたのに、自分だけ写真が撮れない。
カメラが動かない。ピントが合わない。レンズがついていない。フィルムが入っていない。
などなど。
シャッター音が響く中、列車が走り抜けていく。
声にならない声。
自分だけ撮れなかったという無念さ。嫌な汗が出る。


この日はそれが現実になった。
海を見下ろす高台に立つと、日本海からの風が容赦ない。
まともに立ってることができない中、
テスト撮影を何度か繰り返しては、構図と露出を決めていく。

ほどなく列車がやってきた。
ブレに気をつけながら、まずは遠目から数コマシャッターを押す。
これは電源が入っているかなど最後の確認のためのもの。
X-T2自慢の11コマ/秒もの高速連続シャッターが瞬時に3〜4コマ下りる。

そして良いポイントに入ってきた所で連写。
するはずがシャッターがおりない。

えっと思ったら「記録できません」の表示が背面液晶に。
慌てて電源を入れ直すもシャッターは切れず。
目の前を通り過ぎていく列車を、見送るしかなかった。
やられた。


直後は何ともなく作動した。
一本撮り逃したけど、夢の中と違うのはその日その時しか走らない列車でなかった。
それがせめてもの救い。

寒さによるX-T2の不具合かと思ったけど、マイナス10℃まで撮れるとうたっていたはず。
考えるにおそらくカードとの相性問題。
帰宅して確認してみると
ホームページに、秒間11コマ撮れるX-T2のブーストモード撮影時に
使用確認の取れてる推奨カード、の記載があった。

12月4日の最終運行に備えて、その1つを買ったことは言うまでもない。
ダブルスロットなので2枚。
(とはいえ、シャッターがおりなければ、ダブルスロットも保険の意味は全くない)
最終列車で同じ轍を踏まないように。今はそれだけを念じて。


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20161125-TATS6387.jpg
(c)Tatsuo Iizuka



北海道/留萌市
FUJIFILM X-T2 XF50-140mmf2.8R

写真展やります
飯塚達央写真展「Daily Local Train」
2016/12/14 ~ 12/29 東川町文化ギャラリーにて開催




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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の48才、脱サラし北海道移住20年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ブライダルやファミリーフォトを撮っています。
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