廃止になる駅を巡る 上白滝駅

2016年01月17日 - α7s

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(c)Tatsuo Iizuka


石北本線 廃止になる駅を巡る のラストは上白滝駅。
上白滝駅は、停まる列車の数が、日本で一番少ない駅としてマニアに知られている。
時刻表を書き出すと以下の通り。
朝7:04分 下り網走行き
夕方17:08分 上り旭川行き
以上。
一日で上下一本ずつしかない。

味のある木造駅舎は、昭和7年の開駅時から改装を重ねて今に至ると思われる。
加えて駅舎横に建つ、トイレも貴重な存在だ。
内部の写真の掲載は控えるが、扉を開けると確実に昭和の時代にタイムスリップする。

ここ上白滝駅が廃止される春以降、石北線のこの区間は
上川駅を出ると次の駅が白滝駅となる。
その駅間は37.3kmで、在来線で日本一長い駅間となる。
37.3kmというと山手線のほぼ1周。中央線だと新宿~八王子間。常磐線だと東京~我孫子間に相当する。

自分が持っている古い時刻表(昭和49年)にはこの区間に
上川駅~天幕駅~中越駅~上越駅~奥白滝駅~上白滝駅~白滝駅という記載が。
この間5駅がなくなることに。

石北本線は石狩と北見の国を結ぶ重要路線ながら、大雪の山を貫く上川〜白滝間は
そもそも人が多く暮らす地域ではなかった。
むしろ昭和初期に開通し、上下列車の行き違いのために山あいにも信号所や駅が作られると
保線のために人が住み、交通の便のいい駅周辺に集落が形成されたという一面もあるだろう。
その頃のSL時代と変わって、列車運行にも保線にも人の手がそれほど必要でなくなってくると
駅の廃止が続き、つられるように集落も解体されていった。

石北本線の駅の廃止から
昭和の初期からの開拓の歴史が見て取れるかのようだ。



石北本線/上白滝駅
SONY α7s Distagon25mmf2.8 Y/C


ちなみにJR北海道の全453駅のうち、一日の乗降客が0~1人の駅は71駅(全体の16%)もある。
維持管理費用、人手の面からも駅の廃止は今後も増えていくであろう。
そして気動車で運転されているローカル列車のうち、乗車人数が0~5人の列車が10%。6~10人の列車が11%あり
主力のキハ40系の老朽化も合わせ、普通列車の減便がこの春に79本確定している。






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