


(c)Tatsuo Iizuka
留萌本線の石狩沼田駅は、空知管内の沼田町にありながら石狩の名がつけられている。
今では単線の、行き違いができない駅だが、
かつて札幌につながる札沼線の終着駅であった。
札幌と沼田の一文字を取ってつけられた路線名と石狩沼田の駅名は、石狩地方(札幌)へのアクセスが
この町の活力となることを期待された証しなのだろう。
建築当時としてはモダンだったであろう大きな駅舎が、かつての栄華を偲ばせる。
無人の改札を抜けるとレールが外され役割を失った島式ホームが見える。
分岐駅として、交換が出来る主要駅として、線路が3番線まであったことが伺える。
札沼線は短縮され、現在の終点は新十津川駅。
しかし、路線名は札沼線のまま残されている。
SONY α7s +CANON 50mmf1.4 Lマウント
留萌本線
北海道/沼田町
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