


(c) TatsuoIizuka
留萌の町の風情が好き。
坂があって、腰折れ屋根なんかの古い家が多く残ってて、海があって、港があって。
多分漁師や港湾関係の人たちがかつては息巻いてたんだろうなっていう歓楽街があって。
近くに炭鉱があって、石炭を港から運ぶため国鉄の本線があって、大きな構内から港まで貨物線があって。
駅前も一層廃れてきたけど、国鉄の駅前風情が残ってて、黄色いタクシーの運ちゃんが暇そうにスポーツ新聞読んでる。
地元の人はきっと、何もない町だよ。と思っているだろうけど
よそ者にはいろんな気配や風情があるように見える。
北海道/留萌市
SONY α7II + M ROKKOR 90mm f4