暗室再開
2013年02月28日 - Rolleiflex3.5F

(c)Tatsuo Iizuka
東川町の共同暗室に置きっぱなしで1年半ほど使っていなかった引き伸ばし機を、新しい仕事場へ移動させた。
脱衣場を目張りして光が入らないようにし、ユニットバスの湯船の上にイレクターパイプで台を作り、現像液などのバットを乗せるようにして暗室としても使えるようにした。
滅多にないことだけど、この仕事場でも風呂に入れるようにしておきたいのと、退去する際には、元に戻さなくてはならないから、完璧な暗室にはできないけど、たまにこもるには十分な暗室になった。
今時のアパートのユニットバスなので、換気はもちろん暖房、乾燥までもついているのでなかなか快適だ。
それで早速イスタンブールで撮ってきたフィルムのベタ焼きをとって、そこから7,8コマをRCの8×10(6切り)に焼いてみた。
仕上がりは自慢するほどのものではないけど、古いカメラにフイルム入れて、自分で撮って、現像して、焼き付けた写真という形になったものはなかなかに愛おしい。
オレンジのライトのなか、薬品を使って、水に手をぬらしながら写真を作るという行為そのものも、愉しい。
やはりこの愉快な時間はやめられない。
写真はアヤソフィア。プリントをスキャン。
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