スナップチームの紹介
2021年04月22日 - 機材ネタ

(c)Tatsuo Iizuka
■スナップチーム
LEICA Q
RICOH GR3
EPSON R-D1s Leica SUMMICRON50mmf2 CarlZeiss G Biogon28mmf2.8 Mマウント改造
RICOH GRはGR Digital時代からずっと愛用しています。
手のひらに入るサイズなのに写りはいつも裏切らず、手ぶれ補正もついたGR3は素晴らしい。
撮影目的ではない出張や、荷物をできるだけ軽くしなくちゃならないキャンプツーリングでもGR1台で不安はなし。
jpegはポジフィルム調プラスRAW。それに35mmのクロップを基本にしてU1に設定してます。
そんなGRの定位置はいつも持ち歩くカバンの中。
でも入ってて良かった。ってことはまず無いんです。
僕は撮るスイッチが入らないと、写真が撮れないタイプのようなのです。
でも、エアー(頭の中)ではよくシャッターを切ってるんですよ。
GR3は屋外でも見やすい背面液晶で困ることはまずないのですが
やっぱりファインダーを覗いて撮りたいって思うこともしばしば。
それでという訳ではないのですが、今年入手したのがLeicaQになります。
LeicaQの良さはカメラ自体の造りの良さです。持つだけで分かります。
そしてシンプルで、撮ることに集中できるカメラです。
ただし底面のバッテリーとカードの蓋は、1万円クラスのデジカメ並みで交換の際、悲しくなります。真っ先に壊れそう。
AFは速いし、シャッターの軽くて上質なフィーリングで、テンポ良くどんどん撮りたくなるカメラです。
MF時のピントリングのトルク感もさすが。紛れもなくライカです。
写りも僕の眼では文句のつけようがありません。ズミルックスですからね。
ただ、クロップできるとは言え28mmですから、M型ライカに標準レンズのスタンダードなスタイルとは大きく異なります。
50mmくらいのカメラがやっぱり欲しくなりますね。
EPSON R-D1sは2007年に知人のカメラマンから譲って頂いて以来、14年の付き合いになろうとする最古参デジカメ。
CCDのコクのある画が独特で、夕方の斜光線で撮るとたまりません。
個性がありすぎて、写真集や写真展で他のカメラで撮った写真と混ぜられないくらい。
等倍のレンジファインダー、針が動く表示、巻き上げレバーも唯一無二のもの。
デザインも格好いいんだけど、ばちんっと落ちるシャッターも含めて、高級感がないのはご愛敬かな。
シャッターを切る度に、壊れやしないかとちょっと心配になったりして。
昔使ってたCONTAX G2のBiogon28mmを宮崎光学さんでMマウント改造してもらってます。
マウント改造というか鏡胴からして真鍮製のオリジナル。
デザインがこれまたR-D1sと合わせると痺れます。
コントラストが強くて色ノリが良く、周辺光量が落ちるところや画角が、かつて愛用してたCONTAX T2を彷彿させられます。
R-D1には今のデジカメにない色気があると思うのです。
どうですか、これ。

写真はGR3にて
風景写真チームの紹介
2021年04月21日 - 機材ネタ

(c)Tatsuo Iizuka
■風景写真チーム
PENTAX645D
A45mmf2.8 A75mmf2.8 A120mmf4macro A150mmf3.5
チームと言っても1台なんですけど、PENTAX645Dです。
35ミリフルサイズよりちょっと大きいセンサーの中判デジタル一眼レフ機で、今や貴重なCCDセンサーを有する希有な中判カメラです。
4年ほど前に一度買って手放したのに、写りが忘れられず再び昨年購入しました。
いや、でも凄い写りをするわけじゃないんです。
クセがある写りでもない。
ゆとりある写りで安心感があるんです。
それで特別誇張されてるわけじゃないけど被写体の存在感がしっかり写っている。
やっぱりセンサーサイズが大きいだけあるのを感じます。
でかくて重いけど昔のフィルム時代のMF単焦点レンズがすごくコンパクトで、手持ちでもいけます。
スナップOKです。
だけど、やっぱり三脚に乗せて、腰を据えて撮るのが合います。
そういうスタイルが愉しめるカメラです。
今じゃ高感度耐性があって、手ぶれ補正が強力で、三脚なんて無用の長物になってますけど
両手をカメラから離して、風景と向き合って、写真を撮る行為もなかなか良いですよ。
またこのカメラはファインダーがおっきい。
MFも楽勝。ピント合わせも愉しめるところも良いのです。
今週末からこれを持って、桜を撮りに南下する旅に出ます。
望遠側が足らない気がするけど、まあ撮れる範囲で撮れば良し。
桜との対峙、楽しみだ〜。

(c)Tatsuo Iizuka
■お仕事チーム
FUJI X-T3 2台
XF16-80mmf4 XF50mmf1.2 XF50-140mmf2.8 Planar32mmf1.8
フォトシーズンという写真館をやっていて、スタジオ内で子どもを撮るのが仕事のほとんどです。
スタジオを始めた2011年以降、CANON EOSから、OLYMPUS Panasonicのマイクロフォーサーズ、SONY α、そしてFUJI Xシリーズへと変遷しました。
FUJI機の良さは人肌の描写がキレイこと。僕がFUJIを使っている理由はここに尽きます。
濁りが無くクリアで健康的、日本人の顔に合った色合いを出してくれ、お客さんの受けも良いです。
風景やスナップでは色の違いは全く気にならないのですが、人肌は気になりますね。
最近の他のメーカーの色はどうなのでしょう?さすがに色が悪いってことはないと思うのですが。
X-T3の顔認識がファームアップで良くなりました。型遅れの機種もファームアップし続けてくれるところがFUJIの良心ですね。
X-T3の縦位置でもチルトする背面液晶の使い勝手が良く、子どもの目線に合わせてローアングルで撮ることが多い身には重宝しています。バリアングル液晶は苦手なためX-T4には乗り換えられません。FUJIには静止画メインで行って欲しいなと思います。
撮影中ISO感度で露出や被写界深度をコントロールすることも多く、左肩にアナログのISOダイヤルが独立してあるのも気に入っています。
APS-Cゆえ、ボディ・レンズとも小ぶりで長時間ホールドしてても疲れないところも良いです。
フルサイズに比べて被写界深度が深く、ストロボの光量を上げなくても済むのは、チャージ時間が短くてテンポ良く撮れるので助かります。その代わり、開放で撮っても背景からの分離が難しく、広くないスタジオでポジショニングに苦労することもあります。
色が自慢と言われているFUJI機ですが、X-T2やT3の初期の頃?はAWB以外は色あいが悪く使えないものでしたが、ファームアップのおかげか、かなり改善がみられるようになりました。
とはいえ、ストロボなどの人工光下でキレイな色で写すのは難しいです。これはどのデジタルカメラにも共通している宿命なのかも知れません。
ウチの大きな窓があるスタジオでは、自然光をメインにストロボを控えめに。暗い時も若干ISO感度を上げてでも、明るいレンズの絞りを開けて撮る方が色合いがキレイに出ます。
ボディの上に乗ってるのはGodoxの送信機で最大5台をコントロールします。ストロボはすべてGodox製を使ってます。
自然光メインでもアクセントライトとしてストロボを入れると良くなることが多いです。
ファインダーを覗くのと液晶を見て撮るのと、構えるアングルによって使い分けています。
X-T3のファインダーEVFは画面が大きくて良いのですが、解像度が低く、また屋外で見るとリアリティに欠ける見え方なのが不満です。どうにもテンションが上がりません。
X-T4はどうなんでしょうかね。田舎に住んでるので未だに実機に触れたことがないので分かりません。
なのでプライベートで外に持ち出すことはなくなってスタジオ専用になっています。
シャッターのフィーリングも気に入っていません。X-H1の導入も検討しましたが、今さらX-T2同等のエンジンだと先述のホワイトバランスや顔認識の面で不安があります。X-H2が出ればきっとバリアングル液晶でしょうし。
とはいえ大した腕のない自分が、プロとしてやっていけてるのはリアルタイムで仕上がりが分かるミラーレス機のおかげだと自覚していますし、
Jpegをベースにちょっと手を入れるだけでキレイな色が得られるFUJIのカメラで、ずいぶん楽をさせてもらっており、少しの不満は大した問題ではありません。
ちなみにフィルムシュミレーションはアスティアを使い続けています。それにハイライトやシャドー、彩度を調整して設定してあります。
ストロボの調整が上手く行かない一枚目のショットが、たまたま一番いい表情をしていることがあって、保険で同時記録をしているRAWから現像することもありますが、Jpegで十分なところも大きなメリットだと感じています。
FUJIには本当にお世話になってます。ありがとうございます。

(c)Tatsuo Iizuka
多いときはフィルムカメラ・デジタルカメラ混在で25台くらい所有していた頃もありましたが
整理して今はかなりすっきり。2021年4月19日現在のラインナップです。
あのカメラはもう手放したの!?という声が聞こえてきそうですが・・・
自分の記録としての意味を含めてアップしておきます。
■お仕事チーム
FUJI X-T3 2台
XF16-80mmf4 XF50mmf1.2 XF50-140mmf2.8 Planar32mmf1.8
■風景写真チーム
PENTAX645D
A45mmf2.8 A75mmf2.8 A120mmf4macro A150mmf3.5
■スナップチーム
LEICA Q
RICOH GR3
EPSON R-D1s Leica SUMMICRON50mmf2 CarlZeiss G Biogon28mmf2.8 Mマウント改造
以上カメラ6台 レンズ10本とだいぶスリムなラインナップになりました。。
お仕事・風景・スナップと3種の目的別に別れたチーム編成になってるところがポイント。
2年近く前には鉄道写真チームとしてNikon機3台ありましたが、廃線が相次ぎ撮り鉄熱も下がったため整理しました。
上記6台中、ミラーレス機が4台。一眼レフ機が1台。レンジファインダー機が1台。
中判が1台。フルサイズが1台。APS-Cが4台。
レンズ交換の出来るフルサイズ機が1台もありません。
レンズは35ミリ換算で24mmから200mmまでカバーするのみ。
結構割り切ってるかも知れません。
ここにAPS-Cの一眼レフ機PENTAX K-3 MarkIIIが入り込むのかどうか?
必要性が無いのは明らかですが、そこだけで済まないのがカメラ機材なんですよね。
各チーム毎の詳細紹介は明日以降に。
撮ったカメラはiPhone6s

(c)Tatsuo Iizuka
ミラーレスのLeicaQよりも、撮る行為自体をより楽しめるレンジファインダー機のR-D1sの良さを改めて見直してるこの頃。
今年はいっぱい使ってやろう。と思うその一方で、今度出るPENTAX K-3 MarkIIIが気になって仕方ないのです。
フルサイズ並みの光学ファインダー。APS-Cゆえの小さいミラーとシャッターの小気味よさ。
実機を触ったわけじゃないので想像ですが、撮るのがめっちゃ楽しだろうなあ。
レンズも含めると簡単に手が出る価格じゃないし、出番がそんなにあるのか?何撮るのか?と自問自答してます。
仕事以外の撮影はミラーレスじゃない方が楽しくて良いよなあ。
ひょっとしたら一眼レフカメラの最後の新製品になるのかも・・・?
北海道/東川町
EPSON R-D1s SUMMICORN 50mmf2
フォントもステキな中島会館
2021年04月13日 - スナップ
雪解け進む夕張へ 3
2021年04月03日 - スナップ
雪解け進む夕張へ 2
2021年04月02日 - スナップ

(c)Tatsuo Iizuka
西日があるじのいなくなった玄関を照らしていました。
R-D1で撮ると、それが特別な光だったかのように写ります。
R-D1は等倍ファインダーなので50mmのブライトフレームが大きく見えやすいです。
眼鏡を掛けているとアイポイントが離れるので、なおさら50mmとの相性が良いことに気がつきました。
これまでR-D1にはG Biogon28mmを着けっぱなしでしたが、古いSUMMICRON 50mmf2の出番が多くなりそうです。
R-D1のAPS-Cセンサーに50mmを着けると75mm相当の狭い画角になってしまいますが
ワイド系をLeicaQに任せると、切り取る格好になる75mm相当のフレームが意外に撮りやすいことにも今回気づくことができました。
北海道/夕張市
EPSON R-D1s SUMMICRON 50mmf2
雪解け進む夕張へ 1
2021年04月01日 - スナップ





(c)Tatsuo Iizuka
中華製の互換品ながらも予備バッテリーを入手できたこともあって
久しぶりにR-D1sを撮影に連れ出しました。
雪解けが進む夕張です。
良い天気に恵まれ車のヒーターもOFF。
夕暮れの日射しも、優しげです。
R-D1sのコクのある色合いは健在でした。
夕張の町並みに良く合います。
暖色系なんだけど、空の青が鮮やかに写るのは何なんでしょうね。
個性的な写りをするカメラであることは間違いありません。
北海道/夕張市
EPSON R-D1s SUMMICRON 50mmf2 G Biogon28mmf2.8
そういえば今日はエイプリルフールでしたが、ジョークも言えないような世界になってしまったようです。