最高ファインダー体験 R-D1s
2021年03月22日 - R-D1s

(c)Tatsuo Iizuka
カメラはこれまでずいぶん取っ替え引っ替えして、台数も減らして今や防湿庫は空き空きスッキリ状態ですが
このR-D1sは手放せません。滅多に使わないんですけど。
このブログのカテゴリー別からたどってみると、使い始めは2007年からでした。
http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-category-25.html
600万画素のCCDセンサー。独特のこってりとしたトーンの画が撮れるんですよ。
それにクリアな光学ファインダー(OVF)。それが等倍なんですよ。肉眼と同じ倍率1倍です。
ファインダーはボディの左側にセットしてありますから、両眼を開いて(右目ファインダー、左目ボディの外側の実像)見ると
被写体がステレオ(立体的)に見ながら撮れるんです。そこに白いフレーム枠も浮かんで見えます。
言葉で書くと伝わらないでしょうが、なかなか感動モノです。
僕は利き目がマイナーな左目で、右目をファインダーにつけるスタイルは得意じゃないんですけど、R-D1ではちょっと無理してでもそうしたくなります。
最近のミラーレスは高精細なEVFになってますが、素通しのR-D1のファインダーほどの感動体験はほかにないでしょう。
Leicaデジタル以上だと思います。
持ち出す機会が少ないのは、二重像が衝撃でズレやすいほか、故障したら最後。
メーカーはもとより、今や修理してくれる所がないので扱いに慎重さが求められることも要因です。
あとバッテリーの持ちが悪くスペアバッテリー必須ですが、計4つあるスペアも弱ってきている上、スペアバッテリーがAmazonでも手に入らなくなっているのです。どなたか購入先をご存じの方、教えてください。
久しぶりに古いズミクロンをつけて撮ってみました。
抜けの悪い感じがむしろ好ましく思えました。
今度外に持ち出してやろうと思います。
北海道/東川町
EPSON R-D1s SUMMICRON50mmf2
4:3トリミング
ピクチャー イン ピクチャー
2021年03月21日 - スナップ


(c)Tatsuo Iizuka
石北本線の将軍山駅。
今日3月12日で廃止になります。
年季の入ったブロック造りの待合室。それがこの駅の特徴です。
最終日はこの中から撮り納めしようと狙いを定めました。
列車が簡素なホームに停まると、予想外に数名の方が下車してこられました。
これまで何度か撮影で立ち寄ってきましたが、乗降客を目にしたのは初めてです。
廃止される駅の割に、利用者がいたのですね。
下車した女子高生2人が、スマホを取り出し記念の自撮りを。
明日からは隣の当麻駅から通うそうです。
この待合室は早々に取り壊す旨、張り紙がされていました。
将軍山という勇ましい名前の駅もこれで見納め。
長らくおつかれさまでした。

(c)Tatsuo Iizuka
北海道/当麻町
LeicaQ





(c)Tatsuo Iizuka
いちごの町として売り出している比布町。
LeicaQの色の出方を探りつつスナップしてみると、
どうやら赤色が艶やかな色合いになるみたいです。
いちごを撮ったら美味しく写りそう。
QについてるSUMMILUX28mmf1.7のレンズの優秀さは少し撮れば分かりますが
画の色に関しては、ライカらしい特別なものを感じません。
何を撮ってもキレイに写ります。
パナソニックと共同開発してる(レンズと外装はライカ、中身はパナ?と言われてる)から
良くも悪くも今時のデジカメ流なんでしょうね。
(それにしては高感度がノイジー)
もっとも、自分の中の比較対象がかつて所有していた
M8やM9-P,X-Eという、ひと癖あるカメラだったからかも知れません。
ちなみにQにはスタンダードや風景やナチュラルや人物などのJpegの仕上がり設定がありません。
調整できるのはコントラスト、彩度、シャープネスだけ。潔いというのか、そっけないというのか。
撮るときは撮ることだけに集中しておけ。それがライカからのメッセージなのかも知れません。
白黒モードも一応一種ありますが、X-Eで実感したトーンとコントラストの出方が絶妙な「ハイコントラスト白黒モード」がQには搭載されていないのが残念。
出雲へ
北海道/比布町
LeicaQ
宗谷本線から消えるキハ40
2021年03月06日 - 鉄道のある風景
待ちに待った春、そして排雪
2021年03月05日 - スナップ

(c)Tatsuo Iizuka
3月2日(火)の春の乱、記録的なドカ雪から一転。翌日からは春らしい日が続いています。
今日の気温はなんと11℃。上着なしで歩けるなんて、嬉しすぎる。感無量。
スタジオも窓も開け放って爽やかな空気を入れて、ブログを書いてます(笑)
そして、待ちわびた排雪作業車がやって来てくれました。
雪の壁に覆われ、車一台がやっと通れるような細い雪道が、行き違いができるようになったのです。
すっきり広々〜。作業の従事者、そして東川町ありがとうございます!
黒々としたアスファルト路面よ、お久しぶり〜ふ。
で、明日はまた終日マイナス気温です・・・。


(c)Tatsuo Iizuka
北海道/東川町
一枚目 FUJI X-T3 XF16-80mmf4
二、三枚目 LeicaQ

(c)Tatsuo Iizuka
晴れ渡ってポカポカ陽気だった週末。アスファルトも顔を出すほど雪も融け、もう春はすぐそこまで来てるんだなあ。
なんてしみじみ思ってたのはつかの間の夢だったのか?と言いたくなるほどの大荒れに見舞われた北海道。
3月だと言うのに今シーズン最大の積雪に。
終日ひとときも休むこと無くず〜っと降り続けて、夜になって先ほどようやく雪雲が去っていきました。ホッ。
除雪車が間に合わず、道路はボコボコ。車高の低い車を先頭に長い渋滞。
あちこちで車が立ち往生してました。
車高のある4WD車で良かったとしみじみ感じた日になりました。
しかし家とスタジオの前の雪かきはひたすらの手作業。
朝夕やっても追いつかず、腰が限界で途中で放棄してしまいました。
つづきは明日だー。

(c)Tatsuo Iizuka
もはや原型がなんだか分からなくなってますが、先日撮った車です。
雨のち吹雪
北海道/東川町
LeicaQ

(c)Tatsuo Iizuka
先日、久しぶりに旭川の中心街を歩いてみたら、以前撮ったことのあるあの建物やらこの建物が、更地になったり駐車場に変貌していたりと町の様子が結構様変わりしているのに気づきました。
僕好みの味わいのある建物がどんどん消えていってしまうことは、残念ではありますが時代の流れには抗えませんね。
いや、写真家の好みなぞ知るよしもないですな。
写真は記録。いつまでも有ると思うなよ。座右の銘です。
LeicaQのレンズは28mmf1.7の固定で、レンズ交換ができません。
(35mm,50mm相当にクロップ撮影ができますが、画素数が減ります)
フルサイズでf1.7の開放で撮るなんて、周辺の解像や減光を考えると不安でちょっとためらってしまいますが、
それがなかなかどうして使える立派な絵になるのがLeicaでありSUMMILUXたるゆえんなのかも知れません。
f4まで絞れば周辺までキレキレになります。
Qは2400万画素ですが、センサーの解像度と、レンズの解像度はまた別のファクターなのですね。
Qには光学式手ぶれ補正がありますが、お情け程度と思ってた方が良さそうです。
シャッターは心地良く、何度でもシャッターを切りたくなりますが、1/15秒でも気を抜くとブレてます。
高感度はISO800まではキレイ。
ISO1600になると、空の部分などフラットな箇所に、結構なノイズが現れます。
フルサイズで2400万画素と適度な画素数なのに、これはちょっといただけません。
夜の町スナップでもきちっと高画質で撮るなら、やはり一脚は必要かなあ。
AFは素早いです。暗所になると迷いますが、MFにしても自動で拡大されピーキングもあってピントが合わせやすくストレスがありません。
むしろMFにしたときのピントリングを廻すトルク感が気持ち良いくらい。
なので日中はAF。日が暮れるとMFにして撮っています。
AFとMFの切り替えはピントリングのロックボタンを押して廻すだけのシームレス。
撮影者にストレスを与えないところが、さすがのLeicaだと感じるところです。
Qの金属ボディは所有欲を満たす一方、
極寒の夜にはキンキンに冷えて、まるでアイスノンでも持ってるかのようになってしまうのが
意外に辛かったりします。
北海道/旭川市
LEICAQ