
(c)Tatsuo Iizuka
先日の北海道新聞に今年の紅葉の鮮やかさは数十年ぶりと書かれてありました。
数十年ぶりかどうかは分かりませんが、今年は色づきが良いですね。
町のあちこちで広葉樹のオレンジや黄色が実に鮮やかで、このところの青空とのコントラストが見事です。
去年同様、今年も初雪がまだ降りません。
日中はそれなりに暖かく、朝夕はぐっと冷え込む。その寒暖差と雪で葉が傷んでいないことが
紅葉の鮮やかさの原因のようです。
そして紅葉も当たり年ですが
「雪虫」も大発生の当たり年です。
雪が降る少し前に現れるふわふわとした雪虫。
例年、まれにしか見られないものなのに、今年はどうしたことか?
おかげでどの車もひどいことになってますね。

(c)Tatsuo Iizuka
北海道/江別市
FUJI X-T3 18-55mmf2.8-4
秋の日はつるべ落とし
2019年10月29日 - 鉄道のある風景
日本一早い最終列車に乗る
2019年10月28日 - 鉄道のある風景





(c)Tatsuo Iizuka
札沼線の石狩月形ー終点・新十津川駅間を乗り鉄しました。
車内はほとんど鉄関係の方々のみ。
平日にも関わらず、賑わっていましたね。
駅に着く度に、車内から駅名の書かれた表示板を撮ろうと、ぞろぞろ移動してはパシャパシャと。
なんとなく気ぜわしい車内でした・・・。
それでもキハ40はゆっくり走ります。40(よんまる)のゆったりした乗り心地は最高です。
札沼線はほとんど国道と併走してるのですが、車にどんどん抜かれていきます。
最高速度は60km/hくらいなのでしょうか。
浦臼駅まで一日6往復ある札沼線ですが、浦臼から先、終着の新十津川駅まで行く列車は一日一本限り。
新十津川駅を折り返す列車は、10時。
朝10時発の最終列車は、もちろん全国で一番早い最終列車です。
一枚目に写っているのは懐かしいスタフ(通行票)の手渡しシーンです。
石狩月形ー新十津川駅間の単線区間は、このスタフを持った列車しか走行できません。
列車同士が衝突しないようにするためのルールです。
今や殆どの路線が自動化されているなかで、スタフを使うのは北海道では唯一ここだけ。
上り列車から下り列車へとスタフが手渡されました。
北海道/月形町・新十津川町
FUJI X-PRO2 XF18-55mmf2.8-4
4枚目はRICOH GRIII こうして並べるてみるとGRの写りの良さを改めて認識

(c)Tatsuo Iizuka
小豆農家の取材で足寄に行ったときのショット。
1泊2日の行程で、初日がどしゃぶりで、寒くて・・・テンション下がります。
明日、ほんとに晴れるのかなあ。でもこんなにぐちゃぐちゃ路面なら、畑はなおさら。
トラクターでの収穫は絶望的。
果たして誌面を飾る写真が撮れるのか・・・。
そんな気分の写真でした。
でもこの倉庫で話を聞かせてくださった方々の、人柄に救われました。
自然相手のことだから、思い描いた通りにならないこともあるさ。
むしろ、これこそが俺らの素の姿、当たり前の光景なのさ。
そんな感じを受けました。
決定的瞬間ではないけど、フォトジェニックではないけど
北海道の日常を写した一枚です。
この仕事の依頼主(クライアント)は、伊豆の和菓子屋さん。
かねてより写真つながりで交流させていただいていた方です。
始まりは10年以上前、このブログからだったと思います。
ありきたりの広告宣伝はもうやめて、和菓子の主材料である小豆にフォーカスをあてた冊子をつくりたい。
そのために北海道・十勝の足寄町でこだわりの小豆を生産している方々を取材したい。
そんな熱い依頼を受けられたことを光栄に思います。
取材を通して、生産者さんたちのものづくりのこだわりや想いも知ることができて、
とても刺激になりました。
知らない世界のことを(少しだけでも)知れる機会は、日常のなかでそう得ることができませんからね。
さて2日目は、雨上がりの感動的な日の出からスタートでき、
良い写真を撮ることが出来ました。
いい冊子が出来そうです。と報告をいただきました。
伊豆のお菓子処 石舟庵
北海道/足寄町
FUJI X PRO2 XF18-55mm f2.8-4


(c)Tatsuo Iizuka
十勝に行った帰り道、懐かしい地名をナビでみつけ、寄った廃校跡の体育館。
まだありました。
もしやと思ってステージ袖の扉を開けると、
当時と寸分違わぬ位置に、この白い布袋がありました。
バレーのネットが入っているのでしょう。
帰宅して、昔のネガファイルを見返してみたところ、ローライで撮ったのは2003年10月8日。
今回の撮影は2019年10月9日。
16年と1日。

デジタルじゃなかった頃、プリントをリング綴じ製本していました。
この私製アルバムのタイトルは「NORTH BOUND」
体育館の写真もありました。
見比べてみると
ステージ上の肖像写真がなくなっているのに気がつきましたが
時計の針は16年1日前と同じままです。
北海道/本別町
FUJI X-PRO2 XF18-50mmf2.8~4