

(c)Tatsuo Iizuka
水田地帯、東川町の米の乾燥貯蔵用プラント。
この町で一番高い建造物だ。
ビルの6~8階くらいだろうか。
コンクリートの丸いタンクが周囲との環境に合わず
「異様」に見えていたのも事実。
建てられたのが昭和30年代なのか、コンクリート壁のしみ具合や丸みがレトロ感を出していて
見ようによっちゃあ古代遺跡のような「威容」さで、個人的には好きな建造物だった。
僕がここ東川町東町2丁目に移ってきて2年。
2枚目の写真のように、スタジオのドアを開けると目の前に存在している。
とっくに別の設備にその役割を譲ったのだろう
もっぱら鳩の巣窟と化していた。
先日足場を掛けられ、今や解体されるのを待つばかり。
ちょうど足場を人力で掛けていく様を見ていたけど
5人くらいの職人がバケツリレーの要領で、足場を一枚一枚上げては組んでいく
その手際の良さは見事だった。
あれよあれよと高くなっていった。
組み上げて行く仮設の段階で、よくぞ倒れないものだ。
高所恐怖症の身には、想像しただけでキツい。
北海道/東川町
FUJI X-T2 XF16-55mmf2.8R
アジアのような東京の雨降り
2017年06月24日 - スナップ

(c)Tatsuo Iizuka
先日、2年ぶりくらいの東京へ行ってきた。
本業の営業写真の展示会PHOTO NEXTと、セミナーに出席することを一番の目的に。
地方にいるとなかなか肌身で感じることのできない、トレンドっていうものを感じてみようと思って
苦手な飛行機と、人混みに身を投じてきた。
結果、なかなか受け入れられないものが多かったような。
でも良い刺激を受けてきた。
夜は写真家の先輩、渡部さとるさんを訪問。
突然にも関わらず
「いいよ〜おいで〜」ってさらっと受け入れてもらえたのは嬉しかった。
渡部さとるさんは、不思議な包容力がある方だ。
そんな方との、居酒屋で一杯やりながらの写真談義は
軽々しくこの場で書けないほど有意義な時間になった。
気負い無く、等身大で、偉ぶらず、分け隔て無く・・・
翌日、大雨の渋谷で見た写真家「ソール・ライター」の写真展。
写真はもちろん、会場に書かれた言葉が強く印象に残った。
「神秘的なことは馴染み深い場所で起こっている
なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ」
「写真を見る人への写真家からの贈り物は、
日常で見逃されている美を時々提示することだけだ」
日常にある美を写真で撮って見せること
見えているのに見逃していることに、ささやかな幸せがあること
を改めて知らされたようだった。
東京/東新橋
iPnone6s
濡れた窓ガラス越しの写真が印象的な「ソール・ライター」に感化されたのか

(c)Tatsuo Iizuka
いつもの撮影ポイントへ。
趣向を変えて、踏切脇から超望遠レンズで下ってくるキハ40を。
ちょうど車輪が見えた。
こうしてみると車輪の幅が狭くて、不安定に見えるね。
揺れたらごとっと脱線しちゃいそう。
超望遠レンズで見てると、右に左にぐらぐら揺れたり戻したりしながら進んでるのが分かる。
日本の国鉄(現JR)は、狭軌と呼ばれる世界的に希な狭いレール幅になってて
車内を広くできない。高速で走れない。などの弊害が。
(新幹線はそれより幅広の標準軌だから5列シート)
狭い国土には合ってたんだろうけどね。
北海道/旭川市(宗谷本線)
FUJI X-T2 + NIKKOR 300mmf2.8 ×1.4テレコン

(c)Tatsuo Iizuka
頑張るキハ40。
一両で走る姿はけなげで、さっそうとしていて
雪の中では頼もしくて、
ゴロゴロっていうディーゼルエンジンのアイドリング音は、どこか人間ぽい。
後に出てきたキハ54よりエンジンパワーは非力(半分くらい)で、発進加速は悪く
ステンレス製のキハ54より鉄製の40は車重も相当重い。
だから秋の落葉の季節、おまけに雨の石北峠では、登り切れず途中で止まり
一旦バックで坂を下り、やり直すこともあるという。
反面、車重の重さから脱線の心配が少なく(レールへの加重がかかりやすい)、路盤の悪いローカル線でも安定した走行ができる。
そして車内の乗り心地はソフト。急加速も出来ないから酔いづらい。
国鉄時代から走ってるキハ40。
新車両への置き換えが進められるようだけど、がんばれ〜。
北海道/旭川市(宗谷本線)
FUJI X-T2 XF16-55mmf2.8R
reflection
2017年06月14日 - 鉄道のある風景

(c)Tatsuo Iizuka
前回6/6日の撮影から6日経ち、ようやくの晴れ。
キハ40とまん丸い夕陽とのコラボシーン狙いの続きです。
前回は列車が通過する前に、太陽が完全に沈んでしまいましたが
今日はどうなるか。
6日経って日没時刻が遅くなって行く中でしたが・・・
結果的には今日も日が沈む方が早く、太陽は大半が山の端に入ってからの列車通過となりました。
列車が前回より遅くやってきたのもあって、こんな感じです。
(撮影後にデーターを見ると、前回より40秒遅く列車が通過)
うーん、なかなか難しい。
でもこの様子なら数日(?)後に、ばっちりタイミングが合うはずなので、引き続き狙ってみます。
心配なのがゴーストやハレーション。
丸い状態の太陽ドカーンは、光が強すぎてまともに写真に写るだろうか??
それと秒間5コマの連写のカメラで、先頭車両と太陽が合うタイミングを捉えるのは至難の業。
運頼み、神頼みです。
さて、どうなるか。
今日の写真は良い雲が出たので、これはこれで良しとします。
北海道/旭川市(宗谷本線)
Nikon Df AF-S TAMRON SP70-200mm F2.8 Di VC (A009)

(c)Tatsuo Iizuka
とても良い天気の夕刻のこと。
沈む太陽と列車がちょうどぴったり重なるんじゃないか
と閃いて、この場所に急行すると
列車が通過するまであと10分。
まさにジャストな感じに太陽が位置して、沈もうとしている。
心躍らせながら、列車がやってくるのを待つ。
やややっ、太陽が落ちていくのが速いっ。
あと6分、あと5分・・・早く来いっ。
あと4分、半分沈んだ。お願い早く来て−。
あわわ。通過2分前に水平線へと消えていってしまった。
踏切の音がむなしくこだまする。
めったに来ないローカル線の撮影はなかなか思うようにいかないものだ。
でもこの感じからすると、3〜4日後にはジャストなタイミングで列車と太陽が重なるはず。
まだチャンスはある。
と思い直してみたけど、それ以降、天気予報は雨マークばかり。
これは来年まで持ち越しか・・・
それとも秋に同じ時刻に太陽が沈むのか?
北海道/旭川市(宗谷本線)
Nikon Df AF-S NIKKOR 24-70mm 2.8G ED
古澤剛 ライブ at フォトシーズン
2017年06月06日 - スナップ
銀塩白黒写真展「INCANTATION of SILVER ー銀の呪文」
2017年06月04日 - お知らせ

「INCANTATION of SILVER ー銀の呪文」
という銀塩白黒ばかりの写真展が、「ヒラマ画廊」にて開催されます。
飯塚も参加し、3枚の写真を展示します。
久しぶりのグループ展。しかも銀塩しばりということで、どんな写真展なるのか・・・非常に楽しみです。
それぞれの作品は販売もするので、見るだけで無く購入もできるようになってます。
飯塚のは1点物です。
6月6日(火)~6月12日(月)
10:00~18:00 最終日は15:00まで
入場無料
旭川市2条通り8丁目 ヒラマ画廊 0166-23-9345
なお、6月10日(土)の18:00~ レセプションパーティーが催されます。
どなたでも参加いただけます。こちらも無料です
そうそうたるメンバー(敬称略)
臼田健二
越後文慈
加藤法久
河部輝彰
Guillaume Ducreux
児島拓哉
佐々木育弥
Geoff Chaplin
鈴木瑛大
鳥羽せんり
西本成輝
Paul del Rosario
毛利剛
平間明鑑
池田圭輔
太田一彦
小沢和雄
木野田和也
栗坂菜穂
後藤久美子
佐藤美喜子
菅原清弘
砂田陽一
中野常之
野原典雄
店崎栄
森下隆
飯塚達央
自ら運転する「歌ワゴン」で全国を廻ってる、シンガーソングライター古澤剛(ふるさわたけし)。
6月5日(月)の14時から、スタジオ「フォトシーズン」(東川町東町2丁目10−13 tel0166-74-4553)でライブを開催してくれることになりました。
30~40分程度のミニライブ。無料です。
ご予約不要。お誘い歓迎。シェア感謝。お子様連れもOKです。
正直私も「古澤剛」を知らないまま、ライブの場所としてお貸しすることにしたのですが、
CDを聴いてみると歌声が良くって、すっかりファンになってます。
この歌に、ぐっと来た方はぜひフォトシーズンにお越しください。
お子様連れもOKだそうです。
車はスタジオの裏にある「永楽寺」さんに駐めてください。
でわでわ。
6月5日(月)の14時から、スタジオ「フォトシーズン」(東川町東町2丁目10−13 tel0166-74-4553)でライブを開催してくれることになりました。
30~40分程度のミニライブ。無料です。
ご予約不要。お誘い歓迎。シェア感謝。お子様連れもOKです。
正直私も「古澤剛」を知らないまま、ライブの場所としてお貸しすることにしたのですが、
CDを聴いてみると歌声が良くって、すっかりファンになってます。
この歌に、ぐっと来た方はぜひフォトシーズンにお越しください。
お子様連れもOKだそうです。
車はスタジオの裏にある「永楽寺」さんに駐めてください。
でわでわ。