
(c)Tatsuo Iizuka
昔、10代全般から20代中頃まで鉄道写真に没頭していた時期がありました。
そのときによく見た夢がありました。
といってもうなされる悪夢なんですけど。
状況は毎度違うのですが、だいたいが以下のパターン。
撮影の準備が整う前に狙ってる列車がやってきて撮り逃したとか、(慌てて望遠レンズをつけてる・・)
置きピンしていた場所に先頭車両が来た瞬間に、カメラのシャッターが降りないとか、(スイッチ入ってない・・・)
フィルムが入ってないとか、フィルムが終わってたとか
待ちわびた列車を撮り逃すって夢を見ては、たびたびうなされてました。
特に撮影の前日ですね。
写真に撮りたくなる列車って、日に何度も走っているような列車なわけがなく、そこに出かけて、セットして、待ちわびて、ドキドキしながら撮るものなんです。
そして最近、数年ぶりに鉄道写真を撮りまして、感覚が慣れないとこうなります。
時刻を読み違えて、いきなり後ろから列車がやってきた(上の写真)
撮影場所を探しているうちに、目当ての列車が通り過ぎた
連写している最中に、何故か書き込みエラーで肝心のタイミングがカードに納まっていなかった
なんていうことを3連ちゃんでやってしまい
当時の悪夢を思いだし、胸がすっぱく(苦く?)なってしまったのです。
なぜ鉄道写真を撮ったのかと言いますと
今制作している写真冊子「BLUEDAY PHOTOGRAPHs HOKKAIDO Vol.1」
のための撮り下ろしです。
飯塚は6ページ鉄道写真で行きます。
あと4人のメンバーは、芝田剛(風景)、池田圭輔(スナップ)、ごとうかなこ(心象風景)、山邉里枝(スナップ)で5人の個性がそれぞれに光る内容で構成してあります。
すでに印刷に廻っていて、刷り上がりを待つのみです。
ぜひお楽しみにしていてください。
A4 32ページオールカラー 税込み1,000円 7月末に発売予定
LXファースト写真 ようやく
2014年07月14日 - 機材ネタ

(c)Tatsuo Iizuka
PENTAX LX smcPENTAX-A 35mm f2
PENTAX LXで撮ったフィルムが、現像されネガとCD(スキャンデーター)になって、戻ってきた。
岩手の現像所「美光社」さんで、現像とCD書き込み(600万画素)が1本単価なんと470円。
おどろきの安さで全国的に利用者が多いらしく、送ってから戻りまで11日掛かったのがネックかな。
フィルムを撮りきるのに日数が掛かったこともあり、この写真を撮ってから、実際画像を見るまで25日経過したということになる。
この写真も撮ったときは初夏のイメージだったけど、現在は夏真っ盛りというタイムラグぶり。
ま、急ぐような写真は撮らないからいいけどね。
スキャンデーターは色合いは良い感じだけど、シャープネスが掛かりすぎているようなギスギス感が。
ネガフィルムの柔らかさがどこまで出ているのかな。
フィルムをわざわざ使うメリットがあるのかどうか?
ちょっと疑問に感じてしまった。
白黒フィルムで自分で焼くような柔らかさを期待してると肩すかしを食らうのかも。
格安で35ミリフルサイズ機なんて思ってたけど、やっぱり一筋縄ではいかないか・・・。
LINE乗っ取られました
2014年07月14日 - お知らせ

昨日の夕方、私のLINEのアカウントが乗っ取られ、「友だち」に一斉に変なメッセージを送りつけられました。
「何してますか?今忙しいですか?手伝ってもらえますか?」
という親切心をあおるようなメッセージです。
その後、「近くのコンビニエンスストアでweb money の プリペイドカードを買うのを手伝ってもらえますか?」って続きます。
上の画像は受け取った友人が記録して送ってくれたものです。
その友人はLINE乗っ取りが流行っているのを知っていて、ちょっと遊んでコメントを返信してやりとりしています。
LINEの「友だち」には、お騒がせしてしまいました。申し訳ございません。
どうも今猛烈に流行っているようです。
なぜ私のLINEが乗っ取られたのか、身に覚えがありません。
つまりは誰もが同様の被害に遭う可能性があるということです。きっと。
乗っ取られても、上記のように「友だち」全員に一斉にフィッシングメッセージが送られるだけで、「友だち」がそれを無視すれば実被害はでません。
(ウィルスではないので、感染するものではないということで)
みなさんもどうぞお気をつけください。
お騒がせしたことを重ねてお詫び申し上げます。
ネットで対処法が書かれていたので、リンクを張っておきます。スパムではありません(苦笑)。
http://www.iphone-doctor.net/staff-blog/2014/07/line.html
LINEもFacebookも個人的には積極的に使いたくないアイテムです。
便利なときもあるんですけどね。
Facebookはスタジオの宣伝として主に使ってます。
個人のページはめったに投稿してません。
一時期FBのタイムラインを一日に何度もチェックしてましたが、iPhoneのアプリから削除し
平静を保つようになれました。
いちいち個人の行動がリアルタイムで目に入るのは、精神上芳しくないようです。
飯塚への連絡は、FBやLINEではなく、電話かメール(ハガキ・手紙でも歓迎)でお願いします。
ごったがえしの机の上で
2014年07月13日 - お知らせ
「北海道 駅前ふるさと」を作り終えたばっかり(たくさんのご注文ありがとうございます)ですが、次の冊子を制作にとりかかっていまして、いよいよ佳境に入っています。
次作はなんと5人で構成した作品集です。
この春から始めた私の写真ワークショップに通う4人と、私の計5名分の感性を凝縮した一冊になります。
編集を私が請け負って、あれこれ指示したり、原稿を催促したり、書き直してもらったり・・・編集長気分を楽しませてもらってます。
ワークショップ自体は、写真展など作品発表を目指す方たち対象のもので、そもそも実力のある方たちでしたが、冊子という形であれ、作品集を作ることになろうとは思ってもいなかったはずです。
でも、彼らの作品を連続して見せてもらっているなかで、これを一つにまとめ上げたい、誰かに届けたいという気持ちがぐいっと持ち上がって来てしまったのです。
冊子のタイトルは「BLUEDAY PHOTOGRAPHs」。
北海道で撮られた写真ですが、青空の下の観光写真は一枚もありません。
ブルーな気分、フラットな曇り空、うっとおしい雨。
そんな時にこそ見える風景がある。そんな時こそ光り出す被写体がある。
そんな時こそ自分と向き合える。
東川町フォトフェスタに照準を合わせ
8月頭の完成、販売開始を目指しています。
詳しくは追々お知らせさせてください。
どうぞご期待ください。

次作はなんと5人で構成した作品集です。
この春から始めた私の写真ワークショップに通う4人と、私の計5名分の感性を凝縮した一冊になります。
編集を私が請け負って、あれこれ指示したり、原稿を催促したり、書き直してもらったり・・・編集長気分を楽しませてもらってます。
ワークショップ自体は、写真展など作品発表を目指す方たち対象のもので、そもそも実力のある方たちでしたが、冊子という形であれ、作品集を作ることになろうとは思ってもいなかったはずです。
でも、彼らの作品を連続して見せてもらっているなかで、これを一つにまとめ上げたい、誰かに届けたいという気持ちがぐいっと持ち上がって来てしまったのです。
冊子のタイトルは「BLUEDAY PHOTOGRAPHs」。
北海道で撮られた写真ですが、青空の下の観光写真は一枚もありません。
ブルーな気分、フラットな曇り空、うっとおしい雨。
そんな時にこそ見える風景がある。そんな時こそ光り出す被写体がある。
そんな時こそ自分と向き合える。
東川町フォトフェスタに照準を合わせ
8月頭の完成、販売開始を目指しています。
詳しくは追々お知らせさせてください。
どうぞご期待ください。

同じ北海道に住む写真家として親交のある竹本英樹さん(札幌)の新刊写真集「意識の素粒子」が届いた。
実は私の「北海道 駅前ふるさと」と、バクリっこしてもらったのです。
(バクる=交換する)
竹本さんと知り合ったのは、10年くらい前になるかなあ。
札幌で行われた大きな写真イベントの、小さなブースにお互い写真を飾って、通りゆく人たちに関心を寄せてもらうのを待ち構えていた。
そのときの竹本さんの写真には随分インパクトを与えられた。衝撃的だったと言っていい。
今回、はからずとも同じようなタイミングで作品集を作ったのだけど、載ってる写真は相変わらずそのときの作風そのままってのが、笑えた。
いや、失礼な話ではなくて、40も後半に入ったおじさん2人(竹本さんはモデル並みにかっこいい人)して相変わらず貫いてるなあという意味で。
10年経って、写真を取り巻く環境はデジカメの急速な普及で激変したと言っていい。
そんななか、フィルムで撮った作品集というカテゴライズはまあどうでもいいのだけど、
大事なものを見つけ、写真に納め残していこうとするならば、10年やそこいらはあっちゅう間に掛かってしまうということだ。
その間に10年前の写真が陳腐に見えてしまうなら、それはそのだけの価値しかなかったということだろう。
さて今、自分がパチパチとやってる写真は10年後どうなっているのだろう。
なんてことを考えさせられた。
またこんなこと言うのも無粋ですが、自分のも竹本さんの作品集も手にして分かる触感があります。
実際、紙質にこだわって(=コストをかけて)制作しています。
アナログの良さを知ってください。なんて書くのはやっぱり無粋だよなあ・・・。
dearFILMS/Hideki Takemoto

実は私の「北海道 駅前ふるさと」と、バクリっこしてもらったのです。
(バクる=交換する)
竹本さんと知り合ったのは、10年くらい前になるかなあ。
札幌で行われた大きな写真イベントの、小さなブースにお互い写真を飾って、通りゆく人たちに関心を寄せてもらうのを待ち構えていた。
そのときの竹本さんの写真には随分インパクトを与えられた。衝撃的だったと言っていい。
今回、はからずとも同じようなタイミングで作品集を作ったのだけど、載ってる写真は相変わらずそのときの作風そのままってのが、笑えた。
いや、失礼な話ではなくて、40も後半に入ったおじさん2人(竹本さんはモデル並みにかっこいい人)して相変わらず貫いてるなあという意味で。
10年経って、写真を取り巻く環境はデジカメの急速な普及で激変したと言っていい。
そんななか、フィルムで撮った作品集というカテゴライズはまあどうでもいいのだけど、
大事なものを見つけ、写真に納め残していこうとするならば、10年やそこいらはあっちゅう間に掛かってしまうということだ。
その間に10年前の写真が陳腐に見えてしまうなら、それはそのだけの価値しかなかったということだろう。
さて今、自分がパチパチとやってる写真は10年後どうなっているのだろう。
なんてことを考えさせられた。
またこんなこと言うのも無粋ですが、自分のも竹本さんの作品集も手にして分かる触感があります。
実際、紙質にこだわって(=コストをかけて)制作しています。
アナログの良さを知ってください。なんて書くのはやっぱり無粋だよなあ・・・。
dearFILMS/Hideki Takemoto


(c)Tatsuo Iizuka
Leica M8 SUMMILUX-M 35mm APSH.
最近ブログの更新が滞り気味なのは、小忙しいから(超忙しいのではなく)。
それで仕事以外で撮る機会をあまり持てないでいます。(お外は暑いしね)
それにこの頃は、PENTAX LXというフィルムカメラで撮ってることもあります。
フィルムでいざ撮ろうとその辺を散歩してみたところで、なかなか36枚撮りを撮り切れません。
ようやく2本を撮り終え、先日郵送で岩手の写真屋さんに送ったばかり。
72枚を撮るのに、2週間ほどかかったことになります。
ネガとCDが戻ってくるのは4〜5日ほど先になるでしょうか。
つまり3週間近く経ってようやく写真を見ることができるということです。
3週間経ったら季節が変わりますね。
夏の写真は秋風が吹く頃に見られることになりますか。
北海道の夏は短いですからね。
PENTAX LXで撮った最初のフィルム。さてどうなっているでしょうか。
しかし、何を撮ったのか覚えていないし、しっかりとした手応えもないので
大いに期待はしないでください。
写真冊子「北海道 駅前ふるさと」発売中です。