臼田健二写真展「森の種」
2013年05月28日 - お知らせ

写真仲間の臼田さんの新しい写真展です。
臼田健二写真展「森の種」
5/29(水)~6/10(月)火曜休館
新札幌ギャラリー 10:00~19:00
モノクロ ゼラチンシルバープリント 新作主体の27枚の展示
会場へのアクセスは「新札幌ギャラリー」をごらんください。
秀逸なプリント群を拝見しに、私も出かける予定でいます。

(c)Tatsuo Iizuka
山際にあって、町よりも標高が少し高い我が家のまわりにも桜前線がようやくやってきた。
家の裏には近所の野矢のじいさんが手入れしている林があって、
雑木林の四季を窓から見たり、朝の散歩に犬と一緒に歩いたりしている。
今年は連休が明けてもなお雪が降ったりして、ずいぶん気をもんだりしたけど
林の外れにある大きな桜も、昨日ようやく満開の花びらがついた。
この辺では見かけることが難しいほどの大きさと枝振りの良さは、野矢のじいさんが手を掛けた証しに違いない。
それをボクは毎年花を咲かせるひとときだけ、写真に撮ったりして楽しませてもらっている。
さて、昨日ようやく満開を迎えたこの桜だったが、
こともあろうか、昨日は28℃。そして今日はおそらく30℃を越す夏の暑さになった。
それによって、花が急速にしぼんでしまった。
花びらがこの枝に咲き誇ったのは、わずか一日。
無情というのか、刹那というのか。
先週までは寒いとヒーターをつけていたのに、昨日からはエアコンが稼働している。
私を遠くに連れてって
2013年05月25日 - OM-D



(c)Tatsuo Iizuka
RICOH GR
こちらは夜景で有名な函館山に今も残る、要塞跡。
日ロ戦争前にして日本陸軍は、函館山にいくつもの軍事要塞を築き上げました。
海上から見えない位置に大砲を置き、
津軽海峡を見渡せる位置に観察所を設け、敵軍の来襲に備えたのです。
軍事上の秘密を守るため、数十年の間、市民の立ち入りが規制されていたという函館山。
今では自然にふれあう場所としてハイキングコースが作られています。
その中に要塞の跡が残っているのです。
写真は千畳敷にある戦斗司令所跡です。
奥に見えるのが函館山のロープウェイ駅がある展望台。
実はその展望台も要塞の上に立っています。
3枚目の写真が司令所内部の電話室です。
レンガ造りの神殿のよう。
このような美しい状態で軍事施設跡がみられるのは全国的に珍しいようです。
産業遺産を巡る旅・道南3
2013年05月13日 - OM-D



(c) TatsuoIizuka
未だ完成を見ず。
だから「未成線」と呼ぶ。
日本全国には未成線が数多く存在し、
旧国鉄戸井線もその未成線のひとつ。
国鉄戸井線は函館・五稜郭から汐首岬を経て戸井に至る鉄道として昭和12年に着工。
しかし、戦局の悪化により昭和18年に工事が中断となる。
7年の工期を経て、路盤はもとよりトンネルやコンクリートの橋脚などが出来たものの
工事が再開されることはなく
その用途をなさないままに現在に至っている。
なかでも圧巻なのが、一枚目の写真にあるコンクリートアーチ橋。
ローマの水道橋を彷彿させる。
直ぐ下には民家があり、その対比が余計に存在感を高めている。
目の前には津軽海峡。そして青森まで見渡せる位置にある。
コンクリートアーチ橋といえば、糠平湖近郊に点在するものが有名だが、
それは旧国鉄士幌線跡のもので、実際に列車が往来していた。
この戸井線のアーチ橋は、一度も列車が通ったことがないところが大きく違う。
それだけ無情な風景と呼べるのかも知れない。
では何故、工事が中止になってしまったのか、そもそも戸井線の目的とは何だったのか。
産業遺産を巡る旅・道南2
2013年05月12日 - GR
産業遺産を巡る旅・道南1
2013年05月11日 - GR

(c) TatsuoIizuka
道南より戻ってきました。
5/9の木曜日に松前まで行ってきたのですが、桜はちらっと咲き出したばかりでした。残念・・・。
もっとも今回のメインは道南地方の産業遺産、戦争遺産を訪ねることがメインで、
その点では充実した撮影となりました。
旅の最中、大活躍したのが新しいGR。
その魅力は、何と言っても「ポケットに入るAPS-C」。
本当に便利、かつ高画質。
ジャンパーやジーンズの後ろポケットにも入るので、気負いなく・ストレスなく撮影できました。
この写真はGRのjpeg撮りっぱなしの画像。
旅の最初の写真がこれなのか?と思われそうですが、
盛りだくさんで整理できてないので、取り急ぎ。
この東北新幹線200系も産業遺産といえるかも。
北海道新幹線の早期開業を願って、津軽海峡を渡り、2002年に函館本線流山温泉駅(無人駅)のホームに横付けされたものだとか。
120km/hメーター
2013年05月06日 - GR

(c) TatsuoIizuka
発売前(5/24日発売開始)のRICOH GRを特別に借りることができた。
今回のモデルチェンジでGR DIGITALからGRに名称が変更。
なんと1/1.8のコンデジサイズのセンサーから、APS-Cサイズの一眼レフ並みのセンサーに大きくなった。
それでいてサイズはわずかのアップにとどめ、フィルム時代のGRとほぼ同寸に納めているという。
すっぽり手に収まるコンパクトサイズにも関わらず、操作性は抜群。
使ってみると、「う〜ん、さすが」と感心します。
さらにこのGRからは(EOSで使い慣れてる)親指AFができるようになったのも個人的にポイントが高い。
起動も、AFも速く、ストレスフリー。
高ISO感度は1600、場合によっては3200でもOKっぽい感触を得た。
スナップシューターとして申し分ないカメラに生まれ変わっているようだ。
絵の評価はこれからだけど、使い込みたくなるカメラであることは間違いない。

(c) TatsuoIizuka
夕食前、リビングから見る風景。
こんなに寒いけど、5月になったから遊水池には水が張られた。
GW明けに道南に撮影に行こうと企んでいる。
ちょうど桜も見頃だろうと思っていたが、果たしてどうなるか?
桜を撮るのが第一の目的ではないのだけど、何年かぶりにソメイヨシノの咲き誇る様子もぜひ見てみたい。
(道北ではエゾヤマザクラしか咲かないので)
持って行く機材をどうするか思案中。
車で行くからといってあれこれ積んでしまうと、かえって撮影結果が芳しくないのは経験済み。
撮りたいものに合わせるのが筋かも知れないけど、先に機材を決めると、それに合った被写体探しの撮影行になる。それもまた良しか。
メインはハッセルで行くと決めて、ヨドバシ.comでコダックのトライX15本に加えカラーネガも5本注文した。
やっぱり桜。咲いてほしいな。