
(c) TatsuoIizuka
昨日は昼頃まで吹雪き、20台以上の玉突き事故が道内3カ所であったようです。
次女の入園式後、私は吹雪のなか職場に出社しましたが、謝恩会が終わるまで駐めていたウチの奥さんの軽自動車は、エンジンが掛からず、JAFのお世話になったそうです。
エンジンルームにまで吹きこんだ雪交じりの冷気で、なんとかベルトが凍り付いたとのこと。
修理方法は近所でお湯を沸かしてもらい、それをかけて無事復帰。
JAFの到着まで45分。修理に30分。その間、子供は建物のなかでしたが、修理中立ち会っていた奥さんは「凍えるかと思った・・・」とのこと。
(それをメールで受け取った私は暖房の効いた事務所でしたが・・・)
この冬は痛ましい事故もありました。
ガソリンは早めに給油。防寒具、スタックしたとき用の牽引ロープ、スコップ、使い捨てカイロ、それにカロリーメイトなんかも車に常備しとかないといけませんね。
今日は晴れ間が見えてますが、まだまだ油断ならない北海道です。

カメラスタイルマガジン「f5.6」vol.7(枻出版)が発売。
その巻末グラビアworksに飯塚達央の作品が5ページにわたり掲載されました。
「上質コンデジの旅 トルコ・イスタンブール SONY DSC-RX1」
1月に行ったイスタンブールの写真3点です。
うち、ぜいたくにも見開きの作品が2点。
(このブログにも出した写真があります)
その迫力、緻密な描写力、立体感、空気感・・・カメラの宣伝ぽっくなってしまいますが
イスタンブールの潮の香り、いやサバサンドの匂いが思い出されます。
ぜひ「お買い上げ」の上、ごらんいただきたいと思います。
ちなみに巻頭グラビアworksはセイケトミオさん。
素敵すぎです。
誌面上とはいえ共演できて光栄です。
藤田一咲さんや、同年代の澤村徹さん、安達ロベルトさん、親交のある方たちともご一緒させてもらってます。
うれしいです。
なお、見開きで掲載になった2点の写真もふくめ、札幌のレストラン「円山厨房」に額装して飾ってあります。
お近くのかたは、誌面よりもさらに大きい生プリントを見に行ってください。

(c)Tatsuo Iizuka
model: JUNCO
職業:うた歌い
新しいCDジャケットの撮影に来てくれたJUNCO。
依頼の撮影はもちろんOM-Dデジタルで。
自然な雰囲気をハッセルでも。
3/28に旭川でライブあります。
「JUNCOノクターン おばんでした。」
http://blog.dmj.fm/
ライブでは一人芝居など暴れまくると思います。
Hasselblad 500C/M CF planar3.5/100 Kodak 400TX D76

(c)Tatsuo Iizuka
model: Keisuke Ikeda (Photo is Life)
職業:大工
Hasselblad 500C/M CF planar3.5/100 Kodak 400TX D76
マタニティポートレート
2013年03月13日 - ハッセル500CM

(c)Tatsuo Iizuka
ハッセルを手にしてディスタゴン 3.5/60MMは町撮りスナップを。
プラナー 3.5/100MMはスタジオのポートレートを撮ってます。
お客さんからの記念写真のオーダー分はデジタルで。
そのあと白黒フィルムを詰めたハッセルで何枚か。バコッ、バコッと。
これは趣味で撮らせてください。とお願いして、のちに暗室でプリントして差し上げます。
あくまで気分が乗ったらというゆるいスタンスです。
ハッセルブラッドだからいい写真とはならないでしょう。
それにデジタルであれ、フィルムであれ、お渡しする写真がその方の一生の宝物になってくれるよう願って、お撮りし、仕上げています。
ただ自分で現像し暗室で焼いた写真が、上手く出来上がったときは気持ちいいもんです。

(c)Tatsuo Iizuka
数日ドカ雪に見舞われた北海道です。
降り始めたのが日曜日だったせいか、除雪車が入らず、旭川では大通りの一条通でも車がスタックして前に進めず、混乱していました。
そんな中で私は写真を撮ってたわけなんですが、東川までの帰り道のひどいこと。
凸凹に車が跳ねるもんだから次第に腰が痛み出すし、時速20km/h出すのがやっとだから家の遠いったらありゃしない。
やっとの思いで家にたどりついたら、駐車場でレガシィがスタック・・・。
この車での初めてのスタック。まさか自分ちの敷地内ででやるとは思いませんでしたわ。
スコップで掘り出して事なきを得ましたが、やれやれ・・・。
とか言いながら、連日夜な夜な撮影に出ています。
きれいな雪の夜も見納めかも。
ハッセル500CM ディスタゴン3.5/60mm
気まぐれな3月とAF
2013年03月10日 - RX1

(c)Tatsuo Iizuka
気温がプラスの6℃まで上がって道路はアスファルトが出てきたのは先週のこと。
ところが、一昨日は宮崎で26℃の日、こちらはマイナス13℃。
そして昨日から大雪で、雪かきに追われてます。
気まぐれな3月だからしょうがないですね。
ハッセルに白黒フィルムを入れて雪景色を撮りたいので、カメラマンの私としてはもうちょっと冬でもいいです。
上の写真は、日本海の海辺にて。
RX1で撮ってますけど、こういうシーンはピントに難儀します。
AFでじーこじーこと行ったり来たり。マニュアルでも背面液晶の拡大画像がノイズにまみれて合ってんだかなんだか?
結局、20カット以上撮って1枚しか合焦してませんでした。合掌・・・。
海外空港におけるX線の回避法
2013年03月09日 - イスタンブール

前にエントリーした、外国の空港でX線検査からフィルムを守り方について、JPS日本写真家協会で検証した最も効果的だと思われる方法をお知らせいただきたので、以下に引用します。
透明なビニール袋にフィルムを入れて、パトローネや外紙に3200と書くか、シールを張る。
そして、ビニール袋にマジックで、
「This is a film that was filmed in iso3200 sensitizing Don't X‐ray.」
と書きます。
自分が通る時に監察官に渡すと、「a.ha」とか言いますが、ヨーロッパ、アメリカ、中東、アフリカ、南米、アジア各国で大丈夫でした。
X線防止の鉛ケースは一番危険です。監視官がモニターで見ながら強さを調整できるので、見え難いとドンドン強く当てられてしまいます。
また、要人が乗り合わせたりすると、通常より強いX線が当てられることがあります。
通常では、iso800までは大丈夫ですが、諸条件でiso100のシートフィルムがカブった事例もありました。
9.11以降、セキュリティーが強化されていますのでご注意ください。
とのことです。教えていただいた安藤さま、ありがとうございました。

(c)Tatsuo Iizuka
また悪い病が発症してきて、いつの間にやらハッセルブラッド。
5年くらい前に一度手放したのに、ふたたびのハッセルブラッド。
ローライあるのにハッセルブラッド。
以下すべてヤフオクにて入手。
500C/M CFプラナー 3.5/100mm つき ボディがかなりの美品レベル。前に所有していたのとは大違い。狙ってたプラナー3.5/100mmがついていたのに、他に誰も入札無く、開始価格(格安)でゲットできたのがLUCKY。
通ぶって定番の2.8/80mmはパスして、ポートレート用にプラナー 3.5/100mm。
↓
フィルムバックA12 冬の夜道でフィルムチェンジするのに必要でしょう。
↓
CFディスタゴン3.5/60mm 100の次はこれ。町撮りにいい画角。入札者他になく、開始価格で落札した。届いたら新品並みのグッドコンディションだった。
↓
フード各 ハレ切りに必需
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スクリーン アキュートマットD 暗くて見づらいノーマルスクリーンが一転。夜のスナップでも有効。
↓
キャリングストラップ ゴロンとして持ちづらいボディを落とさないために。かといって肩から提げるストラップは長くて邪魔。
↓
クイックカップリング クイックシューです。
↓
? とりあえず一通り揃ったところでヤフオクウォッチもいったん休止。
ハッセルブラッドのいいところは、システム拡張ができるところ。
ハッセルブラッドの悪いところは、欲しいものが多く、散在してしまうところ。
それにしても美しいカメラだ。
これ見ながら、白めし3杯はいけそうだ。
ホントはCタイプ白のレンズが欲しいところだが、使い勝手優先につき我慢。

(c)Tatsuo Iizuka
只今、フィルムの静止現像に初トライ中。
静止現像っていうのは、1:100とかに薄〜く希釈した現像液を使って、液の注入から1時間とか一切撹拌せず放っておく現像方法です。
そのメリットは撹拌しないことで、ハイライト部分に触れている現像液がへたり現像が進まない一方で、シャドー部に触れている現像液はへたりが少なく、ゆっくり現像を進行させていくので、ハイライトからシャドーまできれいに納まるということ。
それから鮮鋭度が上がるということなど。
この辺、興味のある方はググってみてね。
で、ものぐさな私のメリットとしては現像タンクを撹拌しないでいいということ。
しかも1時間放置プレーできる!ということ。
なので、その間仕事をしたり(嘘)、こうしてブログ書いたりできます。
仮に現像途中に電話が鳴っても、宅配便が来ても対応できます。
そして1時間の現像が5分や10分伸びても結果は変わらないでしょう。
本当は現像液の現像能力目一杯使い切るのくらいに薄い希釈率が正しいようなので、1時間が2時間になろうと3時間になろうと結果は変わらないようです。
さて、結果はいかに。
写真はイスタンブールの裏道。日没後、街灯に浮かぶ洗濯物たち。
どこに行っても洗濯物を撮ってしまう。
ローライフレックス3.5F
ノーマルの現像です。

(c)Tatsuo Iizuka
イスタンブールで撮ったのは12枚撮りのフィルムで10本。
これが多いのか少ないのか、そして大した手応えはなかったんだけど、念願叶った訳だし、駄作とて二度と撮れない写真であることには間違いない。
そんな大事なフィルムだからX線かぶりしないよう、帰りの空港のX線審査でもフィルムのハンドチェックをお願いした。行きの成田では問題なく通過できた。
ところが「感度400じゃかぶらない」と現地の係員が言う。だから「X線検査を通さないとダメだ」と。
「これは私の大切なフィルムだ」「写真を撮るためにトルコまで来たんだ」「だからハンドチェックでやってくれ」
などと、知りうる限りの英語を並び立ててX線検査機を通さないよう懇願した。
検察官の答えは毎度「ノープロブレム」
知り合いのカメラマンが400の白黒フィルムでかぶったのを知っていたので、ここはどうしても通したくない。
「No,Handcheck please」こっちも譲れない。
検査官は「通さないなら空港から出て行け」とまで言いだし、警官がやってきた。
最後はローライフレックスをカバンから出し、「これで撮ったんだ」と、ファインダーフードを起こして上からのぞき込む仕草をやってみせた。
そしてその警官にローライを手渡した。「見てみろよ」
「ハンドチェックしてくれ」「please」
結局あきれ顔で「通れ」と一言。
こうしてフィルム達はX線を浴びること無く、私と一緒に無事出国できた。
ちなみにX線感光防止の袋は薄い鉛しか入っていないので、X線検査で「おや?」となれば、中身が見えるまで強く当てられる危険性が高いという。だからそれに頼らないできた。
海外でフィルム撮影をしている方々はどうして対処しているんだろう?
とにかく私は懲りた。
ローライフレックス3.5F トライX
イスタンブール旧市街にて。
2013年03月01日 - Rolleiflex3.5F