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旬な人?

2009年03月31日 - お知らせ

発売中の「月刊カメラマン」4月号の特集「2009花・人・風景 傑作選」に、「今が旬な33人の写真家」の一人として作品が掲載されました。
風景部門です。
一番良い写真を出してくれというリクエストで、ブログにも使った写真を提出しました。
この冬の撮影です。
ごらん下さい。

(記事中のかこみにある「撮影機材リスト」は、微妙に間違ってますねえ・・・)

CX1のDR

2009年03月30日 - RICOH CX1

dr1.jpg
dr2.jpg

リコーCX1の一番の注目点はDR(ダイナミックレンジダブルショットモード)機能の搭載だと思う。
デジカメの狭いダイナミックレンジ(簡単に言うと明暗差をどこまで記録できるか)を広げる機能がついた。これで白飛びを抑えつつも、黒つぶれも少なくし、階調豊かな写真に仕立てあげるのだ。
どうやって広げるのかと言うと、明るく記録したデータと暗く記録したデータを1枚の画像に合成しちゃうのだという。デジタルだね~。

ボディー上にあるダイヤルをDRに合わせて、シャッターを一回押すだけ。そうすると2回の露光が自動で行われ、合成された画像が記録される。
メニューではDR撮影しない「通常撮影の付加」ってのも選べるようになっていて、一度シャッターボタンを押すと、合計3回の露光が行われる。
そうして撮った写真をお見せします。

上の写真が、DRモード。(効果:微弱~強の4段階のうち3段目の中で撮影)
下のが通常撮影。
窓際のハイライトの飛びと、犬の左横の光と影の部分の違いに効果が顕著に現れている。
確かに上のDRモードの方が、明暗差の幅が広く写っている。その違いは明らかだ。
しかもトーンカーブを寝かせたのではないので、中間調のコントラストは割とキープされてるのがミソ。(決して眠いだけの写真ではない)

しかし、いいことずくめではなく、上の写真をよく見ると娘の指がぶれて写っている。
DRモードでは自動的にスローシャッターになってしまうようなのだ。
何でも、2回の撮影の露光タイミングのズレを小さくするために、シャッタースピードを撮像素子の転送サイクルに近づけるようにしているかららしいのだ。(2枚を合成するからその間に動いたのはズレるってことではないのか?今イチ良く分からない)
というわけで動きのある被写体には使えない。そして手ぶれにも注意してくれと説明書に書いてある。
そんな訳もあって、上で述べた「通常撮影の付加」ってのがメニューにあるのだろうと思う。

シーンとDRの強弱によっては、トーンジャンプが起きたりして、まだ完璧ではないけど、ちょっと使える機能のようですよ。
特に作例にあるように白黒モードで威力を発揮するでしょう。
やっぱり白黒は一枚の写真の中にどれだけ白・黒・グレーをきれいに描くかがひとつのポイントですからね。
対してカラーは(カラーポジを見慣れた眼には特に)、白は飛び、黒は潰れ気味のメリハリある写真の方が印象的に見えるケースが多いですから。

そんなことで、CX1のDRモードは白黒で使えというプチレビューでした。
(以上独断と偏見のみで記載・・・)

ガラス瓶

2009年03月29日 - RICOH CX1


焼酎

ガラス瓶のデザインが目につき眺めていると、おねえさんに試飲を勧められる。
丹誠込めて丁寧に造ってるんですよと説明を受けてから、それではと一口。
「あっ、旨い」としか言えないよね、普通。
「旨い」って言った以上、もう断れない。
まんまと術中にはまり、一本購入。

ウチに帰ると綺麗な夕焼けが。
そいつがガラス瓶に映える。

今試し撮り中のリコーCX1でパチリと。
最近のコンパクトデジカメって、ホント良く写るゎ。

さて、これから一杯やりますか。

雪明け

2009年03月26日 - 日々の暮らし

ご無沙汰してしまいました。1週間以上間が空いたのは、初めてだったかも。
北海道は四季の移り変わりが激しい所ではありますが、住んでる人間にとっては、雪がある季節か、雪のない季節かに2分されるような気もします。
今、雪解けが進み、雪のない季節(活動の時期)へと移行している北の大地です。
暖冬小雪のあおりで雪の季節の撮影があっけなく終了となりました。後半頑張った分、今はちょっと腑抜けのような状況で、お見せできる写真がありません。
先週出掛けた小樽の写真を含め、未現像の白黒フィルムはたくさん溜まっているのですが。

雪のない季節が始まります。これを年明けならぬ、「雪明け」というのはどうでしょう?
(あるいは既にある言葉かも知れません)
暖冬小雪だったこの冬に、まだ未練たっぷりですが、雪明けには新しい一年が始まるような緊張感もつきまといます。さあ2009年はどう乗り切っていきましょうか。

高価な買い物をしてしまいました。今までで一番高い買い物です。
16坪+α(ロフトとデッキ付き)のキットハウスです。ログ風になった2×4の建物です。
これを自宅横の敷地に建てます。
そこに自分の仕事場と、ゆくゆくはお茶を出すお店を設けます。
雑貨とカフェのお店をやるのは奥さんの夢でした。
さんざん好き勝手やらせてもらってる罪滅ぼしです。
長女がこの春から幼稚園に行き、次女も来年には入園するでしょう。
それまで具体的な準備期間をとります。

主だった工事はプロ任せですが、簡単な内装工事、仕上げは自分たちで行います。
おそらく夏が来る前には、仕事場として機能が果たせるようになると思います。
ギャラリーとまではいきませんが、写真も少しお見せできるようにします。

この一週間で慌ただしく決断、契約、見積もり、発注、根回しなどを重ね、ちょっと消耗しました。
5月中旬の着工までいろいろ決めることがあります。撮影およびブログの更新もペースダウンになりそうです。スローペースでおつきあい下さい。



2+1人

2009年03月18日 - 5DmarkII

きょうだい2


前にも書いたけど、「写真のまち東川町」では、生まれてきた子供に写真をプレゼントする制度がある。
6切りの写真で、素敵な木製のフレームに入った写真をだ。
東川は木工の町でもあるので、木製フレームは町内業者によるオリジナルという贅沢さ。
そして撮影は町内3業者から選べるようになっている。
(ウチもその1業者なのだが、この町に住んで3年半では、知名度・認知度が低く、ウチへのオーダーは少ない。)
スタジオを持たない写真屋さんなので、オーダーが来るとそのお宅へ出向いて撮影する。
初めて伺う家庭で、会って5分後には写真を撮っている。
その5分間が大事。
どこで撮るか、背景・ライティング・レンズの選択。どう座らせるか、あるいは立たせるか。
それより何より、子供にどう信頼してもらうか。
5分で決める。

たとえばカメラを意識せず、無邪気にあるいは真剣に遊んでる姿を撮るのもいいけど、レンズをぐっと見つめてもらう。永きにわたって飾られる記念写真だから、そんな写真がいいと思う。
笑顔でなくてもいい。
「かわいい」だけでない写真を撮りたいなと思うのだ。

EOS5DMarkII EF35mmf2
被写体とカメラマンの距離も大事。だからこんな時はズームレンズは使わない。
おじぎしながら撮る2眼レフがポートレートに良いときもある。逆にこっちの表情を見せながら撮る一眼レフがいいときもある。

スクリーンセーバーをどうぞ

2009年03月17日 - お知らせ

ニコン様のホームページに、飯塚の写真がスクリーンセーバーとしてダウンロードしてお使いいただけるようにアップされました。
ちょっと季節外れになってしまいましたが、晩秋~初冬にD3Xで撮影した画像集です。
http://imaging.nikon.com/products/imaging/lineup/screensaver/index.htm
左上にある「BIEI in Hokkaido」です。
ダウンロードして、貴方のパソコン上でお楽しみください。

ニコンのグローバルサイト(海外向け)上なので、いろんな国の方が見てくれるのでしょうか?
オファーが来てもいいように、すっかりさぼってる英会話教室に、真面目に通わんとあかんかなあ(笑)。

「車窓」アップしました

2009年03月16日 - お知らせ

五能線

メインサイト内の「snapshot」のコーナーに、ギャラリー「車窓」アップしました。
1月に行ったみちのく一人旅の一部です。
http://www.photoseason.net/snap

携帯サイトに登場

2009年03月13日 - お知らせ

3月より携帯サイトでボクの写真が見られるようになっている。
「Photo&Foto」
http://www.photofoto.jp/
TOPページにある「写真家リレーコーナー」からどうぞ。
3月いっぱいは同コーナー。4月からは「写真家ライブラリー」に移動するようです。

ボクの携帯は小さくてしょぼい画面なので、「??」なんだけど
説明によると、大画面の携帯なら相当の高画質で写真を楽しめるそうな。
お暇なときに携帯からアクセスしてみてくださいませ。

バス停

2009年03月12日 - 5DmarkII

バス停

東京から戻ってきたばかりだけど、急遽泊まりで留萌へ行ってきた。
天気予報が留萌地方の吹雪を知らせていたからだ。

その夜は時々仕事場で一緒になる方の、急な転勤の送別会があった。
案内を頂き、ずいぶん迷ったのだけど、きっと
「自分のやりたいことをあなたはやりなさい」
と言ってくれるはずだと思い、失礼させていただいた。

夜の留萌の町では、強い風に見舞われた。
予想以上の天候に、撮影はおろか、外にいることも辛かった。
撮影に来たことをちょっと後悔した。


今朝、引っ越しされるバスの時間に間に合わせ、旭川に戻ってきた。
たくさんの方が見送りに来られていてバス停はいっぱいだった。
もうちょっと一緒にいて、学ばせてもらいたいと思っていたのに、余りにも早い転勤だ。
そりゃないぜ、イリエさん。

出発の時刻、昨夜の吹雪が嘘のように晴れ上がった。
まぶしさに上を見上げると、青い空に白い雲が浮かんでいる。
春は別れの季節なんだな。

2年ぶりの東京

2009年03月11日 - Rolleiflex3.5F

急に思い立って東京へ行ってきた。
ちょうど見てみたい写真展がいくつも開催されていたからだ。
中でも「土門拳の昭和」は最終日だと言うので、見ておかねばと思った。

3日間で廻った写真展
土門拳
高梨豊
臼田健二
稲垣功一
Joji Shimamoto
保坂昇寿
高木松寿
織作峰子
清家富夫
小栗昌子
秋元茂
Michael Kenna
以上SUICAカード4600円分

これだけの写真展を見られるなんて、やはり東京は凄い。
反面、あまりいいスペース(展示するのに)がなかったのも事実。

上京を決めてからこの冬に撮った白黒写真を大急ぎでプリントし、ファイルにして持っていった。
それで写真展の会場を出ると、自分のファイルを見る、という作業を何度かやってみた。
客観的に自分の写真を見てみたかったのだ。
何かが物足らない。

滞在中、何人かの方に写真を見て貰う機会を得た。
上野勇さん、森谷修さん、渡部さとるさんの先輩写真家に、ギャラリー冬青の高橋社長。

すごく的確なアドバイスをいただくことができた。
足らないものが見えた。いや、迫れていなかった。もっと言うと何に迫ればいいのか、あいまいだったのだ。そのことが分かった。
これでまた出直しだ。

ポカポカ陽気の東京から、夕方北海道に戻ると氷点下。たちまち家の周りは大雪に。
晩飯を急いで食べると、撮影に出掛けた。
冬がもうすぐ終わろうとしている。




それぞれの夜4

2009年03月09日 - Rolleiflex3.5F

それぞれの夜4

夕張にて

それぞれの夜3

2009年03月08日 - Rolleiflex3.5F

それぞれの夜3

かつての炭鉱町 夕張にて

撮って、現像して、プリントしての日々。
手荒れが酷い。
ひび割れた指先に現像液が染みこんで、いつまでも匂いが取れないような気がする。

続けてやると、何となく上手くなるきっかけみたいなものを掴んだかのように思える瞬間がある。
それでも理想のトーン、プリントにはなかなか近づけないでいる。
濡れてる時はいいんだけど、乾いたらいつも今イチなんだよなあ・・・。


それぞれの夜2

2009年03月07日 - Rolleiflex3.5F

それぞれの夜2

吹雪の留萌にて

それぞれの夜1

2009年03月06日 - Rolleiflex3.5F

それぞれの夜1

夕張にて

Water Way

2009年03月05日 - お知らせ

7f74ea98.jpg

東川町内在住、東川フォトクラブ会長(私は事務局長)、暗室をシェアしてる、早い話が友人の臼田健二さんが銀座のニコンサロンで写真展「Water Way」を開催しています。
ハッセルやローライで撮った、東川町近郊の水路の写真です。普通見逃してしまう何てことない風景に美をみつけだした作品です。
臼田さんの本職は木工クラフト屋さん。
写真の町に移住したのが運のツキ?
写真にどっぷりはまり込んで、ここ数年は撮影しては暗室に入り、現像・プリントの日々に職替えしたの?と今や周りに言われるようになってます。
3月17日まで、銀座のニコンサロンで開催していますので、是非北海道の空気を感じに行ってください。

上のDMの写真はウチの近所の遊水公園になってるところの水路だと思う。通ってもちゃんと見ないし、肉眼ではこんな風に見えてないしね。写真って面白い。

月の暈(かさ)

2009年03月04日 - 5DmarkII

月輪

昨夜、初めて見ました、月の暈(かさ)。
いや、初めてのはずないんだけど、ちゃんと見るのって、レンズを向けるのって初めてです。
自宅裏にて。

月暈が出る夜なんて年に何度かはあるだろうに、見過ごしていたんだなあ。
おぼろげに出てるだけだから、ちゃんと見ようとしないと見えない。たとえば車を走らせながらだと見えない。
割と身近なのに、立ち止まってきちんと向き合わないと見えてこないものって、きっと他にもあるんだろうな。


EOS5DMarkII EF15mmf2.8fisheye (星を撮るためにおじさんから借り入れ中)
こういうシーンが確実に撮れるって、デジタルならでは、なんだろうな。感心。
デジタルカメラが高画質、低ノイズ、高階調になってきて、写真に撮れる世界(幅)が広がっているんだろうね。
(三日月が満月になってしまうのは長時間露光のせいです)



貌(かお)

2009年03月03日 - 5DmarkII

湯本さん1
湯本さん2

ぼくはこの人から写真を習ってます。
かれこれ12年。
「お前、うまくなったなあ」
と言われるのが嬉しい。

年を取ったらこんな顔になれるだろうか?
EOS 5DMarkII EF50mmf1.0L(おじさんからの借り物レンズ)

星夜ふたたび

2009年03月02日 - 5DmarkII

星夜


大阪のNさんが旭岳に連れてってください。と言うので、2人で行くなら夜でしょうってことになり、夜の雪山へスノーシューで分け入る。
予報ではぱっとしない天気だったけど、まずまずの星空が天空に広がっている。これなら前回できなかった長時間露光が出来そうだ。
それに2日前の大雪で、木々には良い感じで雪が積もってくれている。

2人なら暗闇にびびることなく、奥にある沼のあたりまで行けるだろう目論みながら、入り口付近で何はともあれまず一枚。
のはずが、テスト撮影して長時間露光かけて本番撮影。なんて手順で一時間も経つと、手足の感覚を無くし、奥まで歩く気力は完全に失せてしまった。

それでも付近で撮り続ける。
意外に長時間露光で星を流すより、ISO感度を上げて止めて写す方が良い感じ。(ブログ用に縮小圧縮かけるとつまらない写真になってしまう)
低ノイズ化で感度は割と気軽に上げられるし、色温度も自在だから、星空の撮影にデジカメはなかなかいけるかも。
露出もなんとなく掴めてきた。一番の難題はピントか。

驚くべきは5DMarkIIのバッテリー。40分のバルブ露光を含め、2時間外に出しっぱなしで撮っていたけど、残量表示は一つも減らずフルのまま。
気温はおそらく氷点下10℃前後。
もう一台の金属ボディのカメラ、三脚もカチコチに凍ってしまったくらいなのに。
人間様よりタフなヤツです。
5DMarkIIはポーカーフェースでまだ行けるという感じだったけど、我々が先にギブアップ。



ライブ

2009年03月01日 - Rolleiflex3.5F

空きや

金・土で再び夕張へ行ってきた。
夕張の映画祭に合わせて行われてる「JUNCO & CHEEP」のライブを見るために。
ライブはやっぱりいいね。
凄くマンパワーを感じるところがいい。
いろいろインスパイアーされる。

写真展に足を運ぶ人も同じなんだろうな。
そういや、先日のボクの写真展に来てくれた方の多くが、富良野塾の舞台「屋根」も見に行っていたことを知ってる。
やはりわざわざ出掛けて、現場に居合わせることが大切なんだな。

「JUNCO & CHEEP」はこれから全道180カ所のライブを敢行するという。
ひとつの写真展が終わり、次の予定は考えつかないけど、ボクも写真展というライブツアーをやりたいと強く思った。
ライブ終了直後、居ても立ってもいられず、夜の夕張の町へ。深夜まで撮影して回る。

今撮ってる夜のシリーズで、写真展を年内中にやろう。
まずは東京からか。
その前に撮らなきゃな。雪はいつまであるか。長くてもあと3週間が勝負。
今週も撮影行に出掛けるぞ。

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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の52才、脱サラし北海道移住26年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ファミリーフォトを撮っています。2019年より東川町議会議員。
http://www.photoseason.net

空いた時間に好きな写真を撮っては、ブログにアップしています。どうぞおつきあいください。

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photoseason@gmail.com

全ての写真と文章は飯塚達央の著作物です。一切のコピーを禁止します。コピーは違法行為にあたりますので、ご注意ください。どんな目的にせよ、私は自分の著作物の無断使用を望んでいません。


メインサイトもご覧ください。
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鉄道写真のHP Railside Hokkaido
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