ファースト&ラストショット
2008年12月31日 - 903SWC

2008年の大晦日に、久しぶりの白黒フォルム現像。
デジカメブログになってしまったこのサイトの2008年度の締めくくりは、銀塩最高峰、泣く子も黙るハッセルブラッドSWCの写真で終えたいと思います。
さすがのSWC。トーンの出方が凄い。という印象。
(ん、2000万画素のデジイチが銀塩中判を凌駕したってか?)
もちろん借り物カメラです。
「使ってみるかい?」というお誘いに甘えてみました。
上の写真はその一枚目のショット。12月なのにまだ雪のなかった札幌です。
Carl Zeiss Biogon4.5/38ミリという超ワイドレンズ、完全メカニカルのこのカメラで、この冬是非撮ってみたい写真があります。SWCでなきゃ撮れないであろう写真です。
さて、上手くいくでしょうか。お楽しみに。
2008年を振り返ると、今年もいろいろありました。
1月にライカM3をゲット。3月にソウルで写真展。4月にアルテピアッツァ美唄で個展と精力的に写真活動を行ってたものの、5月に体調を崩しました。
繁忙期をその体で乗り切るのはきつかったですが、それによってようやく自分の健康管理に気をつけるようになり、良い機会になったと思います。
その頃に始めた毎朝6時半からの「NHKみんなの体操」は今でも続いています。
ブライダルや家族写真の仕事もたくさん頂き、自分なりに満足いくアルバムも多く残すことができました。結果、ご依頼いただいたカップルや、ご家族に喜んでいただけたと思います。
自分がする行為で、誰かが喜んで貰えるのは至上の喜びです。それがボクの場合、写真なのです。
2009年も写真を撮り続けて生きます。
つたない写真と戯言のブログですが、引き続きおつきあい頂ければ幸いです。
日々1000のアクセスに進む力を与えて貰ってます。
皆さんにとって2009年が良い年でありますように!
飯塚達央

富良野のカフェと言えば「カフェノラ」。
下のエントリーの「カフェゴリョウ」もそうだけど、おんぼろ(失礼)の農家や、納屋を自分達でこつこつリノベーションして作り上げた空間は、そこに居るだけでエネルギーを頂けるような気がします。
ほんと逞しい人たち。
カフェノラのリノベーションの記録はhttp://www1.vecceed.ne.jp/~yas-mid/index.htm。
久しぶりに行ったカフェノラでしたが、えらく歓待していただいて、焼き物にする粘土体験までさせてもらいました。オーナーの旦那、大槻さんは「野良窯」の窯元でもあります。
http://www1.vecceed.ne.jp/~yas-mid/noratoppage.htm

へんてこりんなオブジェを作って喜ぶ娘たち。
そして意図せずへんてこりんなぐい呑みになってしまい凹んだ父親。(造形には全く才能がないことに気付いた次第・・・)
素敵な空間とお二人の飾らないお人柄に惹かれて、いろんな人がここに集まってきているようです。実に楽しそう!
ウチらもそんな場を作りたいな。
来年、始動できるか。計画を実行に移したい2009年です。
EOS5D MarkII Distagon1.4/35 (Y/C)拝借品 いいわあ、このレンズ。


EOS5DMarkII Distagon1.4/35 (Y/Cマウント)拝借品
雪が足らない、寒さが足らないなんて言ってしまったことを後悔。
本格的な冬将軍の襲撃を受けてしまった。
そんな中、富良野までドライブ。
わざわざ出掛けた価値あるカフェに遭遇。
cafeゴリョウ
冬の夕暮れ時がいいです。

EOS5DMarkII Distagon2/28mm (Y/C)借り物レンズ
お借りしているこのレンズは、比較的濃いめの発色が特長のツァイスレンズの中にあって、さらに濃厚な色になると定評がある。油絵のような色合い。そう評されてるのを見かけることもあって、興味をそそられる。
試写してみたところ、確かに色合いがこってりとしていてボク好み。
そしてWest Germany製のレンズだから、空の色とか光の色とかがどこかヨーロッパ的?
ウチの庭にある納屋なんですけどね。
壁にあたっている母屋の窓に反射した光は、肉眼ではもっと淡いんだけど、これで撮るとぐっとコントラストがあがり(それでいて堅くない・潰れない)、光に存在感があるような気がします。
そこもツァイス的なのかな。レンズが光に敏感に反応するようです。青い光はより青く。赤い光はより赤く。淡い光も見逃さずに捉えてくれる。
ところでEOS 5D MarkIIにY/Cレンズをアダプター経由で装着すると、レンズの出っ張りと干渉しボディ内部に傷がつくケースがあります。
物によっては、ミラーに当たることもあるそうなので、ご注意を。
露出もばらつきます。
さらにはピントが怪しい(?)などの話もあるそうで。
非純正マウントのレンズを装着する訳ですから、目くじらを立てずにたしなみましょう。
さて今夜はクリスマスイブ。今年も穏やかに迎えられたことがありがたい。
長女はプリキュアの変身する棒のようなものをサンタさんにおねだり。そんな年頃になったんだなあ。
2009年カレンダー
2008年12月21日 - お知らせ

「月刊カメラマン」(モーターマガジン社)新年1月号の付録、2009年オリジナルカレンダーに他2名の方(佐納徹さん、江口善通さん)と一緒に採用になりました。
飯塚の写真は2月、3月、10月、12月の他、表紙にも使われております。
月カメカレンダーに採用されたのは2008年度版に引き続き2年連続の快挙(って自分で言っとく)。2008年のは6人で1年だったから、自分のは2枚の採用でした。
(ちょうど今月12月分は自分の月だから、見てくれてる人も多いことでしょう。凄く寒い朝に撮った一枚でした)
2009年度版は5枚の採用だし、付録ということで、月カメ1月号、売り切れる前に今買うしかないとちゃう?なんて。
630円なり。
にしても我ながら表紙にふさわしくない地味な写真(R-D1sで撮りました)だね、こりゃ。店頭で売ってたら誰も手を出さないんじゃない?

EOS 5DMarkII Distagon1.4/35 (Y/C) 借り物レンズ
5DMarkIIとY/Cマウント(旧ヤシカ・コンタックス用のレンズのことです)の組み合わせにはまってる様子を見て、東京からレンズを送ってくださった方がいらっしゃいまして、何とまあ気前の良い方なんでしょう。
(ああ文面良く見たら貸すだけですと書いてあった)
マニア垂涎のDistagon1.4/35ですが、使ってみて納得。
暖色系の色ノリで、開放の何とも柔らかい感じ。でもコントラストがあって。合焦部は繊細にシャープ。う~ん、かわいい。
って親バカブログか・・・。それとも機材オタクの部屋?
丸いよね。丸く写ってますよ。このデジタル画像。
ボクにとっては革命的な出来事です。
問題は被写界深度が浅すぎて、ピントが合わない。5DMarkIIの標準ファインダーでマニュアルフォーカスは厳しすぎる。
熟成を重ねたピントブラケット機能(但し手動、しかもセルフ)を使っても、合焦率は1割未満。
しかし5DMarkIIのライブビューは強力。再生画面でもようやくピントがバッチリ見えるようになりました。
ファーストインプレッション
2008年12月16日 - 5DmarkII
西日のあたるレストラン
2008年12月14日 - 1DMark3

NIKON D3X AF-S NIKKOR 50mmf1.4G at F1.4
家族写真のスナップ写真に2450万画素が必要か、というのは置いといて、こんなシーンでも気軽に使えますよ、D3Xは。
ちょっと厚みのあるボディです(D3と同じ)が、意外に軽く、もちろん手持ちで撮影できます。
雑誌のレビューの仕事でSONY α900を借り受けます。
新製品のレンズの作例写真を撮るお仕事です。
α900はD3Xとほぼ同じセンサーを用いてるという話ですが、写りがどう違うのでしょうね。
ローパスフィルターや、画像処理エンジンが違うと、全く別物だということですが。
今日届くことになってますが、帰宅が遅いため触れるのは明日になりそうです。
なんだかおもちゃを待つ子供のような気分です。
借りるだけなのに。そして締め切りまでにきちんと作例を撮らなきゃならないのに、です。

今週の7位は堀ちえみでした・・・。(人生初のコンサート体験が堀ちえみだったもんで思わず反応)
すごく面白いアンティークショップに行ってきました。
雨竜町にある「豆電球」というお店。
教えたくないくらいなんだけど(何故なら安くて良い商品ばかりだから)、お店の主がいい人なので教えちゃいます。
http://www.d2.dion.ne.jp/~miyaguti/
昔中学校だったという木造校舎が店舗になってます。
かなりワクワク体験してきましたが、それは一緒にいったウチの嫁も同じだったようで、目の色変えて見定めてました。
それでアンティークなキャビネットを購入。
廃材を使ってリメイクされてるのですが、前面のガラスはこの校舎で使われてた窓ガラスだそうで、木造校舎、廃校フェチの私にも堪らない逸品です。
ご主人の宮口さんが、こつこつとリメイクされてるのですが、ディティールが素晴らしい。
しかも安い。
自分が手がけて蘇らせた物が買われていくのが楽しいのだそうです。
前職は電気屋さんだったので、木工製品以外にも真空管ラジオなどの電器類もお得意のようですよ。
このヒットチャートが掲げられてるのは、2つの校舎を結ぶ渡り廊下。
校舎全体が見応えありますよ。お好きな方は是非。
冬期間お休みが多いようですのでご注意を。

珍しく動物の写真。撮影中現れたエゾリス。
好奇心旺盛だから、じーっと上から観察されてました。
NIKON D3X 200-400mmf4(100万円ほどするらしいド級レンズ。手持ちで撮影してると腕がつりそうに・・・)
メインページhttp://www.photoseason.netに、NIKON D3Xで撮った晩秋から初冬へ移ろう大地の写真ギャラリーをアップしました。

NIKON D3Xが発表になりましたね。
ニコンのホームページにある撮影サンプルを撮らせてもらいました。
下2枚です。
以前のエントリーにある苦悩の撮影は、ここに上げる写真を撮るためだったのです。
2400万画素の凄い解像度のカメラです。ちょいと手強かったのですが、ばしっと決まった時はさすがにうなります。
今日きっと東京で発表会が行われ、この2枚の写真の大きく伸ばしたパネルが飾られたはずですが、残念ながらその様子をみることはできませんでした。
追記:D3Xのサイトにあるエゾシカの写真は友人の野口純一さんの写真です。
http://www.junsetsusha.com/
彼は富良野在住の動物カメラマン。同い年の写真仲間同士、今回の撮影期間中はお互い携帯電話で励まし合いながら(!?)、厳しい条件の撮影に取り組んでおりました。二人とも無事採用になって良かった。
それにしても雄のエゾシカの写真は、凄い至近距離!標準ズームで撮ってますからね。おまけに背景の知床連山がいい。こんなタイミングはめったにないそうです。
撮影後速攻で後ずさりで逃げたということです。なにしろ発情期の雄鹿は熊より怖いと言いますから・・・。執念の一枚です。
(ニコンの日本語サイトには撮影者の名前が載らず、海外向けサイトには表記がなされてます。)
いずれにしても、無名に近い2人を指名して頂けたこと、嬉しく思います。
それから手強かったと書きましたが、D3Xは使いやすいカメラですよ。(今時使いにくいカメラなんてありませんが)
ただ使いやすさに気を許すと、2400万画素もの高画素はごまかしが効きません。
NIKON D3X 50mmf1.4G