ウチの「草原写真館」というメニュー、地味に人気があります。
家族写真をアウトドアで、遊びながらリラックスしているところを撮り、アルバム仕立てにするというもので、毎年ちょっとづつお客さんが増えてきています。
昨日のファミリーは、以前結婚式の撮影をさせていただいた方たち。2人だった家族に、犬が増え、男の子が増えていました。
こういうご縁のあった方からの依頼はなお嬉しいものです。
「結婚式撮ったのっていつでしたっけ?」と聞くと「6年前です」。
時の流れの速さにくらくら・・・。
あの時のお二人が、こうして家族も増え、幸せそうにここにいることがとても眩しく見えました。
明日は大阪からのファミリー。お父さんとは数年前に一度北海道でお会いしたことがあり、いつかは家族で写真をと、そのときから言われてました。いよいよその息子さんも反抗期に入りつつあり、これが家族で写真を撮るラストチャンスかも・・・ということで明日の撮影と相成りました。
今朝お問い合わせ頂いた方も関西在住でした。数年前に「草原写真館」を知り、子供が出来たら北海道に行って写真を撮ってもらおうとご夫婦で話していたそうです。子供を授かったので、その機会が巡ってきましたとメールに記されていました。
東京や静岡からもお客さんが来てくれます。そのために来るわけではないでしょうが、この撮影を一つの目的に、楽しみに来ていただけることを光栄に思います。
もちろん近郊の方も大歓迎。ある小学校のクラスで相次いで撮影に来てくれたり、あるマンションでちょっとしたブーム(?)になっていたり。来る人来る人同じ住所でびっくりしたことがあります。
自分も家族を持ち、子供が生まれるとなお家族の写真の大切さが良く分かります。だから大事に撮って差し上げようと取り組んでいるのです。
日取りが決まってから、一番気になるのが当日の天気。
パーティーはともかく、外での挙式、外での撮影となると尚更です。
この日は絶好の天気に恵まれ、空を見上げ、思わずにんまりの図。
分かります、分かりますその気持ち。
今度転職するなら、天気にやきもきされることない仕事に就きたいと思うのです。
とにかく晴れて良かったね、お二人さん。
ここのところ晴天続きの北海道。それでも最高気温は28℃くらいか。酷暑を伝えるニュースをどこの国の話かと思って聞いてます。(みなさんすみません)
今年は今のところ扇風機も稼働してません。夜は窓を閉めて寝ています。それでもぐっすり。すっきり。
爽やかな青空の広がる中、しかしながらパソコンの前で編集作業に追われてます。
どこかに遊びに行きたいな。そしてこんな旨い空気を吸いたいな。
写真家の森谷修さんが「ライカの魔法」を出版されましたよ。
是非書店で、まずは立ち読みしてください。
するときっと買いたくなりますから。1500円+税です。お財布を忘れずに。
写真も文章も素敵です。
白黒やりたくなる本です。ライカで撮りたくなる本です。
そういう意味では危険な内容ですが、
ありがちな機種の説明や、ライカのハード面での話はほとんど無く、
そんなことよりも、写真の愉しさを森谷さんらしく語られていて、読み終わると心がすーっとするような一冊に仕上がっています。
実はそんな素敵な本の中に、私たち飯塚ファミリーを撮ってもらった写真を掲載していただいてます。こそばゆいような森谷さんからのコメントも入ってます。後書きにも名前が。
だからまあ、持ち上げ気味ですが(笑)、とにかく一度書店で手にしてみてください。
8月2日3日は、東川町の道の駅「道草館」にて森谷さんのオリジナルプリントを展示します。そして8月9日10日は、森谷修さんを講師とし「ファインアートプリント入門」と題した暗室ワークショップを行います。若干ながら空きがありますので、この機会に是非どうぞ。
森谷さんにはサイン本をお持ちいただきますので、参加者は是非お買い上げを(微笑み)。
百日祝い
2008年07月25日 - Rolleiflex3.5F
写真の町、我が東川町では、誕生した赤ちゃんに2つのプレゼントがある。
一つは「君の椅子」。これは以前のエントリーを参照してください。http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-entry-515.html
http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-entry-351.html
そして昨年より始まったのが、百日祝い写真のプレゼント。
出生届けを出しに行くと、無料で写真を撮ってもらえるチケットが渡される。町内3つの写真屋さんとして、フォトシーズンを加えてもらっている。
生後百日を経った頃、どこか1つに撮影のオーダーをする。写真館のスタジオ撮影が多いようだが、ウチはスタジオなしの出張撮影専門。お家のリビングや、庭、近くの公園に出向きます。
撮った写真は六切りにし、東川町オリジナルの額に納めて、差し上げられます。
なかなか気の利いたプレゼントだと思いませんか。
こちらとしては商売になる金額ではないけれど、後日、町からお金を貰える。写真の町の貢献として参加しているし、長きに亘って大切にしてもらえる記念写真になれば幸いだ。
それからさらに、赤ちゃんだけでなく、八十才の傘寿(さんじゅ)を迎えるお年寄りにも同じように写真のプレゼントをしているのだ。
孫と一緒に撮って欲しいというものや、昨日は育てている鉢植えの花と一緒に撮って欲しいというリクエストがあった。
通常はデジカメで撮ったものを納品することにしているが、気が向いたら(?)白黒詰めたローライで撮って差し上げている。
森谷修氏from東京
2008年07月22日 - 東川
画像クリックで大きく表示されます。
東川町写真の町実行委員会主催の「ファインアートプリント入門」ワークショップを、8月9日(土)、10日(日)に開催します。
講師はこの26日に「ライカの魔法(エイ出版)」を上梓される、あの森谷修さんを東京よりお招きいたします。
バライタ紙を使い、技法はもちろん、個々の作家性をより引き出す銀塩プリントを教えていただく内容となってます。初心者から、方法論を学び終えたベテランの方まで、町の内外を問わず募集いたします。
両日とも時間は10時より16時までの予定。どちらか1日をお選びいただきます。
各10名の募集となっています。
引き伸ばしたい白黒ネガと六切り程度のバライタ印画紙(マルチグレード光沢が望ましい)をご持参ください。印画紙は当日必要枚数を購入することも出来ます。
参加費は保険料、薬品込みで何と500円。
写真の町、東川町だからこそ出来る企画デス。
会場はもちろん「ダークルーム東川」。
などと偉そうに書きましたが、主催は実行委員会の臼田健二さん。このブログをお読みの方はお問い合わせ、お申し込みを飯塚までメールで頂ければ結構です。tats@photoseason.netまで。安く泊まれる宿もご紹介いたします。
それから8月2日(土)3日(日)の2日間、東川フォトフェスタの一環として、森谷修さんの写真を15点程度、東川町の道の駅「道草館」に展示していただきます。モノクロームのファインプリントを間近でご覧頂く機会ですので、お近くの方もそうでない方も是非に。
50ミリレンズが好きだ。スナップ的な撮影仕事でもメインは50ミリ。1DMarklllにくっつけてるのは新品1万円で買ったEF50mmf1.8ll。コストパフォーマンス最強、最高。決まればドキッとする描写を見せてくれる。何よりコンパクトなのが嬉しい。
50ミリが「標準レンズ」と呼ばれてたくらいだから、パースが付きにくい素直な画角、寄っても、引いても使えるし、開けて撮れば望遠的に被写体を浮かび上がらせることができる。
最近シグマから50mmの1.4が発売になった。今とても気になる存在ではあるけれど、なにしろでかさがネックだ。77mmの口径に550グラム。単焦点の軽快さがスポイルされてそう。
そんな時、ウチにコンタックス用の50mmがあるのに気付いた。プラナー50のf1.4。
そういやEOSにあんまり使ってなかったな。
と思い立ち、家で試し撮り。
ピントは当然マニュアル。適度なトルクのピントリングを回しながら、ピントを追い込んでいく。来たっと思うところでシャッターを切りつつ、ピントリングを微妙に左右にずらしながら連写し、ピントブラケット撮影する。
左手の指先はピントリングのローレットに触れっぱなし。久しぶりの感覚に、写真を撮ることの愉しさを改めて教えられる。
面白いのはやっぱり絞り開放、45センチの最短距離あたり。ライカでは撮れないレンジだ。
ピクチャースタイルをモノクロ。シャープネスを最弱にして、アンダー目に撮る。
するとなかなか良い感じ。プラナーらしさも出てくるぞ。
今さらながらにこれは面白いかも。
今度実戦投入してみよう。
問題は低照度下、全身入るあたり、距離にして6メートルくらいで、ピントを目に合わせることができるかどうか。この辺はEFレンズのAFでも最も苦手な距離だと思う。
さてさてどうなるか。たまには自分の指先の感覚を研ぎ澄まして撮ってみよう。
大阪は船場のギャラリーNADAR大阪にて、8日より「インクジェット用紙の可能性」展が開催されています。
ピクトランに出力したボクの写真も飾られています。
他の出展者は北義昭さん、玉内公一さん、平尾秀明さん、簾田勝俊さんです。
おそらく、ピクトラン、新製品のピクトランバライタ、イノーバあたりのインクジェットプリンター向けのアート用紙各種の出力が見られるはずです。
13日までの開催となってますので、お近くの方、アートペーパーに興味のある方は足をお運びください。
詳細はhttp://nadar.jp/osaka/schedule/080708.html
をご覧ください。
ピクトランに出力したボクの写真も飾られています。
他の出展者は北義昭さん、玉内公一さん、平尾秀明さん、簾田勝俊さんです。
おそらく、ピクトラン、新製品のピクトランバライタ、イノーバあたりのインクジェットプリンター向けのアート用紙各種の出力が見られるはずです。
13日までの開催となってますので、お近くの方、アートペーパーに興味のある方は足をお運びください。
詳細はhttp://nadar.jp/osaka/schedule/080708.html
をご覧ください。
ちょいと気になることがあって、電磁波測定器なるものを購入し、ウチの中の電磁波を測ってみることに。
(電磁波って目に見えないけど、オカルト的なものではなく、電気が流れると必ず発生するものです。)
パソコン(iMac)は計測範囲(50ミリガウス)を遙かにオーバー。やはりかなりの電磁波を出しているようだ。しかし、60センチほど離れた普段の着座位置ではほぼ0に。電磁波の影響は距離の2乗に反比例する。
危険だと言われる携帯電話で、2ミリガウス程度。2ミリガウス以下なら人体への影響なしと言われている。しかしまあ脳の真近で長時間通話するのはよろしくないでしょう。通話の後、耳の奥が熱くなっているとしたら、それは電磁波の影響かも。
さてお次はよせばいいのにデジタルカメラ。測定機種はEOS1DMk3。
スイッチONの状態では1~2ミリガウスあたりで問題なし。しかし、シャッター押すと、30ミリガウスあたりまで一気に針が振れる(上の写真、シャッターボタンあたりに乗せているのがセンサー)。連写してみるとびゅんびゅんびゅんと振れまくり&ピピピピピと警告アラームがやかましく音を立てる。
多い時は、一日1000枚以上シャッターを切ってるワタシはダイジョウブ?
触れてるのは手先だから大丈夫かと思ったけど、実際撮るときは脳の近くにあるんだなあ・・・。
電磁波の影響は諸説いろいろあるようで。これ以上何も申せませんが、
オフタイムにはアナログカメラが何よりだなあと思った次第であります。
ちなみに「デジカメ 電磁波」でググってみても大した記述無し。
R-D1のモノクロは秀逸だ。
知ってはいるけど、あまり使ってこなかった。
一応、銀塩白黒やってる身の意地というものがあるから。
ボクなんかが暗室でどんだけ気合い入れて頑張ってみたところで、こんなトーンは出っこない。
ホント腹立つよな。
露出補正も何もなしでパチッと押して、ソフトでちょちょいと白黒にするだけだもんな。
ああ嫌んなるよな。
レンズは同席の方に借りたズミルックス35mm。第一世代の後期のタイプになるのかな。(あまり詳しくなくてすみません)
開放気味で撮るとハイライトが優しく滲む。もっと滲んで、もっと暴れて使いにくいのかと思ってたけど、意外に素直で上品で良い感じ。古いレンズだから、個体差もあるのだろう。これは当たりかな、Iさん。
やばいね、欲しくなるね。
もう機材を増やすのは止めにしたいのに。レンズによって写真がずいぶん変わるんだもん。
ああ嫌んなるよな。
美唄のカフェアルテにて。お気に入りのカフェです。
ハーベストロードハウスでのブライダルパーティーのワンシーン。
光の向きを意識した立ち位置で、2人が歩いてくるところを追いながら連写した一枚。
フィルムチェンジのタイミングを気にせず連写できるのも、デジタルの強み。
狙いを定めたらムービーのように断続的に記録するというのは、デジカメらしい撮り方だと言える。その中からベストの1枚を選ぶのだ。
逆光に負けないようなプラス補正。これで肌色が沈むのを防ぎ、嬉しさを表現する。
デジカメに白トビは禁物と、一つ覚えのように気になされるアマチュアの方がとても多い。
ケースバイケースだけど、飛ぶことを恐れなくていいように思う。(最近のデジカメは特に)
それから、潰すところはしっかり潰してやるのも、写真を立体的に見せるひとつのテクニック。
ヒストグラムなんていちいち見なくていいですよ。
デジカメは写りすぎるくらい写るのだ。