


昨夜、大雪山旭岳の山開きが行われ、そこでアイヌの伝統儀式と舞踊が披露された。
大雪山はアイヌの言葉で「カムイミンタラ」。神々の棲む庭という意味がある。
昔、観光施設でアイヌの踊りを見たように思うが、こうして間近で体験するのは初めてだった。
祈りの儀式が始まると同時に、雨が強く降り出した。やっかいだなと思ったのも束の間、炎と煙が雨の気配を消し去った。
ムッカリの響きが山中にこだまし、生き物の魂を慰める踊り、そして女性たちの鶴の舞が披露される。
シャッターを切りながら、どんどん興奮していくのが分かった。
カメラマンズハイ。
この感覚を久しぶりに味わった。
identityそして誇り。そんな言葉が湧いてきた。
出来ることなら、もっと彼らのことを知りたいと思った。
写真の続きはこちらへ。http://www.photoseason.net/identity

今朝、仕事前に出掛ける直前にサイトで、大坂寛の写真展「30年の軌跡」が札幌で行われているのを知った。
日程を見ると何と今日が最終日。
北海道初上陸の写真展。これを逃すわけにはいかない。
仕事もスムースに終わり、JR特急に飛び乗った。
大坂寛氏と言えば、ヌードや、巨木の白黒写真が有名だが、2000年あたりに撮られている6×12フォーマットと思われる横長の水辺の風景写真が、何とも上品かつ躍動感に溢れていて引きつけられた。
濡れたビニール越しのヌードフォト。ハイライトの立ち方にぞくっと来る。これらは`85年あたりに撮られた作品。大坂氏30才前の作品ということになる。
それと室内に飾られた花を撮った写真。奥の窓辺から入る光と、アウトフォーカスになっている椅子のラインも惚れ惚れするほど美しい。
これら3点の写真に見入ってしまう。
札幌まで出掛けて良かった。いい白黒写真を見ると、心が豊かになり、創作意欲も湧いてくる。
駅前のヨドバシで、フィルムとポートフォリオファイルを買って帰る。
札幌滞在3時間のトンボ返り。爽やかな風が吹く午後でした。
これさえあれば
2008年06月13日 - Rolleiflex3.5F
おやつタイム
2008年06月12日 - Rolleiflex3.5F

昨日2ヶ月ぶりに暗室に入り、バライタペーパーでのプリント愉しむ。
焼いて、ちゃぷちゃぷして水洗させて、手間ではあるけど、言い換えると一日中遊べる。
手間ではあるけど、デジタルプリントより断然いいと、断言できる。
乾燥上がるまでは。
乾燥上がるとどうなるか。
あの一日が徒労に終わってしまったことを思い知るのがたいていのオチだ。
最近、安さにひかれて使い出したペーパーはどうもその傾向が強い。現像液を変えてみたりしたけど、結果はそれなり。安さにはやはり訳があるのか。(銀の含有量?)
しかし、他のメーカーはべらぼうに高く、それに見合う写真の内容かとネガを見て肩を落としたりして、ポチッと押すまでの勇気を持てない。
最近、ペーパーも相当値段が上がったり、縮小したり。オンラインショップでも「このサイズは在庫切れで、次の入荷は9月になります」とか平気で書かれてあったり。
この辺じゃ、薬品類も店頭で買えるところは皆無だけど、ネットでもラインナップが縮小傾向で、なかなか思うように手に入らず。
超トロいISDN回線で、あっちのサイトやこっちのサイトをうろうろさまよい、目的のブツを探しイライラ・・・。
アナログプリント派、受難の時代です。
しかししかし、んじゃまあ何もかもデジタルで。とは行かないのが悩ましいところ。
撮影仕事に忙しい日々が続いてきたけど、昨日で一段落。
今日はとっ散らかったデスク廻りを片付けて、整体に行って体のケアをしてもらう予定でいる。
疲れが体を堅くしてしまっているような感じで、歩くのもままならない。
特に昨日までの4日間は息つく間もない怒濤の日々を過ごした。
何千枚も写真を撮ったけど、ご依頼いただいた方々のプライベートな写真のため、1枚も写真をアップすることができない。
仕事が忙しくなるとブログの写真に困ってしまう。写真を楽しみに、更新されないブログを訪問してくださる方には、申し訳なく思っている。
そんななか昨日は、仕事の前に町内の「地域と子供の運動会」に参加した。
地域の小学校が小規模校のため、学区の町内会対抗運動会も兼ねているのだ。
それでも今年は児童が22名に増えた。去年より5人くらい増え、一昨年のほぼ倍になった。
22名のうち、転勤してこられた先生のお子さんが4名くらいいるようだ。へき地の小学校にとって、子だくさんの先生は実にありがたい存在だ。
22名もいると、入場行進や、よさこい踊りも、堂々たるものに感じる。
もちろん入場行進は、我々大人も参加する。
大人の数はざっと数百人。こんな集落に結構いるんだなと思うけど、親戚一同が集まって来てくれているようだ。
行進だけでなく、競技にも当然参加する。
タイヤ転がしリレー、綱引き、目隠ししての空き缶叩き、東川音頭に出場する。
5地区対抗の競争で、ボクの出た綱引きでは接戦の末、一位を獲得。
朝の段階では「ケガしないよう、みんなボチボチやりましょう」「うん、そうそう、ノンビリとね」なんてみんな言ってるのに、勝負事となるとじいいちゃんばあちゃん関係なくヒートアップしていく。なにせ、ウチの集落は、東川でも一番端。町寄りの集落には負けられない。特に隣の集落には、分譲団地があって、若い世代を中心にテントは溢れんばかりの賑わいだ。それに比べてウチのテントは、みんな寝っ転がれる余裕がある。
足腰の悪い、じいちゃんばあちゃんばっかりいる中で、そうそう腰が痛いとも言ってられない立場にいるのだ。今年40才になろうというのに、世帯主ではダントツの若さになのだから。昨日の睡眠3時間だとか、このあと仕事が控えてるとかいつの間にか、そんなこと忘れてはしゃいでいた。(9時スタートの運動会に、テント張りスタートが6時から。場所も決まってるし、作業は20分で終了するというのに。寝ても立ってもいられない行事なのだろう)
終わってみると、あろうことか他の集落を押しのけて、見事総合優勝。それも去年に引き続きの連覇だ。これは快挙という他ならない。
残念ながら、そのあとの祝勝会には参加できず、スーツに着替えて仕事に向かい、600枚の撮影をこなす。
明日は、ブログを見てくれてる方からのリクエストを受け、ワークショップを行う。
内容は、写真の基礎講座、露出についての座学につづき、しゃれたカフェメニューの撮り方、ポートレートの実践まで。とは言え、一眼レフを手にしてそれほど間のない、初級向け対象。参加者は若い女性ばかり3名。知人のカフェを開店前の時間を借りてやります。
今や誰でも手にする一眼レフ(デジ)だけど、絞りって何?って多いようですね。
だいたい今のAFレンズって、絞り羽根が見えないし、ボディ側のシャッター幕も見えない。だから説明書きと、実態が結びつかない方が多いのではないでしょうか?
それと、写真にとって大事なのは、やっぱり光。あと、アングルとか、それからタイミングとか。そんなのの見極め方のレクチャーしちゃおうと思ってます。
それから、11日より名古屋・栄にあるアサヒドーカメラの2階にあるギャラリーで器の展示会が行われます。そこに器「美命(みこと)」とコラボしたポスター写真5種と、フレーム入りの写真5枚ほどが飾られます。写真は「雪月花風」シリーズ。顔料インクと局紙ピクトランによるデジタルモノクロームフォトです。
器「美命(みこと)」や、この展示会についての詳細はhttp://mikoto.cc/をご覧ください。
器の展示会に写真を使ってもらうのは、初めてのこと。
何か新しい出会いが広がるような予感がします。
あいにく会場の名古屋には出向けませんが、お近くの方は、ちょっと覗いてみてください。
間際まで、ああでもないこうでもないと準備に追われておりました。
そんなこんなで、怒濤の日々を過ごしていました。
今週こそは2ヶ月ぶりに暗室に入って、白黒プリントしたい。その前に撮った写真の編集か。
とりとめのない話、しかも長文、失礼しました。
今日はとっ散らかったデスク廻りを片付けて、整体に行って体のケアをしてもらう予定でいる。
疲れが体を堅くしてしまっているような感じで、歩くのもままならない。
特に昨日までの4日間は息つく間もない怒濤の日々を過ごした。
何千枚も写真を撮ったけど、ご依頼いただいた方々のプライベートな写真のため、1枚も写真をアップすることができない。
仕事が忙しくなるとブログの写真に困ってしまう。写真を楽しみに、更新されないブログを訪問してくださる方には、申し訳なく思っている。
そんななか昨日は、仕事の前に町内の「地域と子供の運動会」に参加した。
地域の小学校が小規模校のため、学区の町内会対抗運動会も兼ねているのだ。
それでも今年は児童が22名に増えた。去年より5人くらい増え、一昨年のほぼ倍になった。
22名のうち、転勤してこられた先生のお子さんが4名くらいいるようだ。へき地の小学校にとって、子だくさんの先生は実にありがたい存在だ。
22名もいると、入場行進や、よさこい踊りも、堂々たるものに感じる。
もちろん入場行進は、我々大人も参加する。
大人の数はざっと数百人。こんな集落に結構いるんだなと思うけど、親戚一同が集まって来てくれているようだ。
行進だけでなく、競技にも当然参加する。
タイヤ転がしリレー、綱引き、目隠ししての空き缶叩き、東川音頭に出場する。
5地区対抗の競争で、ボクの出た綱引きでは接戦の末、一位を獲得。
朝の段階では「ケガしないよう、みんなボチボチやりましょう」「うん、そうそう、ノンビリとね」なんてみんな言ってるのに、勝負事となるとじいいちゃんばあちゃん関係なくヒートアップしていく。なにせ、ウチの集落は、東川でも一番端。町寄りの集落には負けられない。特に隣の集落には、分譲団地があって、若い世代を中心にテントは溢れんばかりの賑わいだ。それに比べてウチのテントは、みんな寝っ転がれる余裕がある。
足腰の悪い、じいちゃんばあちゃんばっかりいる中で、そうそう腰が痛いとも言ってられない立場にいるのだ。今年40才になろうというのに、世帯主ではダントツの若さになのだから。昨日の睡眠3時間だとか、このあと仕事が控えてるとかいつの間にか、そんなこと忘れてはしゃいでいた。(9時スタートの運動会に、テント張りスタートが6時から。場所も決まってるし、作業は20分で終了するというのに。寝ても立ってもいられない行事なのだろう)
終わってみると、あろうことか他の集落を押しのけて、見事総合優勝。それも去年に引き続きの連覇だ。これは快挙という他ならない。
残念ながら、そのあとの祝勝会には参加できず、スーツに着替えて仕事に向かい、600枚の撮影をこなす。
明日は、ブログを見てくれてる方からのリクエストを受け、ワークショップを行う。
内容は、写真の基礎講座、露出についての座学につづき、しゃれたカフェメニューの撮り方、ポートレートの実践まで。とは言え、一眼レフを手にしてそれほど間のない、初級向け対象。参加者は若い女性ばかり3名。知人のカフェを開店前の時間を借りてやります。
今や誰でも手にする一眼レフ(デジ)だけど、絞りって何?って多いようですね。
だいたい今のAFレンズって、絞り羽根が見えないし、ボディ側のシャッター幕も見えない。だから説明書きと、実態が結びつかない方が多いのではないでしょうか?
それと、写真にとって大事なのは、やっぱり光。あと、アングルとか、それからタイミングとか。そんなのの見極め方のレクチャーしちゃおうと思ってます。
それから、11日より名古屋・栄にあるアサヒドーカメラの2階にあるギャラリーで器の展示会が行われます。そこに器「美命(みこと)」とコラボしたポスター写真5種と、フレーム入りの写真5枚ほどが飾られます。写真は「雪月花風」シリーズ。顔料インクと局紙ピクトランによるデジタルモノクロームフォトです。
器「美命(みこと)」や、この展示会についての詳細はhttp://mikoto.cc/をご覧ください。
器の展示会に写真を使ってもらうのは、初めてのこと。
何か新しい出会いが広がるような予感がします。
あいにく会場の名古屋には出向けませんが、お近くの方は、ちょっと覗いてみてください。
間際まで、ああでもないこうでもないと準備に追われておりました。
そんなこんなで、怒濤の日々を過ごしていました。
今週こそは2ヶ月ぶりに暗室に入って、白黒プリントしたい。その前に撮った写真の編集か。
とりとめのない話、しかも長文、失礼しました。
フォトフェスタ`08
2008年06月06日 - 東川

今年も東川フォトフェスタが7/29日~9/2日の会期で行われます。
おなじみ写真甲子園が7/29~8/1。期間中、公開審査が行われ、誰でも見学可能です。
詳細はhttp://town.higashikawa.hokkaido.jp/phototown/koshienofficial/2008/index.htm
まで。
8/2と8/3日は、フォトフェスタのいわば本祭り。
2日には東川賞の授賞式、3日には受賞者のギャラリートークが行われます。
今年度の受賞者は国内作家賞:楢橋朝子氏、海外作家賞:クラウス・ミッテルドルフ氏、新人賞:澤田知子氏、特別賞:小畑雄嗣氏の4名だと発表がありました。
一般公募のイベントとしては、インディペンデンス展、ストリートギャラリー、ポートフォリオレビューなどがあります。
簡単に説明すると、インディペンデンス展は、幅1.8m高さ2.4mの面を2000円で借りて、自由に写真を発表するというもの。それをギャラリー(見学者)、そして東川賞の審査委員のメンバーに対して、自分の言葉でプレゼンします。展示して終わりではありません。副賞として優秀者は日本カメラに掲載されます。
ストリートフォトギャラリーは館内に収まりきれない写真を、屋外に展示してしまえというもので、コンパネ一枚が自分のスペースとなります。これはコンテスト形式で、一位になると去年はデジ一が賞品に。去年のダントツ一位をもぎとった女の子は、東京、東川で個展を開催しています。
ポートフォリオレビューは、ニコンサロン運営者がテントの下であなたの写真を見てくれます。優秀者はニコンサロンで個展開催の道が開けるというもの。
フォトフェスタにはCANON,NIKON,OLYNPUSほか各カメラメーカーの方、EPSON(エプサイト)などの関連メーカーの方、日本カメラ、月刊カメラマン、CAPAなどの写真雑誌編集者、写真評論家、写真家、キュレーターが多数来場され、会場をうろうろしています。
上記の参加型写真イベント以外の場面でも、自分の写真ファイルをみてもらう機会は多くあるはずです。但し自分次第。そうチャンスは用意されているものではなく、自分で見つけるものでもあります。
浅葉克己(グラフィックデザイナー)、岡部あおみ(美術評論家)、笠原美智子(写真評論家)、佐藤時啓(写真家)、野町和嘉(写真家)、平野啓一郎(作家)、山岸享子(キュレーター)の皆さん(敬称略)が今年の東川賞審査委員であり、会場に来られます。その他に、写真家数名がゲストとして来られるはずです。
フォトフェスタの詳細はhttp://town.higashikawa.hokkaido.jp/phototown/photofesta.htm
をご覧ください。インディペンデンス展はすでに募集が始まっています。先着順なのでお早めにどうぞ。今年は東川フォトクラブから2,3名の参加。遠く福島からondoriさんもお越しになります。参加者には、2,3日の両日ジンギスカンなどなどが振る舞われますよ。準備してくれるのは東川町内の皆さんです。写真の町実行委員会のボランティアスタッフが、多数の写真愛好家の人たちが、東川町を訪れてくれることを望んでいます。
宿泊は町内に格安宿があります。http://north.hokkai.net/tettyann28/
フォトフェスタ中は、満杯になりますので、布団で寝たいという方はお早めに予約をどうぞ。それ以外は雑魚寝の施設(無料のはず)が町で用意されます。寝袋持参してください。
道の駅など、トイレ完備の駐車場有り。車中泊には困りません。キャンプ場もあります。近隣に温泉もありますよ。