今年もありがとうございました。

2007年12月31日 - 日々の暮らし

2007年という年が間もなく終わろうとしている。年末という気分は昨日までなかったのに、さすがに今日は昼間からテレビを見たりしてのんびりしていると、のどかな大晦日の気分になってきた。朝はどかっと雪が積もっていたけれど、晴れて穏やかな日差しがリビングに降り注いでいる。
このあとは今年美瑛に家を建てた、大阪在住の写真仲間の中西さん宅にお呼ばれしている。ご馳走を振る舞ってくれるというのだ。

2007年は仕事も忙しく、充実した一年だった。
大阪、東京での個展は不安いっぱいでなおかつエネルギーもお金も掛かったけど、結果的にはそれがいろんなものや人と結びつけてくれることになった。
北海道に来て数年間の独り身でも食うに困るような暮らしから比べると、欲しい物もそれなりには手に入れられるようになってきた。でもそれだけでは満たされないことも知っている。
一歩進む勇気やちょっとした力を与えてくれるのは、いつも他人様だ。誰かと触れ合うことで力を与えてもらっている。
だから2008年も写真を撮り続け、しゃべり続けていきます。

そり

ブログを見てくださっている方々にとっても2008年が良い年でありますように。

GRデジタルII


幻の傑作

2007年12月30日 - R-D1s

天人峡

朝起きると外は深い霧に包まれていて幻想的な雰囲気。
真っ白な霧の中に浮かぶ木立などを撮り進めながら、天人峡方面へ向かう。
すると霧が抜け、山あいに一条の光が射してきた。
山肌の木々が霧氷をつけていて、それが金色に染まっていく。霧がたなびく。
ボクは夢中になってコンタックス645のシャッターを押し続けた。こういうシーンはフィルムに限る。そう思いながら途中フィルムチェンジ。久々の手応え。
そして一通り撮り終えたところで気がついた。ボディとフィルムバックの間に、あろうことか引き蓋が差し込まれたままになっていることに。
さーと力が抜けた。何も写ってないかも知れない。いや間違いなく写っている訳がない。
なんで引き蓋が?
そういえば先日白黒を入れたフィルムバックと交換しようと引き蓋を差し込んだけど、寒さで手がかじかんでるせいか、フィルムバックを外せず、まあいいやと諦めそのままにしておいたんやった。
でも何でや?引き蓋差したらシャッターが下りない設計になってるはずやのに・・・。ここまで何十枚も切ってるぞ。
そう思って引き蓋を抜き差ししてみたら、今度はシャッターが正常に(?)下りなくなった。
う~ん、やられた!
いや、やってもた。カメラのせいにしたらあかん。あれやこれやとカメラを取っ替え引っ替えしたせいや。
気を取り直して撮り直そうにも、霧は完全に抜け切ってしまい、先ほどまでの神々しいまでの情景はそこにはなかった。
ああ幻の傑作。霧とともに消えていった・・・。

写真は傑作のあとのR-D1s G Biogon28mm

M3ファーストショット

2007年12月29日 - Leica M3

M3ファースト

M3でのファーストショットがこれ。M6で撮ろうとM3だろうと写すものは一緒。
そして写るものも一緒。
そりゃそうか。カメラボディは単なる箱ですから。
ただ違うことがひとつだけあった。M3で撮ると画面の横幅が広く写るのだ。だからコマ間が狭くて、現像後の6コマごとの切り出しが大変だった。注意深くはさみを入れないと、画面を切ってしまうことになる。
そしてノートリミングの証にしている黒フチの左右がつかない。今度ネガキャリアを削らなきゃな。
あとで測ってみたら普通横幅36ミリのところM3のは37ミリになっていた。
縦もほんのわずかだけど広く写っていてパーフォレーションギリギリ。
ちなみに同じ中判6×6でも、ハッセル500c/mは小さめ、ローライフレックス3.5Fは大きめに写ります。
(上記の話は個人所有物での比較です)
今日は東川フォトクラブのメンバーと暗室納め。朝、水道管が凍結していて文字通りひやっとした。数日前のマイナス21℃が効いたらしい。が、間もなく事なきを得て夕方まで今年最後のプリントを楽しんだ。

Leica M3 NOKTON Classic 40mm

Born in 1958

2007年12月28日 - Leica M3

M3.jpg

年の瀬が迫る今日、ボクの掌にはLeica M3が。
「堪えきれなくなった」
という言い訳がぴったりくるように思う。本当は店頭であれこれ触り比べて買うつもりが、いつになるか分からない銀座行きが待ちきれなくなってしまい、禁断のヤフオクをポチッと・・・。
届いた荷物の梱包を解くと、ずしっと重みが凝縮されたシルバークロームのボディが現れた。
津軽海峡を越えてようこそ。金属ボディがキンキンに冷え切っている。
製造番号からすると1958年生まれの齢49才。ボクの10才年上だ。
一応こだわってダブルストロークのドッグイヤー、クイックローディング(?)がついている。
整備済み、6ヶ月保証付きと謳ってあるものを買ったものの、気になる程度の方は・・・・。
やっぱりと言うべきか、まあそれなりか。巻き上げのフィーリングがやや堅いような気がするものの、値段を考慮すると納得のレベル。しばらく使ってみて信頼できるところでOHをしてやろう。

早速撮りに行きたかったけど、年末の買い出しに付き合わされる。
ボクは助手席でM3を握りしめたまま、にやにや。手に馴染むデザイン、グッタペルカが手に触れる感触も何とも言えない。「なんで買い物に行くのにカメラ握りしめてんのん?まるで子供やなぁ」と呆れる妻。
信号待ちの間にGRデジタルで凛々しいお姿をパチリと納めたのが上の写真。
直線とRで作られたデザイン、メッキ(?)の感じ、ファインダーのガラスの質感、飾り窓のデザイン、巻き上げレバーetc、その全てが惚れ惚れするほど美しい。ん、そう思わへん?
これが49年も前のカメラなんです。生まれは西ドイツ。果たしてボクは何代目のオーナー?もっともいいオーナーになれるのでしょうか?
次はM3に合う50ミリレンズを探さなきゃ。

gen

2007年12月27日 - 写真

gen.jpg

今朝の北海道新聞で写真家掛川源一郎さんの訃報を知った。
掛川源一郎さんといえば北海道の暮らしや日常を撮り続けた写真家であり、その偉大な功績は写真集「gen」を見れば誰もが知り得ることだろう。
昨日ボクは撮ることに意味も目的もはないと言ったが、数年前掛川源一郎さんの写真展や写真集を拝見したとき、写真の意義をそこに見たような気がした。
写真集「gen」は70余年の掛川源一郎さんの写真活動、八千本のネガフィルム(三十万カット)からセレクトされた一冊だと記されている。
ボクは何を残して行けるのだろう?
それもやはり撮り続けていくことでしか、知ることはできない。

青い窓

2007年12月26日 - R-D1s

青い窓

CONTAX645とEOS1DMk3で綺麗な自然風景を撮ったあと、午後はR-D1sとM6の軽装備で別の被写体を求めて小さな集落をうろつく。
ボクにはどちらも美しく感じるのだ。そしてどちらも、撮ってどうしようというものでもない。
何のために撮ってるのか?そう聞かれてさっと答えられるときと、答えに窮するときが交互にやってくる。今は後者。目的や結果なんて最初から求めてもしょうがない。成果が欲しけりゃ、写真なんてやってない。撮っていく意味は、撮り続けていくうちに見えてくるものだろう。
今は考える前に撮れ。現場で考えるな。そう思うようにしている。2007年の年末。

R-D1s G Biogon28mm

霧氷の朝

2007年12月26日 - 1DMark3

霧氷

今朝は今年一番の強い冷え込みとなった。
昨夜9時の時点でマイナス11℃。月が冴え冴えと輝いていて、朝の冷え込みが予想できた。
久しぶりに早起きし、暗い内から撮影に出掛けてきた。
予想気温ではマイナス14℃だったが、明らかにそれを下回っているのが分かるのは、鼻毛が凍るのだった。10分ほど外にいると、カメラを操作する指先が痛くて仕方がない。
フィルムチェンジの何とももどかしいこと!
その点デジタルは楽できる。手ぶれ補正付きのズームレンズも強い味方になってくれる。
でもね、ボクの機材構成の中ではメインはフィルム。凛とした空気感はポジでしか伝えられないように思う。(1Ds3の2200万画素ならどうなのか?)
CONTAX645の出番が増える季節だ。
重くてでかくて、三脚必需で煩わしくて、指先の感覚がなくなるときにはホント辛いけど。
寒さのあまり、動かなくなることがあるのは何ともご愛嬌・・・。

帰宅して調べたら朝3時の時点でマイナス21℃だったんだって。撮ってるときはマイナス18℃くらいだったのかな。まだ体に余裕があった。今シーズンはマイナス25℃越えがあるだろうか?年々その回数が減ってきているのが気にかかる。

雪ハネ

2007年12月25日 - GX100

野矢さん

「こいつで松の木の雪をはねるんじゃよ」
ポケットのGX100を取り出して即、シャッターを切ったけどズーミングまでする余裕無かった。
24ミリってのは難しい。
クリスマスってじいちゃんが活躍する日。

クリスマスカラー

2007年12月24日 - R-D1s

クリスマスカラー

今頃街中クリスマスカラー一色なの?
北海道の片田舎では全くそんな気配は感じません。
娘ふたりとも熱出してダウン。今年はチキンもクリスマスケーキもシャンパンもなし。
それでも皆さんMerry Christmas!

R-D1s G Biogon28mm

月は知っている

2007年12月23日 - R-D1s

月

大きくまん丸い月が東の空に輝いているのを見ると、全てを見透かされているようで、身の引き締まる思いがするのはボクだけだろうか?

R-D1s G Biogon28mm

雪の降る里

2007年12月22日 - R-D1s

鷹栖

昨日は鷹栖町方面に撮影に出掛けた。
鷹栖町はウチの東川町と旭川市を挟んだ反対方面にある。距離にして40キロ程度しか離れてないのに、あちらはドカ雪。東川の3倍は積もっていそう。
毎年こんなもんなのか、今年が異常なのか、聞いてみようと思うのだけど、人の姿を見かけない。こんな雪じゃそれも無理ないか。そもそもあまり人の歩いていない場所ばかりうろうろしているし。

知人から格安で奪い取ったMロッコール90mmf4にて。R-D1sだと135mm相当になる。これで望遠撮影も可能になった。しかし、フレーム枠が出ないので、まさしく当てずっぽ。撮って背面液晶見て、撮り直し。3回くらいやると何とか上手く行く。外付けファインダー要るよなあ。

月カメカレンダー

2007年12月21日 - お知らせ

カレンダー

おなじみ月刊カメラマン誌1月号の付録「2008年オリジナルモノクロームカレンダー」に飯塚達央の写真が使われました。4月と12月のふた月分です。質感もとてもよろしくて大満足のワタクシです。
(自分で言っちゃうと)日本を代表する白黒写真家6名の、オールモノクロームのカレンダーとなってます。とは言え、ボクのはデジタルモノクロ~ムです。上の写真はGRデジタル。12月はEOS20D。他の10ヶ月は銀塩とデジタルと混在となってますが、ぱらぱらとめくると、銀塩かデジタルか特徴が出て面白い(?)これをあなたはどう見るか?
11月の松田敏美さん(先日のエントリーで紹介した「モノクロームの旅路」の著者)の写真は、ぞくっとするよな白黒写真です。
これが付録か・・・。月カメ1月号はいつもの月より50円増しの630円。これは買うしかないでしょう。

それにしても本誌のあとがきに、いつも依頼をくださる編集者の方がこんなことを書いてあるのを見つけ、笑ってしまった。以下抜粋。
「とっておきのネタをバラしてしまおう。この時期なぜ北海道在住カメラマンに仕事のオファーが集中するのか、という謎についてだ。答えはいつ電話をかけても一発でつながるからだ。」
う~ん、ごもっとも。ギブミーお仕事。

11号

2007年12月20日 - R-D1s

11号

M6と併用してるとR-D1sの操作感って・・・。シャッターの感触とか、ルーズなフレームとか、ピントの合わせにくさとか、すぐ無くなるバッテリーとか、おいおいって思うことしばし。
だけどウチ帰って画像をブラウズすると、ああやっぱりいいなあR-D1s、って思わせる力がある。
Leica M6の操作感は素晴らしい。どんどん押したくなるから被写体を次々探さなきゃならなくなる。
だけどライカで撮ったからって、必ずしも良い写真が撮れる訳がない。駄作の量産に労力の浪費。
それでもしゃあないな、次がんばろって思わせる力がある。
果たしてどっちがいいのやら。

R-D1s G Biogon28mm

ガラス戸

2007年12月20日 - R-D1s

ガラス戸


R-D1s G Biogon28mm

まちかど

2007年12月19日 - Leica M6

街角

時代の検証が難しい街角。赤平市にて。
きっと30年後、いや20年後この写真は貴重な記録写真となることだろう。

昨日のBOSSの写真をバライタでプリントして譲って欲しいというリクエストが来て、びっくりした。
BOSSを知っているという方や、むろんBOSS本人からではない。
写真って不思議だ。

NOKTON classic 40mmf1.4

BOSS

2007年12月18日 - Leica M6

BOSS.jpg

金は無くても煙草はやめらんねぇとBOSSは言う。
やっぱり白黒はやめられへんとボクは思う。

2日間暗室にこもりっきり。おてんとさん見てへんなあ。
BOSSゆうてもボクのBOSSではありません。うまそに煙草を吸ってるもんで、一枚撮らせてもらいました。

プアマンズズミルックスやったか?ノクトンクラシック40mmf1.4。36000円の写りやないです。
M6で35ミリフレーム出るように、マウント部の出っ張りをヤスリで削り取る。余計なとこまで削れてしもたが、まあええか。おかげでぎりぎりフレーミングできるようなりました。

暗室体験ワークショップその1

2007年12月17日 - 白黒写真

暗室

今日は東川でやる暗室体験ワークショップ1回目でした。
アイスバーンの道を札幌からわざわざ来てくれたのは、北大の大学院生たち5名でした。
事前に「きれいな光をみつけてくること」という課題を与えて、白黒フィルムを撮影してきてもらい、フィルム現像、そしてプリントを自分の手で体験してもらいました。
5人いっぺんに教えるのはちょっとしんどい所もありましたが、夢中になってちゃぷちゃぷやってる姿や、焼き上げて嬉しそうな表情を見ると、こちらも満たされた気持ちになります。
号数や秒数を変えて焼くことで、自分のベストの一枚を作り上げていく暗室の楽しさ。光と影を意識して撮影する白黒写真の楽しさを知ってもらえたようで、何よりでした。
明日は第2回目。1月に第3回目が決まっておりますが、それ以降は空白です。仕事が暇な冬の間のみの実施となりますので、ご希望の方はお問い合わせください。

Gray & White

2007年12月15日 - GR-D

white.jpg

ありがちな作風ではありますが。何とか風ってやつです。

Michael Kennna氏の札幌でのトークイベントの詳細はこちらまで。先着200名までなので、もう一杯だったらゴメンなさい。北海道の若手写真家が集結しそうで、そちらも楽しみだ。あんな人こんな人にも会えそうです。

GR-DIIになってスクエアモードがつきました。RAWで撮ってもスクエアのまま記録されます。

トワイライト

2007年12月14日 - GR-D

トワイライト

たまには美しい風景写真をどうぞ。

今日は撮影ガイドのお仕事で美瑛の丘巡りをしてきました。お客さんは韓国人のお嬢さん。オーストラリアはシドニーの美術大学大学院で写真を学ぶ学生さんでした。何ともインターナショナルなこと。
写真の撮り方が分からないと、いろいろ質問されました。偉そうに答えられる身分ではないのですが、教えるというのは学ぶこと。答えながら、お前は一体どうなんだと改めて考えさせられましたね。
え、そのコミュニケーションはどうやったのかって?そりゃあ、英語でしょ。
と言いたいところですが、彼女は日本語ぺらぺらでした。お父さんが帯広在住なのです。
丁度ソウルでの写真展をやる2月末に、彼女もソウルに帰国中だということが分かって、案内役をお願いすることに。一人確実に写真展を見てくれる人をゲットです。心強いです。こういうのって何かの巡り合わせでしょうか?出会いに感謝ですね。
好きな写真家はと訪ねると、答えはマイケルケンナ。1月10日に札幌の(何故か)アップルストアでトークイベントがあるよと教えてあげたら、絶対行く!と興奮してました。韓国やオーストラリアでは絶対会えない人だからって。そりゃそうかも。
ということでアップルストアでまた会いましょう。

EOS5Dを操る彼女が今欲しいカメラがライカのM6だって。えむろくじゃないよ、エムシックスだよ。張り切って見せてあげましたワタシのエムシックス。オービューテイフォー、ビューテフォー。
ちなみにデジタルカメラはでじかめじゃなくて、ディッカ(DiCa)と呼ぶそうですぞ、かの国では。

家族写真

2007年12月13日 - GR-D

家族写真

撮影by長女

RICOH GR-DII ISO200 AWB
階調が良くなってる?AWBも

赤平

2007年12月12日 - R-D1s

赤平

カメラを持ってone day trip。
今日は赤平を目指す。赤平市は空知地方の旧産炭地。駅に車を駐め、まずは腹ごしらえ。
「ごはん処 よう太。」(仮名)という名に惹かれ、のれんをくぐる。閑散とした店内。
大将から「今日は寒いねえ」と声を掛けられる。確かに寒い店内。ストーブが切られている。
おすすめと記された揚げたてコロッケカレー650円を注文する。
「いやあゴメン、ゴメン、問屋さんが来なくて、品切れサ。前まで週3回来てたのに、週2回になって、とうとう週に1回しか来なくなっちゃったんだよ。経費節減だってよ。だから今日は揚げ物なしなのよ。」
ということで改めてメニューを見渡すと、素うどんか、かけそばか、普通のカレーしか選択がない。
普通のカレー480円を注文する。
「赤平も財政再建団体になりかけでしょ。夕張に続くのはウチらだって。夕張は1番目だったから、なんだかんだ支援があって良かったけど、そのあと続いてももう話題にもならんだろうな・・・」
と夕張を羨ましがってるかのような口ぶりだった。
炭坑の全盛期には6万人いた市の人口も、今や1万2千人ほどになっているという。
その後市内をふらついてみたら、町のまんなかの小学校が閉じていた。入り口や窓ガラスにベニヤ板が打ち付けられている。その校名は「赤平小学校」。何と市の名前そのものの小学校が閉校になっているのだった。どうやら昨年の春に閉鎖され、近隣の小学校に合併されたようだ。校舎の老朽化の問題もあったのかも知れないが、市の中心の小学校を失うことの悲しみはいかばかりだっただろう。
その後、3年ほど前に写真を撮らせてもらった親父さんの店を訪ねてみる。靴修理屋のちょっと癖のありそな親父さんだった。もらった名刺には名人と記されてあった。
しかし、店のあった場所は更地になって白い雪が積もっているだけだった。
となりの金物屋さんで聞いてみると、親父さんは去年癌で亡くなったのだと知らされた。


冴えない日

2007年12月09日 - 日々の暮らし

急いで出力するよう迫られた写真があって、インクジェットプリンターであれやこれやとやってたのだけど、支給されたアートペーパーに慣れないのと、プリンターの調子が悪いのとで、朝から翻弄されるている。
しまいにはインク切れ。日も暮れたというのに30キロ離れた旭川の大型店まで車を走らせることに。
道はつるつるアイスバーン。でも、ウチの奥さんの軽自動車は安定してるし、信号でもぴたっと止まる。さすが今時の軽自動車。
なんて感心してたら、信号待ちで後ろからごつんと。
おかま掘られていまいました。
だけど、何故か傷一つ無い。向こうの車も。
相手方の運転手は、専門学校の女子。
「ああいいよ、いいよ」なんて許しちゃって。
ウチに戻って、プリント作業続行中なんだけど、う~ん、首が変。心なしか頭が痛い。
それにプリントが上手くいかん。
ああ冴えない日。

手を繋いでいこう

2007年12月08日 - 1DMark3

20071208205845.jpg

退場シーン。こういうときは感度ちょいと上げてAF任せで連写。フィルムだと絶対写らないけど、デジだと何とかなる。きちんと写ってなくてもいいの。気持ちが伝われば。
いつまでもお幸せに。

EF50mmf1.8 F1.8 1/40 IS01600
1DMark3は仕事道具として最高の味方。

つながる

2007年12月07日 - R-D1s

20071207211904.jpg

ソウルでの写真展はともかく不安要素がたくさんだ。韓国人のコーディネーターがいるというものの、やりとりがどうもスムースにいかない。
そんな中、ある方からの紹介で、今月ソウルで写真展をやるという大阪の写真家さんを教えていただき、電話を掛けてみた。
「北海道の飯塚と申しますけども」すると「ああ飯塚さんですね」という返事。「??」
何でも今年2月にやった大阪の写真展を見てくれていたという。
ボクがソウルで写真展をやるということも既にご存じのようで、今その方が実際やっている準備や向こうの様子など、事細かにお話いただいた。そして写真展が終わり帰国したら、その状況を知らせるのに電話してくださると言う。
なんだかとてもありがたい。お会いしたこともないのに。
でも写真展を見てくれている。それだけで、ボクが何者なのかを知っていただけているのではと思う。ちょっとおこがましい話だととられるかも知れないが、写真展というものはそういうものだ。自分の名刺、自己紹介。いやいや自分そのものなんだ。
来年の写真展ではもっとさらけ出そうと思う。評価は二の次。でも誰かと何かと繋がれば、なお嬉しい。
写真家の名前は北義昭さん。「大阪で儲からない写真家をやってます」と言っていた。ボクの一つ上。海外取材を精力的にこなしているようだ。白黒写真が素晴らしい。
同じような匂いを感じる。

東京在住の先輩写真家はボクのことを同じ志を持つ者と称してくれた。
同志か。そんな良い言葉があることを初めて知った。

今日は晴れ

2007年12月06日 - R-D1s

20071206211724.jpg

朝起きるとまたもやドカ雪。2日連続の雪ハネ。
昼前から太陽が顔を出す。最高気温はマイナス4℃。それでも日差しがあるだけで随分暖かく感じるもんだ。
ざざっ、ざざっと屋根から雪が落ちてくる。

フォトクラブの若手メンバーが最近とても熱心で、付き合っていて面白い。どん欲というか、写真のこと何でも知りたいという欲求がみなぎっている。
そのくせ押せば写る時代の人たちだから、基本的なことをまるで知らない。
今日はマニュアルカメラを持ち出して、レンズの絞り羽根と、シャッター幕が走りながら開く様子を見せてあげた。2.8とか11とか、1/30とか1/250とか、呪文のような記号のような数字とその実態が結びついた瞬間、感嘆の声が上がる。
感性はそれぞれ良い物を持っている。あとはカメラの、写真の仕組みを知ることで、どう写るかを理解すれば上達していくだろう。
次の課題は白黒写真。自分で撮って自分で現像してプリントしたいと言いだした。だけどカラーでしか見えない目で、何を撮って良いか分からないと聞かれた。
いろいろ説明したところで、「綺麗な光を見つけてくればいいんですね」とひとりが答えた。
どんな写真を撮ってくるか、楽しみだ。
ボクも負けてはいられない。

来年春までの写真展の計画を、実施に向けて動き出す。2月末にはソウル。3月中旬に北海道美唄(びばい)市。片方は異国の大都市、片方は北海道の辺境地の木造校舎跡。二つともチャレンジだ。玉砕の可能性が極めて高い。エネルギーとお金を懸けて、何かを得られる保証はどこにもない。でも、自分のためにやります。
撮って撮って、まとめて、晒して、見つめ返して、見えてくる。

停留所

2007年12月05日 - Leica M6

20071205214553.jpg

Leica M6 ズミルックス35mm(借り物)TMY

暗室体験ワークショップの問い合わせ、申し込みをいくつかいただいております。札幌からお越しになるという方も多く、反響に驚いております。12月17日に第一回目を開催することになりました。(定員満了)引き続き随時開催しますので、興味のある方はメールにてお問い合わせいただきたいと思います。

東川フォトクラブの写真展は明日千秋楽を迎えます。(3時に撤収)
これまた札幌など遠方から、また雪道アイスバーンの中をお越し頂きまして、ありがとうございました。

読書中

2007年12月04日 - Leica M6

20071204194447.jpg

ここのところ白黒が楽しくてしょうがない。暗室に籠もっていると時間があっと言う間に過ぎていく。それもこれもライカを手にしたからだ。プリミティブで感触の優れたカメラで撮って、それを自分の手で仕上げる。
光と影の遊び。トーンをどう出すか一枚に込める。
大量に撮れないし、数焼くのも疲れて大変だけど、そこには写真やってるっていう実感が伴う。
仕事でデジタルで一日500枚撮るのはざら。1000枚超すくらい撮ることもあるけど、36枚撮りの白黒フィルム1本撮るのって、割と大変。3本撮ったら今日は良く撮ったなあと思うけど、その数たかが108枚。
そこからセレクトして仮に30枚が残って、それを焼き付けようとすると、かなり濃密な時間を赤いライトの下で過ごすことになる。

今日は暗室の見学者アリ。写真歴一年未満(?)の主婦。見るだけじゃつまらないから、ボクのネガを焼かせてあげた。露光を終えた印画紙を、ちゃぷちゃぷくゆらせる。そのくゆらせ方が最初はぎこちなく、やがて上手になっていく。それが面白いらしく、真剣にちゃぷちゃぷやっていた。
意外に簡単な行程で写真が仕上がっていくことに驚いているようだった。
次は自分の撮ったフィルムで焼きたいと言ってくるに違いない。

Leica M6 ズマリット50mmf1.5(借り物)
いわゆるオールドレンズ。眠い、甘いレンズを、締まらない映えない印画紙に焼くのも面白い。
最近イルフォードRC25Mサテンが好み。微光沢の冴えないところがいかにもアナログ的だと思う。

スロウ

2007年12月03日 - 日々の暮らし

20071203155504.jpg

帯広発の北海道のライフスタイルマガジン「スロウ」という雑誌の取材を受けました。
もっとも主役はボクでもなく、我が娘たちでもなく、椅子なんですけど。
東川町で新生児に贈られる「君の椅子」
http://www.kiminoisu.com/
http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-entry-515.html
http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-entry-351.htmlを実際に使っている家庭を取材するということで、ウチにたどりついたようです。
「スロウ」は北海道ではおしゃれ&中身の濃い雑誌として人気がありますね。コンセプトがしっかりしているから、記事もデザインも写真もいい。そこにウチのことを掲載して貰えるとは光栄なことです。
カメラ向けても平気ですね。と娘たちのことを感心されてましたが、そりゃあカメラ慣れしてます。あれだけ撮られていれば。リクエストに応えて椅子に腰掛けたり、押して遊んでみたり。人見知りの激しかった長女が、今や別人です。
来年2月下旬の発売だそうで、今から楽しみです。

ああボクも雑誌作りたい。雑誌は無理でも小冊子くらいなら。取材して写真撮って、編集して、デザインして。なんてね。
写真撮って終わり。ってのは手離れ良くていいんだけど、満足度は・・・。カメラマンで飽き足らない性分なのでしょうか。

境内

2007年12月02日 - R-D1s

20071202180509.jpg

静かな夜の境内。しんしんと雪が降り積もるばかり。
夜中のようで、実は夕方それも5時前の写真。冬至に近づき、いま日没が4時頃かな?
北海道は北にありますが、実は東でもあるんです。
なので朝も早いし、夜も早い。
今年の冬は雪の夜景をたくさん撮ろうと思ってます。

ベタ

2007年12月01日 - 白黒写真

20071201095643.jpg

面倒くさいという理由で、撮ったフィルムのベタ焼きをとらない人なんですが、透明のネガファイルごとスキャナーにのせてスキャンしてみました。結構お気軽で、楽しめるものです。ネガだけでチェックしてるときには見逃しているであろうコマにも、面白いものがあるのに気づくかもしれません。たとえば眼つぶりや、被写体ブレ。そういうコマにこそ、写真の面白さが潜んでいるのかも。

白黒の面白さの中に、ネガ作りというのは大きなウエイトを占めると思います。どれだけの光の強弱をネガに納めてやれるか。それが上手く行くと、のちのプリント作業も至って楽になり、良い写真が生まれるのですから。
ボクはプリント時にはあまり手を加えません。だから焼きは外注してもいいくらいです。(もちろんしませんが)だけどフィルム現像はラボに外注はできません。自分なりの現像液、現像時間、温度、撹拌方法でやらないと上手く上がらないと思うからです。逆に言うと、自分の現像にあった現場の光を見つけられるのです。この光、出せるな、と。
どれだけ光のコントラストを制御できるかが白黒写真の醍醐味だと思います。

と書くと、ハードル高そうに思われるかも知れませんが、まずは指定の方法にのっとって現像すればいとも簡単にネガは出来上がるものです。簡単な割に、自分で撮ったフィルムを自分で現像しネガという像にのせることの喜びや楽しみはとても面白いものです。ネガ現像だけなら暗室は不要ですし、そのあとスキャンしてインクジェットプリンターで焼くという方法も選べます。その方法でもデジタルの白黒変換とは違った味わいを十分楽しめるものと思いますよ。

東川町の暗室を使って、白黒現像~焼き付けの一日体験ワークショップを予定しています。興味ある方はお問い合わせください。また年間15000円で時間無制限の暗室会員も募集中です。


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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の48才、脱サラし北海道移住20年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ブライダルやファミリーフォトを撮っています。
http://www.photoseason.net

空いた時間に好きな写真を撮っては、ブログにアップしています。どうぞおつきあいください。

コメントもトラックバック欄も閉じていますが、メールで感想などお寄せいただけると幸いです。

photoseason@gmail.com

全ての写真と文章は飯塚達央の著作物です。一切のコピーを禁止します。コピーは違法行為にあたりますので、ご注意ください。どんな目的にせよ、私は自分の著作物の無断使用を望んでいません。


メインサイトもご覧ください。
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フォトシーズンのHP
http://photoseason.net