朝の道

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マイナス5℃くらいだろうか。しばれた朝。寝ぼけたまんまの肺に、冷たい空気が入り込み咳き込む。ごほんごほんという声にならない声が、あたりに響く。

原野に建つ宿「鱒や」で前夜は食べ過ぎてしまった。生のししゃもを揚げた天ぷらを始め、シンプルなのにおいしい料理につい食い意地が張ってしまった。おかげで宿主と酒を交わすこともせず、ベッドに倒れ込んでしまう。風邪のしんどさと食い過ぎの二重苦で夜が更けていく。
ここの宿主は相当の写真おたくだ。1Dmark3,40D、レンズには全て赤い鉢巻きがついている。リビングにはでっかいカメラバック数個と三脚はじめ撮影機材が無造作に転がっている。
また宿の名の通り、釣り人の間では随分知られた存在のようだ。宿泊客には「釣り人」か「そうでないか」の2つの区別があるらしく、電話で予約入れると「釣りですか?」と聞かれた。「写真です」と答えてみたら「写真のほうですか」と返事が返ってきた。
17:02 | R-D1s | comment (-) | trackback (-) | page top↑