
最高気温31℃を記録した翌日の最低気温が6℃。なんか寒くて仕方ない。そろそろストーブが恋しくなってきた。
虫も窓の隙間から家の中に入ろうとたくさん集まりだしている。越冬しようとしてるのだ。間もなくあの忌まわしいカメムシの襲撃を受けるころ。お願いだから、寄って来ないでくれ。
家の前の道路に大雪山の紅葉見物の車がたくさん通っていく。一年でもっとも交通量の多い一日だ。
連休だけど特にどこへ行くでもなく、デスクワークと、家の廻りの草刈りをして、午後には近くの公園に行ってみた。スワンの足こぎボートはいい運動になった。
幸せって案外退屈なのかも知れないと思う。
親父に変なマネをさせられて娘がこのあと泣き出す。それを見て嫁は「あんた関西のノリが分かってないなぁ」とぼやいた。
出会いを伝える
2007年09月23日 - 忘れがたき駅前ふるさと

今日はちょっと嬉しい出来事があった。去年の冬に取材させてもらって、連載しているJR北海道の車内誌「忘れがたき駅前ふるさと」の今年の四月号に登場していただいた老夫婦が、その息子さんに連れられて浦臼町からウチの家を訪ねてきてくれたのだ。
いい表情の写真を撮ってくれたこと、掲載後いろんな人から反響があったことで、一生の記念になったとお礼を言ってくださった。メロン農家の老夫婦からはとても甘いメロンがこの夏に届き、その折に電話でお話させていただいていたが、わざわざ会いに来てくださるとは思いもよらなかった。
何でも札幌に住んでいる息子さんがやってきて、今日は天気がいいし、ドライブがてらその人に会いに行ってみようよと誘ってくださったらしい。親思いの優しい息子さん(ボクよりちょっと年上かな)だ。
駅前に残る昔ながらの場所を訪ね、話を聞き、写真を撮るという取材はすんなり行くときもあるが、たいていは難航する。事前にあてがある訳ではなく、誌面の意向に沿う取材先を探し当てるのだ。やっと良さそうな場所をみつけて勇気を出してノックしてみても、取材拒否されることが多々ある。そりゃそうだろう、自分の話や写真が媒体に載ると言われりゃ、勘弁してくれよってことになるのも無理はない。
そんな中、ああいいよと突然の訪問者を受け入れてくれて、しかも載せてもらって良かったよなんてその後に言ってもらえたら、出会いっていいなあとつくづく思う。
実はつい先日この連載を来年の3月で終了することに決め、編集部にその意向を伝えたばかり。打ち切られるのじゃなくて、いろんな思惑や制約のなかでこの取材を続けていくことに限界を感じたからだ。
ちょっと冷却期間をおいて、また自分のライフワークとしてこの取材は続けていきたいと思う。いつかまたどこかで何らかの形で発表したい。ただそれが取材される側の人にとっていい形なのかは分からない。
自然風景を撮るのと違い、人の写真を撮ったり、身の上話を聞き発表するということはそれ相応の覚悟が必要だ。
その覚悟を身につけられるかどうかだ。

昨日は嫁のリクエストに応えて札幌のデパートへ、押し花の展覧会を見に家族で出かけた。チビ2人を連れてJR&地下鉄の移動はハードだった。それに随分蒸し暑いと思ったら、31℃も気温があったようで、この時期の真夏日は観測史上初なんだとか。
ウチに帰ったらこっちはかなりの雨と風だったらしく、ガーデン用のパラソルが折れていてショック。
特急に乗っちゃえばわずか80分の距離なのに、随分気象が違うものだ。
毎朝ノエルと散歩する野矢の森では、広葉樹の紅葉が所々始まっている。
この写真はEF50mmf1.8を開放で撮ったもの。通販で買って送料込みでも1万円未満だった。仕事でも早速使っているが、AFも速く、開放でもピントはシャープに結んでくれる。
非常にコンパクトで軽いし、バッグの中のマストアイテムになりそうだ。

ウチからわずか数十キロ先の大雪山では紅葉のピークを迎えているようだ。葉を落とし、冬支度を整えるものがある一方、ウチの近くの林床を注意深くみると、新たな命が育まれていることを知る。
写真はミズナラの葉っぱ。葉の形に特徴がある。ドングリのなる木でもあり、薪にすると白樺などよりも遙かに高い熱エネルギーを出してくれる。
おととい、昨日と外人モデル、しかも東欧の美女2名をロケーション撮影する仕事だった。テキトーな英語&へんてこりんな日本語で指示を出し、2日で千数百枚を撮る。向こうもプロだから、うまく撮らせてくれたが、さすがに体力をかなり消耗した。今日は朝起きるのも辛く、昼間仕事を終え、帰宅すると写真のセレクト&編集もそこそこに、布団にひれ伏す。
体がだるい。やりかけのことが山積みだけど、成し遂げる気力が湧いてこない。

今日の撮影ガイドのお客さんは、若い女性だった。思わず鼻の下が伸びた・・・って話じゃなくて。
カメラ始めて一年なんです。と自信なげに彼女がバックから取り出したカメラはニコンD80。これは分かる。しかしその下から出てきたのは、なんとハッセルブラッド。
曰く、最初っからフィルムの一眼レフ買う勇気がなかったとかで、まず手にしたのがデジ一眼のD80。それからネットやら雑誌やらでいろいろ調べて巡り会ったのがハッセル。なかでも「カメラマガジン(えい出版)」に相当感化されたようだ。これ欲しいと淡い恋心抱いていたところに、写真好きのおじさんからピカピカのハッセルをつい先日譲ってもらえたという。
四角い写真が撮れるのと、角のところが銀色に光ってるボディにあこがれて手にした彼女。
ところがピント合わせも、露出もシャッターも、おぼつかない。だって全てがマニュアル操作。押すだけで綺麗に撮れるデジカメとは勝手が違いすぎる。しかもハッセルだけにお作法も多い。
それでも、彼女はファインダー覗いてるだけで満足げな様子。
どれどれと、おじさんも覗かせてもらったら、ホント綺麗だ!ハッセルのスクリーンは。スクリーンの上に立体的に像が浮かび上がっている。手を出したら掴めそう。目の前に現実の風景があるというのに、現実をも超越した美しさがあの四角い窓に浮かび上がるんだから。
そのあと、自分のEOS-1DMark3のファインダー見て、萎えました・・・。
写真は彼女が折りたたみ式のフードを閉じてるところ。なんかさ、よしよしって頭撫でてるみたいでしょ。微笑ましい。羨ましい。
ハッセルと末永く寄り添って、いい関係築いてくださいね。

レビュー本のためEOS40Dが東京から送られてきた。巻頭の北海道らしい「作品」と、解説用の「作例」を撮る仕事だ。与えられた時間は4日間。毎度のことながら天候が気にかかる。
初日は晴れて、最低限のおさえは確保出来たが、2日目は一日雨。そして3日目の今日も朝から雨。
焦りとあきらめの気分だったが、天気予報を裏切り午後から急速に回復し、夕方には強い光が差すようになった。雨雲を蹴散らしたような、いい雲も湧き申し分のない空になってくれた。
日没20分後には真っ赤な夕焼け。そして三日月が西の空に輝き出した。
おてんと様が味方してくれた。そんな気分で一日を終える。感謝感謝。
夕暮れの空がこんな色になってきたら本格的な秋の到来です。
ウルトラワイドなトイカメ
2007年09月12日 - 写真

16+Photo blogのichiさんとこに載ってた写真に「いいかも」とまたその気になって、ポチッとやっちゃったVivitar ULTRA WIDE&SLIMが我が家に到着し、早速試し撮りしてきました。
送料入れても5千円(新品価格)のこのカメラ。いわゆるトイカメラ、つまりはおもちゃカメラです。実際作りはチープ。シャッターは単速、絞りもありません。詰め替え式写るんデスのよう。そう考えるとちょっとお高いか。まぁ980円くらいで売ってそうなこのカメラなんですけど、Vivitar ULTRA WIDE&SLIMの名の通り、超広角レンズがついてるんですね。22ミリ相当のようです。
それでワイドで周辺光量がずどんと落ちるのがその特徴のようであります。
そんなことを意識しながら撮って参りました。シャッターは単速、絞り固定としか書いてませんから、果たしていくつか分かりません。フィルム感度に迷いましたが、ISO800のカラーネガの期限切れたのがウチにあったので入れてみました。結果今日の天気(薄曇り~やや西日差す)ならOK。晴れた日ならISO400ってとこでしょうか?
肝心の写りの方は・・・、まぁそれなり。一回目だしね。じゃあ、次はどう撮ろう?と思う一方で、ウチには買ってはみたものの使いこなせなせず出番の無いトイカメHOLGAも転がっている。
Vivitarくんの次の出番は果たしてあるのか?
それにしてもしみじみ思ったのはカラーネガのラチチュードの広さ。トーンに余裕があるっていうか、懐深いっていうか。デジタルの絵に見慣れた目に、どこかやさしく映る。
次はコンタックスG2にカラーネガ詰めて撮りたくなってきたゾ。
廉価レンズと侮るなかれ
2007年09月11日 - 1DMark3

写欲が湧かない荒治療と偽って(?)、仕事帰りの旭川で中古のEF35mmf2を購入する。
以前からちょっと気になっていたこのレンズ。渡部さとるさんもいいレンズだって書いてたし、最近ではイタムラ兄さんが、そそる写真をブログにアップされているではないか。
丁度カメラのキタムラで中古があるのを見かけたので、それならばと買ってみた。
もともとキヤノンのレンズの中でも廉価版カテゴリーのレンズだけあって、中古で2万ちょいだから、どんなもんかと買えるところが嬉しい。
ウチに帰ってご近所で試し撮り。
レンズの描写についてきちんと語れる能力は持ちあわせていませんが、なんかいい雰囲気で写ってくれたよ、上の写真。絞り開放。周辺が結構落ちるところも気にいった。
今日はすぐ日が暮れたので、試し撮りの続きは明日。
ほんとはEF50mmf1.8も買いたかったけど、旭川じゃ店頭で買えないね。通販しようにも、1万円以下のレンズに、送料と振り込み手数料合わせて2千円ほど掛けるのも馬鹿らしいし・・・。
廉価レンズでいい写真を撮る。これは、なかなかハマりそう。

肉厚フォアグラのトリュフ載せ。下に見えるは自家製とら豆。
こんなのがブライダルのパーティー料理に出てくるのって、ないよね。
それも高級って感じの敷居の高さじゃなく、これでもかっていう勢いの良さを感じるのだ。
出される野菜は全て自家製の畑で採ったものだし。
持てる力を全て出し切って奉仕するってスタイルだから、ついこっちも乗せられちゃう。
スタッフ全員そんな感じかな。
ハーベストロードハウスhttp://www.harvest-rh.jp/。北海道でしかできないブライダルがここにあるのです。ご縁がありましたら。

MacBookを手に入れた。予算の都合でMacBookProは断念。もっともサブマシンの位置づけだから、パフォーマンス的には(おそらく)十分だろうと踏んでのこと。それでもメモリはMaxの2GBを入れておいた。意外に思われるかも知れないが、Macのノートパソコンを初めて手にする。
今、メインで使ってるのは(もう2代前のタイプ?)Intel iMac。
もう先々月の話になるのかな、こいつ(iMac)に奮発して手に入れたphotoshop CS3を含めたAdobe Creative Suite CS3をインストールしょうとしたら、OS X 10.4.8以上のシステムが必要だとアラートが出て、インストール出来ないでいた。iMacのOSは10.4.7。で、バージョンアップしたくてもウチの貧相なISDNネット回線じゃ、200MBのダウンロードは天文学的な数字に思えちゃう訳です。
今やソフトもバージョンアップも何でもダウンロード配布がお決まりですが、ド田舎在住のナローバンド利用者はばっさりと切り捨てられている地方格差の現状がここにあります。
そんなこともあって、MacBookを手に入れ他所でダウンロードするしかないだろうということで今回の導入になりました。
さて、本日隣町の美瑛町の観光協会にある、公衆無線LANなるものに初めてアクセス。つながるかどうかドキドキの初体験でしたが、あっけなくインターネットにつながりました。そしてブロードバンドの恩恵で数分で最新OS Xの230MBのダウンロードに成功。公衆無線LANに感謝。
そして自宅に戻り、iMacにインストール。さらにPhotoshopほかもCS3にバージョンアップさせることができました。
これでようやくPhotoshopがIntelMacのネイティブで動くようになりました。起動が速い。動作も心持ち速いぞ。
で、ご満悦。
ところでパソコンにwinユーザーとMacユーザーがいますが、ボクは断然Mac派。カメラはキャノンでもニコンでもどっちもいいなあと思えるけど、コンピュータはMacしか駄目。ウチにも一応windowsのPCもあるけど、触るとアレルギー出ちゃいそう。なんて書いたら怒られるかな。
ま、とにかくMacが好きなんですよ。特に白いのがいいね。(新しいiMacのシルバーと黒い顔つきはいただけない。)
説得力も何もない、戯言なのでwindowsの皆さん目くじら立てないでね。ちなみに昔からアンチ巨人は貫いてます。