アシスタント2007 / 06 / 24 ( Sun )
![]() 撮影現場で一番汗をかいていたのが、カメラアシスタントの計良くん。たびたび、師匠の上野さんから怒られてはいたけれど、彼の動きは機敏だった。 たすき掛けにしたロープロのカメラバックには、いくつものフィルムバックと交換レンズ、ゼラチンフィルターに露出計。彼のハッセルのフィルムチェンジの早いこと! 腰には各種テープ類がぶら下げられ、ウエストバックには虫さされのキンカンや、師匠がひざまずいて構える際のタオルまで携えている。 モデルの顔の向きが変わる度に、即座に露出計のメーターも読まなければならない。「5.6半です!」「8コンマ2です!」。そして「ラストです!」とフィルムの残り1枚になると声を上げる。すなわち、いろんな作業しながらも師匠の打った数をカウントしているのだ。 彼の仕事は師匠の動きを先読みすること。それが合わないと撮影のリズムが崩れる。 修行僧のような面持ちで、俊敏な動き。つねに姿勢は前のめりのつま先立ち。レシーブを受けようとするバレーボール選手のようだ。撮影中、ボクは彼のアシストぶりから目が離せないでいた。 休憩の時話しかけてみた。アシスタントになって7年。今度ファッション雑誌に小さいながらも自分の撮った写真が掲載されることになったんですよと、嬉しそうな笑顔で話してくれた。 久しぶりに見るストイックな若者の姿に、清々しい気持ちになった。 |
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