白き峰2007 / 03 / 17 ( Sat )
![]() 今朝は予報に反して曇り空だったが、やがて抜けるような青空になった。 そこで旭岳のロープウェイで上の姿見駅まで上がってみることにした。スノーシューで散策したのち、旭岳の白い峰が夕陽に染まるところを撮りたいと思っていた。 これまでもロープウェイ乗り場までは何度か来たが、山が見えず、上に上がったことがなかった。 今日はどうだろうと、乗り場まで来てみたら、丁度雲の合間から旭岳がはっきり見えた。 良しと、往復のチケット1800円を買い、スキーヤー、スノーボーダーにまみれてロープウェイに乗車した。 わずか10分の乗車だが、下りる間際になってグレーの空になった。どうやら雪雲の中に入ってしまったようだ。下車すると強い雪が降りしきって辺りは真っ白だった。 落胆しながらもそのうち止むことを期待し、待合室で持って行った文庫本を読んでいた。 しかし今ひとつ頭に入らず、時間つぶしにも限界を感じていた。そろそろ1時間半が経っていた。 一度もカメラを出さずして帰るのも、ロープウェイ代金がもったいないなと思いながら、外に出た。相変わらず雪が強く降り、右も左も真っ白で、方向に検討がつかない。冷たくなった頬に当たる雪粒も痛いくらいになってきた。 しかし、真っ白い世界のなかで太陽が光っているのが見える。もしやと思い、もうしばらく我慢して立っていた。間もなく雪だるまになりそうだった。 するとどうだろう、左の空に淡い青色が差してきたと思った途端に、雲がみるみる消えて行き、大雪山系の主峰・旭岳が青空の向こうにその勇姿を見せてくれた。 デジカメで約10カット。ポジで4カット。時間にしてわずか5分の出来事だった。スノーシューを履いて斜面を駆け上ってみたが、真っ白い吹雪の世界に吸い込まれてしまった。 興奮冷めやらぬままに待合室に戻り、1時間粘った。するとまた同じ兆候があり、カメラを背負って外に出た。今度は3分間、青空と旭岳を望むことが出来た。 さらに1時間待った。西日が差すのを期待したが、しかし願いは届かなかった。吹雪もさらに強まり、あきらめもついた。 下山途中の車の窓に奇麗な夕焼け空が広がった。ホッとするような光景だった。下界は一日穏やかで暖かい春の陽気だったそうだ。 |
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