ピクトラン

20070216132232.jpg

写真展「雪月花風1」をご覧戴いた方の感想はこちらhttp://christyblog.blog6.fc2.com/blog-entry-329.htmlにもあるように、写真の紙質がいいと言うものが圧倒的でした。
・インクジェットプリントなの!?
・水墨画?油絵?写真じゃないみたい。
・光沢感は何かコーティングしているの?
・立体的に見える
・ここまで黒が締まるの!
というような内容のことをおっしゃられる方が多かったのです。

改めてご紹介しますが、今回のペーパーは「ピクトラン」という商品で、基材紙(ベース部分)は越前和紙「局紙」を用いています。和紙と言っても、インクジェットの写真プリントに特化してあるので、取り扱いはとても簡単で、家庭用のインクジェットプリンターでプリント出来ます。
厚みがしっかりあって、波打ちしません。インクがにじむこともなく、写真がぼやけることがありません。表面に繊細な凹凸とテクスチャーがあって、写真が立体的に見えます。そしてインクが乗った部分のみに、(特に黒のところ)に少し艶がでます。マットペーパーなのに、ほんの少しの光沢感。その風合いがとても素晴らしいのです。
みなさん、写真に目を近づけて角度を変えて凝視されていたのが印象的な写真展でした。
何年もいろんな紙を探していた中で出会った「ピクトラン」。これによって、写真をプリントを生で見て欲しい、写真の風合いを味わって欲しいと思い写真展を催すことにしたのです。

プリンターは、同封の説明書によると染料系のプリンター(キャノン、エプソン)で発色特性が良いとされていますが、ボクの場合は顔料系のエプソンPX-5500で出しています。
この場合、黒インクはマットブラックにすると黒の締まりが良くなります。カラー写真を出す場合はフォトブラックでも良さそうです。
特定のプリンタープロファイルが用意されていませんので、設定は悩むところです。
特に白黒写真はトーンの出し方が肝になるので、出力してみて濃度、コントラストの調整、そして出力を繰り返してOKプリントを得ています。

pH(ペーハー)テストペンという紙の酸性度を測るペンでテストしたところ、中性紙であると判定出来ました。これは紙自体は変色しないということです。これに顔料インクを組み合わせれば、退色に強いプリントができるということです。これも写真をやる者、特に販売していく者の大きなメリットです。

この「ピクトラン」は発売元が「コスモスインターナショナル」でヨドバシカメラの他、http://www.cosmosint.co.jp/old_html/pictran.htmlで直接買い求めることが出来るようになっています。
pHテストペンも同社で扱っています。ボクは数年前からこれでいろんなインクジェットペーパーの酸性度をチェックして使うようにしています。
15:00 | お知らせ | comment (-) | trackback (-) | page top↑