非日常から日常へ

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「到着地旭川の気温は大阪より35℃低い、マイナス19℃です。」という機内アナウンスにどよめきが起きる。未知の雪国へ旅する者の期待感からなのか、それともあきらめに似た溜め息混じりのものなのか。35℃の気温差は他人事ではない。
マイナス19℃なら、霧氷が着いたかダイアモンドダストが現れたか・・・、シャッターチャンスをまたもや逃してしまった。大阪滞在中の4日ほど前には、この冬もっとも美しく、しばれた朝(マイナス22℃)だったというのだ。

昼前に白い大地に降り立った。どうしてこれほどまでまぶしいのか、雪の明るさにたじろぐ。
気温マイナス10℃と電光掲示板が知らしている。ターミナルを出ると、いきなり冷たい、痛い。こんな寒さの中で暮らしてたっけ?
「今日は寒いね」と聞くと、迎えに来た妻は「そう?確かに朝は冷えてたよ」という素っ気なさ。
娘たちにも久しぶりに対面。家には大阪に行く前に買ったひな人形が飾られてあった。上の娘はお内裏様に向かって「おじしゃん、おじしゃん」と呼んでいた。下の娘は、寝返りをうつようになっていた。うつぶせの姿勢で父親に微笑みかけてくれる。
リビングのソファーで2時間ほど昼寝をする。南からの日差しが心地よい。
ビッグストンギャラリーの日差しも良かったな。
充実した非日常の数日間だった。
今朝までのひどい腰と肩の痛みが、嘘のように引いてきた。
今日からまた日常が始まる。

写真展は16日(金)まで開催中です。
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