

(c)Tatsuo Iizuka
留萌本線の恵比島ー峠下駅間にある恵比島峠。
急勾配を避けるために、ぐるっとΩ(オメガ)状に弧を描いてキハが行き交います。
その様子を上空から眺めてみたかったー。
この写真じゃ分かりにくいでしょうが、2枚目の写真の真ん中上に線路が見て取れます。
国道はその2点のそばを最短距離のストレートに結んでいます。
鉄道の勾配はせいぜい25パーミル(パーセントの1つ下の単位)がいいところ。
1km行って25mの高さしか稼げません。
摩擦抵抗の少ない同士、鉄のレールの上を鉄の車輪が回転して進んで行くのだから致し方ありません。
秋の落ち葉の季節、雨に濡れてスリップ(空転)し、列車が立ち往生ってことも少なからず発生します。
先日も、石北峠(25パーミル)を登り切れなかった特急が、坂を戻ってふもとの駅で運転取りやめになったことがありました。
ちなみにこの恵比島峠はオメガカーブによって10パーミルです。
キハ150、キハ54にとってはなんてことのない峠越えのようです。
北海道/沼田町(留萌本線)
Hasselblad L1D-20c