



(c)Tatsuo Iizuka
足尾銅山に行くにあたり浅草駅から初めての東武鉄道に乗りました。
まずは東京の下町から埼玉、群馬と変わりゆく車窓を楽しみます。
足利駅の先では、あの「渡良瀬橋」が見えました。頭の中にはリコーダーのメロディが流れます。
スバリスト達の聖地?、スバルの本工場がある太田駅。
注視してみたけど普通にトヨタ車とか多いよね、やっぱり。
駅前に商店一つも無い相老駅で45分の待ち合わせで、わたらせ渓谷鉄道に乗り換えます。
その名の通り、渡良瀬川添いの渓谷をうねうねと走るローカル列車。
週末にはディーゼル機関車が牽くトロッコ列車もあるというが、今日は月曜日。
きっとガラガラで、のんびりくつろぎながら1時間半の旅を楽しもうと思いきや
やってきた一両きりのディーゼルカーには、中国からの観光客でほぼ満席。
しかも車内では大はしゃぎ。全員親戚か?と思うような親密さでボックス席を行ったり来たり。
途中駅から乗車した車掌にさすがに窮状を訴え、いくぶん落ち着きを得たものの
イヤホンで音楽を聞きながら眠るしかなく
思い描いたローカル列車の旅にはなりませんでした。
それでも国鉄足利線時代の趣のある駅舎が残っていたり
立派な桜並木があったりと、わたらせ渓谷鉄道は味わい深い路線だったことは間違い有りません。
いつか再訪を。と誓うのでした。
栃木県/日光市
Leica Q

(c)Tatsuo Iizuka
根室本線の富良野ー新得の間が来年春に廃止になってしまいます。
なのでこの沿線で桜と列車を撮れるのもラストチャンス。
有名なこの金山ダム公園で撮っておきたいと狙ってましたが
かろうじてタイミングが合って、写真に納めることができました。
なにせ相手は桜で、1日数本しか来ないローカル線。朝9時の次の列車は15時!
桜満開で晴れて奥の芦別岳が見える日に、仕事がなくて片道2時間のこの場所に行けるとなると
なかなかハードルが高くて、諦め半分。天気予報と、桜の開花の具合をチェックしつつ・・・
この日、運良くミッションコンプリート。
欲を言えば車両が特別色のグリーンのキハ40がやって来て、風景に同化しちゃったのが難点。
特別色のタラコ色か、いつもの白のキハ40なら際立っていたんだろうけど、
GWならではの乗客向けのサービスなんでしょうね。
JRにお金を落とさない撮り鉄が文句言える立場じゃない。
気温23℃、風もなく、うららかな春の日。
良い景色を前にしての列車待ちの時間も佳きものでした。
北海道/南富良野町
PENTAX645D A120mmf4 Macro







(c)Tatsuo Iizuka
3月31日に運行を止める留萌本線の沼田ー留萌駅間。
最後になるかも。と撮り鉄に行って来ました。
留萌本線の末端にあたる留萌ー増毛間が廃止されたのが6年前。
その時はまさか沼田ー留萌も無くなるとは思いもよりませんでした。
かつて石炭やニシンを運ぶ港湾都市として賑わった留萌から鉄道が無くなるですから。
もちろん自分はその頃のことは知りませんが、
往時を知る人にとってはもの悲しい出来事でしょう。
この日は2月だと言うのに暖気が入り込んで気温はなんとプラスの8℃。
上着なしで外でいられるなんて。
その代わり、道路は水浸しで走りにくい、歩きにくいったらありませんでしたが。
車両は近年充当されることの多かったキハ150ではなく
キハ54ばかりが入ってくれて良かったです。
留萌本線といえばやっぱりキハ54ですよね。
留萌本線も残された深川ー沼田駅間も、3年後?くらいには廃止になり全廃されるとのこと。
北海道から鉄道がどんどん消えていってしまいます。
平日にも関わらず、列車は乗り鉄さんたちで大賑わいだったのは皮肉なものです。
北海道/留萌市
FIJI XT-3
LeicaQ