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宗谷本線乗り鉄の旅

2021年02月12日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



冬道の運転に懲りたからではありませんが、今度は稚内まで乗り鉄してきました。
先週の最東端の根室から、最北の町稚内へ針路をスイッチです。
目的はズバリ、昨年秋にJR北海道に新造デビューした「はまなす編成」の特急サロベツに乗って旭川ー稚内を往復すること。
ピンク色が鮮やかな「はまなす編成」は、先頭車両がサロンカーになっていて、
窓に正対するような1人掛けのシートに、4人掛けのテーブル付きのシートが装備されて、
これなら稚内までの4時間弱も車窓を存分に楽しみながら。快適に、そして優雅に移動できるはず。という期待。

「はまなす編成」は1編成しかないため、通常の特急編成の合間に運用されるというちょっとレアなものなので
JR北海道のホームページの運用予定を元に、旅程を組みました。

しかし、雪だの風だの、鹿にぶつかっただのと、冬期間は特にたびたび運休してしまう宗谷本線のこと。
予定通りに「はまなす編成」に乗れるかどうかは天候次第の運次第。
と言うわけで乗車の3日前、2日前と予定通り運用されているか沿線まで走っているか確認。
そして迎えた当日、意気揚々と旭川駅に出向いてみると・・・
電光掲示板には無情にも運用変更のお知らせが・・・。オーマイガッ。

日程の変更も頭をよぎりましたが、翌日稚内から帰りの特急サロベツは、予定通り「はまなす編成」で運行されるとのことで
片道乗れればまあ良いかと気を取り直し、通常の青い特急列車に乗って稚内へと向かいました。
北上するほど深まる雪。その中をターボチャージャー付きのディーゼルエンジンが力強く進んでいきます。
力走する際のタービンの過給音でしょうかね。金属的な音が床下から響いてくるのもなかなかスリリング。

ところが2度ほど急ブレーキがかかり減速しました。どうやら鹿が線路に進入してきたようです。
2度目の際は、減速したきり加速せず20km/hくらいのノロノロ運転が15分くらい続いたでしょうか。
列車の前方を鹿が走っていて、警報を鳴らしても避けないという車内アナウンスが。
鹿も列車には慣れっこになっているんですね。鹿の露払いを受けながら進む特急列車・・・。北海道らしいです。
そんなこともあり、稚内には35分遅れで到着しました。
そういえばかつて夏に乗車した際には天塩中川駅の手前で急停車。
「ただいま、小熊と衝突しました」というアナウンスにはたまげましたものです。


稚内で1泊して翌朝、さて帰りはお楽しみの「はまなす編成」だ。
と意気込んだのもつかの間。
乗車予定の特急サロベツ4号が本日運休との無情なお知らせが・・・。
仕方なく普通列車に乗って、稚内から旭川まで6時間、とぼとぼと帰路についたのでした。

ということで「はまなす編成」に乗るための旅でしたが行きも帰りも2度フラレてしまい、目的は果たせず終い。
脱力感は半端なかったですが、
普通列車の曇る窓からぼんやりとする雪景色を眺めたり、この3月で廃止になってしまう駅を撮ったりと
ま、それはそれで楽しい列車旅になりました。
車の運転と違い、気を抜いてひたすらぽけーっとしてるだけで安全に運んでくれるのは有り難かったです。




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(c)Tatsuo Iizuka



北海道/宗谷本線
RICOH GR3




雪のSL

2021年02月07日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



2年ぶりの訪問となりました。
「SL冬の湿原号」
コロナ禍で需要の過半数を超える外国人の乗客がいない中、よくぞ走らせてくれました。
雪の中を煙を吐き出して走るSLは、やはり魅力的です。



北海道/標茶町
FUJI X-T3 XF50-140mmf2.8





時の旅人

2020年12月17日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



東鹿越から滝川に戻ったあと、函館本線の普通電車に乗って針路を東にとり、美唄へ。
キハ40のボックスシートより傾斜がついたこの近郊電車の方が座り心地が良さそうに見えて
薄いシートは堅く、キハ40のクッションの効いた厚いシートの方が快適でした。
新しいモノは一見良さそうに見えるけど、軽量化やコスト優先されるのは車も鉄道車両も同じようなところがありますね。



北海道/奈井江町
RICOH GR3




車窓より

2020年12月16日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



先日JR北海道で「道北一日散歩きっぷ」なるものがあるのを知って、久しぶりに乗り鉄してきました。
エリア内の普通列車が一日乗り放題で2,540円というものです。

まずは旭川駅から滝川駅まで行き、根室本線の東鹿越駅まで行って折り返しの旅程です。車両は大好きなキハ40。
根室本線は2016年の大雨と増水被害以来、東鹿越駅ー新得駅間が4年経った現在も不通のため滝川からは東鹿越までしか行けません。
その東鹿越駅(写真2枚目)はかなやま湖岸にあり、駅周辺には石灰石の鉱業所以外民家は一軒もない無人駅です。
せめて南富良野の中心である隣の幾寅駅まで数キロの線路を復旧させれば通学の高校生たちも喜ぶでしょうが、JR北にはその気が全くなく、根室本線を廃止させたくて仕方ないという感じがありありです。


もっとも列車に乗ってみると、乗客はまばら。
かつて沿線の赤平や芦別の石炭輸送や、石勝線が開通するまで札幌と道東を結ぶ大動脈だった頃に比べ、乗客は激減。
富良野〜新得間では昭和50年から63分の1にまで減少しているそうです。(滝川駅に置いてあったJR北製作のパンフレットより)

車中ではキハ40のやわらかいボックスシートに身を委ねて、ゆっくり移ろう車窓をただただぼんやりと眺めているだけ。
旧産炭地の赤平や芦別あたりでは、古い住宅や商店がそれなりに連なっています。

ところが家の玄関は当然併走する道路に面していて、線路側に向いているのはどれも建物の裏側なんですね。
すると車窓からあちこちのお宅の裏側の顔が見えて、なかなか興味深いものがありました。
玄関側はどのお宅もそれなりに身繕いしてあるものですし、場合によっては部分改修したりして整えてあるものですが、
裏側って素のまんまなんですよ。
列車から見えてしまうからキレイにしとかなきゃ。ってなかなか思い至らないですよね、きっと。
家の裏側にこそ、個性や、歴史や、生活臭が現れるのかも知れません。


北海道/赤平市・芦別市・南富良野町
RICOH GR3






列車の来ない駅 6

2020年11月19日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



日高本線の終着、様似(さまに)駅の駐車場に車を駐め、一夜を過ごしました。
荷室をフラットにして足を伸ばして寝られる車なので、それなりに快適なはずですが
この夜は結構冷えて、寝袋から出る顔が寒くて熟睡には至らず。
マスクして寝てみたんですが、息苦しさにわーっと一瞬パニクってしまったりして。

様似駅は列車の代行バスのターミナルになっていて
待合室は暖房が効いてポカポカしてました。
そんな朝の一枚です。


北海道/様似町
PENTAX645D A45mmf2.8 






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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の52才、脱サラし北海道移住24年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ファミリーフォトを撮っています。
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