早春の札沼線

2018年03月24日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



2〜3週間空いちゃったなあ、昨日は久しぶりに「撮り鉄」に行ってきました。
向かったのは「札沼(さっしょう)線」。非電化のローカル路線です。
残雪の、そして早春の沿線。ちいさい春がみつけられたらいいなあと。

札沼線末端部の浦臼ー新十津川の区間は一日一便しかない超ローカル線。
終点新十津川駅を出る最終列車はなんと午前10時です。
先日のダイヤ改正で30分ほど遅くなったとは言え、日本で一番早い最終列車であることは間違いないでしょう。
それを撮るため朝から出かけ、午後からは浦臼より手前の区間で何本か撮って、夜まで一日しっかり遊んできました。
風は冷たいけど、日射しはあたたかくて、本当に気持ち良かったなあ。
日がな一日線路端で過ごす。贅沢な時間でした。

たまにしか来ない列車だから、一本撮ったら次の列車までの1時間半〜2時間待ち。
でも撮影ポイント探しして、ちょっと昼寝してなんてやってる間に過ぎていって、気がつけば日没。そして夜の撮影タイムへと。
冬の期間の凍えるような辛さがないのは、こんなにも幸せとは。

札沼線ののどかな沿線風景と、キハ40の単行列車の組み合わせは、のんびりとして本当に良い所です。
絶景ポイントはないけど、のどかさで言えば北海道で随一ですね。
今度はキハ40に乗ってみたいと思います。


ホームページ「Railside Hokkaido」に写真を追加アップしました。
https://www.kiha40.com/sassho



北海道/新十津川町・浦臼町・月形町
FUJI X-PRO2 Graphite Edition XF23mmf2R









雨の日

2018年03月10日 - 鉄道のある風景


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(c)Tatsuo Iizuka





先日の大雪の翌日から雨が降るようになって、今日は本降りに。
こんな日はぼけっと「乗り鉄」しようと思い立って、東旭川駅の空き地に車を駐め
やってきた上川行きのキハ40に乗り込みました。

平日昼間の普通列車に乗ってるのは10名足らず。そのうちの半数が「乗り鉄」でした。
デジカメ持って、駅に停まる度に駅舎の様子をきょろきょろと。

上川駅に向かってなだらかな登り勾配が続くようで、キハ40の床下からはディーゼルエンジンの音と振動が響きます。
「撮り鉄」の際にしょっちゅう通う路線ですが、列車の車内から見える景色はどこか違って見えます。
雨降りの雪景色。しずくでぼやけて現実感が薄れてきます。
窓枠がフレームになって、連続する絵画のようにも見えてきます。

終点上川駅まで小一時間。きょろきょろしてる間に到着です。
上川では久しぶりに持ち出したEPSON R-D1sを持ってスナップしようと思ってましたが、
雨が雪を溶かし、さながらスケートリンクに水を撒いたようなつるつる路面に300mほどで断念。

目の前にあった店に入り、折り返しの列車が出るまでの一時間の大半を昭和な感じの店内で過ごしました。
上川町はラーメン日本一をうたうだけあって、思いがけず美味しいラーメンでしたよ。

帰りも同じキハ40に乗りこみます。
ボックスシートに足を伸ばして心地良い揺れに身を任せ、しばしうとうとと。
帰りは下り勾配。エンジンがうなることもなく、軽快に進めていきます。
国鉄時代からのキハ40。ゆったりした乗り心地は最高です。

乗車時間は往復2時間。料金は行って帰って1,680円。
野菜ラーメン800円も含めて2,480円の小さな旅でした。
ああ心地良かった。




北海道/上川町(石北本線)
EPSON R-D1s COLOR-SKOPER35mmf2.5










夕張の町をあとに

2018年03月09日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



間が開いてしまいましたが、先日の夕張の写真の続きです。
夕張は夕張川の谷間にある町です。
かつて炭坑で栄えた頃には、人口11万6千人(昭和35年)。
それが今は8千人。
私が初めて夕張に行ったのは20年近く前でしたが、その時からも人口は半減しています。
当時あった商店街も、炭坑住宅の長屋も殆どが更地になってます。
こんな狭い土地ですから山の斜面に、文字通り軒を連ねていたんですね。

現在、夕張市では町の再構築を進めていて、学校の統合や、町営住宅の集約など、人と機能を集中させることでロスの少ない市政運営を目指しています。
その1つとして、JR石勝線の夕張支線(新夕張ー夕張)の廃止を市からJR北海道に提言していました。
それがこのたび確定となり、2019年4月1日に廃線になることで合意となりました。

かつてはこの国鉄夕張線の他、私鉄の夕張鉄道もあって、石炭の運搬のほか、乗客の輸送を担っていました。
人口11万人も居て、自家用車も少なかった時代ですから、その賑わいは相当のものだったでしょう。

その夕張から鉄道が消えるのもあと1年になりました。




今日3月9日はミュージシャン チープ広石さんの命日です。
若くして癌で他界した日から4年経ちます。
葬儀は自宅のある東京中野で執り行われましたが、
北海道でのお別れ会を夕張市の市民会館で行い道内、道外のファンの方達が多く集いました。
「北海道歌旅座」の核として、活躍していただけに今も残念でなりません。
9年前の結成ライブを行ったのがこの夕張市。
デビュー時の「名画座」は、映画の町・夕張市を題材にした一曲でした。
PVも極寒の夕張で撮影しています。
私はスチール(写真)の担当として、チープさんとご縁を持てました。
チープさんから教わったプロフェッショナル魂は、私の胸に今も刻み込まれています。








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(c)Tatsuo Iizuka






オレンジの夜

2018年03月05日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



夕張の最終列車は19時台。
この鹿ノ谷駅では下り最終夕張駅行きが19:18分。
その折り返しの上り追分駅行きの最終が19:31分に駅を発ちます。
最終列車の乗降客は上下とも一人もいませんでした。
夕張の街灯はオレンジ色。
まだゆうげの頃でしょうか。



北海道/夕張市(石勝線の夕張支線)
Nikon D750 TAMRON SP24-70mmf2.8 G2




冬の守護神

2018年03月03日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




冬の時期、石北本線と宗谷本線に排雪列車(ラッセル車)が運行されています。
国鉄時代のディーゼル機関車に排雪ヘッドが連結されていて、多雪地帯の路線に積もった雪を豪快に飛ばしていく姿は、まさに守護神といった風情です。
白い雪の中に赤いボディ。雪を跳ね上げながらこちらに突き進んでくると、ちょっと恐ろしいほどの迫力があります。
その姿に魅了されている一人ですが、週末になると飛行機に乗って道外からやってくるファンも多くいるほどです。

北海道内や本州の路線でも、排雪作業は電動モーターカーが殆どになっている中で、石北・宗谷本線は未だにこのラッセル車が連日活躍しています。加えて、日中の旅客列車の合間を縫って運行しているというのもポイントです。
日中堂々と本線上を走ることのできる「排雪列車」なのですね。列車番号が「雪351レ」などと与えられています。
排雪作業車は列車ではないので、深夜など営業時間外に本線を「閉塞(へいそく)」している状態で無いと走ることができません。

ということで原則的に連日決まった時間に運行されているので、毎日見ることができます。
しかし雪を掻くかどうかは、降雪の状態次第。雪が無ければ、ウイングを閉じてただ走るだけなのです。(回雪と呼ばれてます)
なので遠方から来られる方は、運次第。
我々地元ファンは雪が積もったら、いそいそと出かける日々です。

ただしダイヤ上、当然旅客列車が優先されるので、排雪列車の遅延はしょっちゅう。
加えて車両の老朽化による不具合が出ると運休もしばしば。
寒さにこらえてひたすら待ちぼうけをくらうこともままあります。
好きでやってるとは言え、恋い焦がれた相手が来るのか来ないのか・・待つ時間の長いこと。
結構きつい試練です。

昨日も結局、1時間遅れでやってきました。
暴風雪のため旅客列車が軒並み運休になっていく中だったので、ラッセルも運休か・・・と諦めかけたときに
やってきて、迫力あるシーンを撮ることができました。
心の中でガッツポーズです。(上の写真5枚目)

また、人垣のお立ち台を避けて、スノーシューを履いて雪の斜面をぜえぜえと登り、誰もいないポイントで迫力のシーンを撮れたときの喜びもひとしおです。(1,3枚目)

国鉄時代から雪国を守り続けているラッセル車。痛みも激しいようで、新型車両への入れ替えの噂も絶えません。
ラッセル車が走り続ける限り、追いかけて、記録していきたいと思います。



北海道/和寒町・愛別町・当麻町
Nikon D750 D7200
TAMRON SP24-70mmf2.8 G2 SP70-200mmf2.8 G2










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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の49才、脱サラし北海道移住23年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ブライダルやファミリーフォトを撮っています。
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空いた時間に好きな写真を撮っては、ブログにアップしています。どうぞおつきあいください。

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