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日没 blue moment

2016年02月02日 - α7s


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(c)Tatsuo Iizuka





北海道/赤平市
SONY α7s + G Biogon28mm f2.8




after dark

2016年01月27日 - α7s

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(c)Tatsuo Iizuka



日が落ちる頃、スノーシューを履いて雪山に入っていく。
と言っても車からわずかな距離。
暮らしの側にこんな恵まれた環境があることを、たまに思いだそう。
いつもは背中を向けて(顔は町の方に向いている)ばかりいるけれど。

時々、暗がりの心細さを感じよう。
指先の感覚を失いながら、太陽の偉大さを感じよう。
やがて登ってきつつある月の、その明るさに驚きを感じよう。
夜空になびく噴煙に、畏れを感じよう。

凍えそうになって車まで戻ってきたときの安堵感。
手が思うように動かず、ポケットからキーを取り出すのもままならない。
弱っちくて情けない自分の姿を思い知ろう。




北海道/上富良野町
SONY α7s + COSINA ULTRON 21mmf1.8







廃止になる駅を巡る 上白滝駅

2016年01月17日 - α7s

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(c)Tatsuo Iizuka


石北本線 廃止になる駅を巡る のラストは上白滝駅。
上白滝駅は、停まる列車の数が、日本で一番少ない駅としてマニアに知られている。
時刻表を書き出すと以下の通り。
朝7:04分 下り網走行き
夕方17:08分 上り旭川行き
以上。
一日で上下一本ずつしかない。

味のある木造駅舎は、昭和7年の開駅時から改装を重ねて今に至ると思われる。
加えて駅舎横に建つ、トイレも貴重な存在だ。
内部の写真の掲載は控えるが、扉を開けると確実に昭和の時代にタイムスリップする。

ここ上白滝駅が廃止される春以降、石北線のこの区間は
上川駅を出ると次の駅が白滝駅となる。
その駅間は37.3kmで、在来線で日本一長い駅間となる。
37.3kmというと山手線のほぼ1周。中央線だと新宿~八王子間。常磐線だと東京~我孫子間に相当する。

自分が持っている古い時刻表(昭和49年)にはこの区間に
上川駅~天幕駅~中越駅~上越駅~奥白滝駅~上白滝駅~白滝駅という記載が。
この間5駅がなくなることに。

石北本線は石狩と北見の国を結ぶ重要路線ながら、大雪の山を貫く上川〜白滝間は
そもそも人が多く暮らす地域ではなかった。
むしろ昭和初期に開通し、上下列車の行き違いのために山あいにも信号所や駅が作られると
保線のために人が住み、交通の便のいい駅周辺に集落が形成されたという一面もあるだろう。
その頃のSL時代と変わって、列車運行にも保線にも人の手がそれほど必要でなくなってくると
駅の廃止が続き、つられるように集落も解体されていった。

石北本線の駅の廃止から
昭和の初期からの開拓の歴史が見て取れるかのようだ。



石北本線/上白滝駅
SONY α7s Distagon25mmf2.8 Y/C


ちなみにJR北海道の全453駅のうち、一日の乗降客が0~1人の駅は71駅(全体の16%)もある。
維持管理費用、人手の面からも駅の廃止は今後も増えていくであろう。
そして気動車で運転されているローカル列車のうち、乗車人数が0~5人の列車が10%。6~10人の列車が11%あり
主力のキハ40系の老朽化も合わせ、普通列車の減便がこの春に79本確定している。






廃止になる駅を巡る 下白滝駅

2016年01月15日 - α7s

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(c)Tatsuo Iizuka



下白滝駅、トワイライトタイム。
大雪の山並みを越えた側は、空の青さが違うように感じる。

奥白滝(すでに廃止され現在信号所に)~上白滝~白滝~旧白滝~下白滝と続く白滝駅シリーズの末っ子(?)
3月に白滝駅以外の3駅が廃止となる。

この下白滝駅も列車の行き違いができるため、廃止後は信号所として活用されるものと思われる。
石北本線もほぼ全区間が単線のため、上下線の行き違い、あるいは特急列車が先行する普通列車を追い越すために、
駅や信号所が利用される。
駅間が長い北海道の路線では、随所に信号所が設けられている。

上の写真は、下白滝駅で運転停車する下り特別快速「きたみ」。
この下白滝駅では、進行方向右の退避線(駅舎のない2番ホーム)に入線。
通常左側走行が基本なので、実はホーム側に入線すると思って構えていたので少々焦った。
「きたみ」は約4分の運転停車の間、ドアは開かず乗降はできない。
なので時刻表には記載なし。マニアがもってるダイヤグラムを読み解くと分かる。

やがて逆方向から上り普通列車が駅舎側1番ホームに入ると、「きたみ」が発車していく。
乗降の(可能性)のある普通列車が、駅舎のあるホームに入るようになっているのだ。
日本的なユーザーホスピタリティー?
だけど、付近に民家が殆ど無いこの駅で、利用客の姿を見かけるのはまれだろう。




石北本線/下白滝駅
SONY α7s + Distagon25mmf2.8 Y/C






冬の海・夜・プラットホーム

2016年01月09日 - α7s

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(c)Tatsuo Iizuka



今日は撮り鉄。
年末に乗り鉄に行った留萌本線の廃止区間(留萌〜増毛)へ。
廃止は平成28年度中となっている。
昨年の冬、雪崩の危険があるとの理由で2ヶ月以上運休になっていることを鑑みると、ダイヤ改正時期の来春を待たずして、今年の秋に廃止になる可能性は十分にある。
となると冬の運行は今シーズンでラストになるかも・・・。
海から吹きすさぶ風が強いこの日、そういう懸念が現実的に思えたのでした。




留萌本線/留萌〜増毛 
SONY α900 + COSINA ZEISS PLANAR50mm f1.4 ZS
SONY α7s + sonnar FE 55mm f1.8ZA , SUMMILUX-M 35mmf1.4 ASPH.


※安全を十分確保して撮影しています。線路内に見えるのは、踏切が上がったあと向こう側へ走り去る車両を捉えたものです。

最後の写真。駅で停車してますが、ホームにはみ出ています。
この区間の列車は基本一両きりなんですが、ホームに納まりきらない駅がいくつかあります。
一両が納まらないってどうゆこと??って感じですよね。簡易的に板を渡しただけ?の短いホームなんです。
なかには踏切を塞いで停まる駅もあります。
でも安心してください。ワンマン列車なのでドアは前側しか開きません。
乗る時に整理券を取って、降りるときに運転手に運賃を払います。
そうです、バスと同じです。
留萌駅を出ると、終点増毛駅も含めて全駅が無人駅です。








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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の52才、脱サラし北海道移住26年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ファミリーフォトを撮っています。2019年より東川町議会議員。
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