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張り詰め

2016年01月07日 - OM-D


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(c)Tatsuo Iizuka



出番直前、ステージ袖、暗がりのなかで。
ヴァイオリン奏者 高杉奈梨子 北海道歌旅座





北海道/旭川市
OLYMPUS OM-D EM-1 M.ZUIKO 75mmf1.8
開放からシャープで線が細くて階調もいい、お気に入りのレンズ。
静音シャッターが追加されたEM-1はライブにもうってつけ。
ただしMFのやりにくさには閉口・・・。





光の粒

2015年12月23日 - OM-D

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(c)Tatsuo Iizuka



今朝は久しぶりにしばれました。
マイナス16℃くらいでしょうか。
ウチの近くでもダイヤモンドダストが観察できました。
光のつぶつぶが見られるのは北国の冬ならではですね。


北海道/東川町
OLYMPUS OM-D E-M1 40-150mmf2.8 PRO





ヘッドライト

2015年12月22日 - OM-D

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(c)Tatsuo Iizuka



夕刻になって雪が降り出した。
ローカル列車と雪。
いくつかのシーンが頭に浮かぶ。そのうちの一つのポイントへ向かうことにした。
思い描くのは走り来る列車と、ヘッドライトに光る雪。

現着は通過15分前。雪が小降りになってきたけど、仕方ない。
気を取り直してα900を取り出し、三脚にセット。
しかし、動かない・・・。
わちゃあ、バッテリーを充電したまま忘れて来てしまったのだった。
予備電池もない。

ん、まあ良くあること・・・。
ははは・・・。仕事じゃなくて良かった。汗


たまたま仕事用のOM-Dを積んでたので、ピンチヒッター。
このカメラ、動体を追うのが難しい。
まして流し撮りしながらの連写は運任せ、天任せ・・・。

たまたま上手くいった一枚が写ってたけど、
あんまり上手くいってないこの一枚の方が、動感があって良かった。
かな?



石北本線/桜岡駅
OLYMPUS OM-D E-M1 12-40mmf2.8 PRO








地図に載らない島で

2015年12月02日 - OM-D

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(c)Tatsuo Iizuka



タイに行ったのは北海道歌旅座 JUNCOのPV撮影のため。
初日に北海道から5,000KM一気に移動し、
翌朝モーターボートで小さな島に渡ると、その沖に浮かぶさらに小さい島での撮影を試みた。
風が吹けば飛ぶような、高波が来れば沈むであろう小島だ。
きっと地図には載ってないだろう。

しかし、その島に渡るべく、待てど暮らせど約束の船はやって来ない。
催促しても返ってくるのは生返事のみ。
これがタイの流儀の「マイペンライ(気にすんな)」
てヤツか。早速その洗礼を浴びることになった。
この後、ツアー中何度も不意の「待ち時間」に気をもむことになる。
だけど不思議と結果オーライになる。
「マイペンライ」は不思議な魔力を持っている。


さて、気持ちが途切れそうになった頃になって、ようやく船のエンジン音が近づき、撮影のスタンバイが整えられた。
まずは、タイの撮影チームのドローンでの撮影となった。
JUNCO一人をその地図に載らない島に残し、我々はこちら側の辛うじて地図に載るだろう小島の岩陰に隠れていた。
隠れていたのはドローンが旋回した時に、映ってしまわないようにである。
岩陰は木陰にもなっていて、身をひそめるにはうってつけだった。
日差しから身を守ることもできた。
しかし岩陰から見える赤い衣装をまとったJUNCOが立つ島にあるのは白い砂ばかり。
青い空と海とのコントラストは最高だったけど、
強烈な太陽を遮る木もなければ、映っては困るので、飲料水さえ残さなかった。

JUNCOの持ち物はインカムだけだ。
そのインカムを通じて、JUNCOにも曲が聞こえるようになっていて、曲に合わせて
身をよじり歌っているふりをすればよかった。
だけどJUNCOは歌った。
2テイク目の後半から気持ちが入った。
南の海にJUNCOの歌声が響き渡った。

我々のスイッチもここでしっかり入った。
ぶっ倒れるんじゃないかという心配をよそに
JUNCOは3テイクを歌い上げた。

望遠レンズ越しに見た歌う顔は、気持ちよさそうだった。
生きてる顔してた。
幸せな奴だなと思った。
こんな現場に立ち会えた俺も幸せ感じたけど。


そのあと、コテージに戻り辛い料理で胃袋にも気合を入れ、再び小島に上陸すると
太陽が西に傾くまで我々のセッションが続いた。
すごくいい写真が撮れたという手応えがあった。
JUNCOも我々も、タイのスタッフもみんないい顔になっていった。


早くその時の写真を見てもらいたくてうずうずしている。
しかし(当然)それは許されず
写真集の完成を待つしかない。
2016年2月14日の完成だという。



そのJUNCOと北海道歌旅座は、12月は神戸〜岡山〜広島〜東京〜岐阜〜愛知の本州ツアーが控えている。
ぜひお近くの方は足を運んで、眼と耳と体で歌を感じていただきたい。
日程は以下のリンクよりご確認を。

http://blog.dmj.fm/



タイ/マンクラン島
OLYMPUS OM-D E-M1 Panasonic35-100mmf2.8




島の光

2015年11月26日 - OM-D

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(c)Tatsuo Iizuka


ラヨーンの海岸からモーターボートでマンクラン島へと渡った。
そこはコテージ(バンガロー?)が数棟あるだけの、小さな島。
わずかな砂浜以外は、森からいきなり海岸へと降り立つ野趣あふれる島だった。

日中は電気が止まり、wifiも機嫌がよければ繋がる程度。
我々スタッフ以外は、コテージを運営している家族と、犬が数匹に鶏が何羽か居るのみ。

日射しは容赦なく照りつけるものの、木陰に入ると心地良いものだった。
お湯が出ないのは唯一の難点だったけど、コテージの部屋も清潔で快適に過ごすことができた。
最高のロケーションとスタッフのおかげで撮影も快調に。


今朝の北海道・東川町はマイナス17℃だった。
このタイとの気温差、50℃ということになる。


タイ/マンクラン島
OLYMPUS OM-D E-M1 Panasonic 20mmf1.7








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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の52才、脱サラし北海道移住26年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ファミリーフォトを撮っています。2019年より東川町議会議員。
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