ダムに沈む町 夕張市鹿島

2014年04月27日 - 集落探訪

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2014.04.24撮影 市街地で唯一残っている建造物か。 以前に撮影した物が残っていてうれしくなった。


夕張市鹿島。
夕張の中心からさらに山間に入った所、夕張川のほとりに、かつて「大夕張」と呼ばれる町があった。
大夕張炭坑株式会社の町として最盛期の1955年(昭和30年)には人口が18,000人を越し、市として独立する動きもあったという。
エネルギーの主力が石炭から石油に急速にシフトすると、他の炭坑町と同様、町の活力が失われていった。
1990年(平成2年)に炭鉱が閉山し、シューパロダム建設(ダム湖に水没)のため、1998年(平成10年)に住民の立ち退きが完了している。


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2004.08.25撮影 緑町付近


私が初めて訪れた2003年には、崩れかけた建物が1,2軒あるのみの無人の場所になっていた。
辺り一帯がシューパロダム関連の工事で荒涼とした風景になっていたが、
国道を注意深く走らせると、コンクリートの基礎や、電柱が草むらの中に見えた。
車をとめ、カーナビの地図をアップにすると、碁盤の目のように張り巡らされた市街図が浮かび上がってきて驚いた。
びっしりと埋まった住宅(炭住長屋)のほか、駐在所、いくつものお寺、病院、駅、いくつかの学校。
それらの記号がカーナビのマップの中に記録されていたのだった。


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2014.04.24撮影 緑町付近

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2003.10.20撮影 おそらく上の写真と同じ道だったと思う

この鹿島地区がこの先シューパロダムの水位が上がると、本当に水没してしまうのだろうか。
新しくつけられた国道452号線の高さから見て、判断がつかない。


過去のネガにあった三弦橋の写真。水位が低く、橋脚が見えている。
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2004.08.25撮影


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シューパロダムの管理事務所に掲示してあった1969年(昭和44年)の鹿島の住宅地図








夕日の当たる朝日町

2012年10月06日 - 集落探訪

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(c) TatsuoIizuka


北海道で一番人口の少ない町だった朝日町。平成17年に士別市に吸収合併された。合併時の人口1800人。
かつて林業で栄えた頃の年季の入った建物が散在している。
数年前に訪問したときよりもさらに車の往来が減っているような気がした。

ちなみに今北海道で最も人口の少ない町は、先日訪問した幌加内町で人口1700人。
村で言うと、音威子府村の850人。

RICOH GXR A12 MOUNT SWH15mm

雨上がり

2012年10月03日 - 集落探訪

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(c) TatsuoIizuka


RICOH GXR A12Mount SWH15mm

2週間ほど前の写真。
まだ夏の光だなあ。
上川町にて

週に一度の散髪屋さん

2012年08月08日 - 集落探訪

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(c) TatsuoIizuka


達布に残る数少ないお店のひとつ「湯田理容院」。
板張りの建物の佇まいに惹かれ、あつかましくも中を見させて頂いた。

「おばあちゃん」がやってた店を継いだ夫妻だったが、人口減のため小平町に店舗を移したのは11年前のこと。
それでも達布のお客さんのために、週に2回通って、お店を開け続けてきた。
しかし3年前からは週に一度、水曜日のみの営業となった。

「遊びに来るようなもんだわ。旦那もどこで油売ってるだか。」と笑う奥さん。
「でも、あと何年続けられるか・・・ね」

小平町達布

2012年08月06日 - 集落探訪

達布
(c) TatsuoIizuka



小平町達布(おびらちょうたっぷ)は、かつて炭鉱で栄えた町。
昭和42年に閉山になるが、それは他の炭鉱と同様、石炭が枯渇した訳ではなく、日本のエネルギーの主力が石油にとって代わられ、石炭が不要になったからだ。
その変革によって、山あいのへんぴな場所に造られた炭鉱町のいくつかは不要になり、数千人の暮らしとともに地図上から消え去った所もある。
達布はかつて何千人規模の町であったが、炭鉱がなくなり、鉄道がなくなり、営林署がなくなり、5年前には小学校がなくなった。
5,6年前に訪れた時には3階建てくらいの、食料品店や日用品などのお店が入った百貨店のような店舗があった。
店内は薄暗く、たしか床はコンクリート土間で、炭鉱の時代にタイムスリップしたような雰囲気を持った空間だったが、それも跡形なく消えていた。
公衆トイレが見当たらず借用しに入った消防署の出張所で伺ったところ、現在の世帯数は約60軒。100人いるかいないかの集落になっているとのことだった。ちなみに交番もなく、駐在するおまわりさんもいない。

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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の48才、脱サラし北海道移住20年目になります。
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