
(c)Tatsuo Iizuka
2014年5月11日をもって、JR北海道江差線(木古内〜江差 42.1Km)が廃止となった。
開業から78年、地方路線の収支は想像に難くないが、北海道新幹線の開通の見通しが大きな引き金となったであろう。
私が北海道に来て鉄道の廃線は、2006年の北海道ちほく鉄道ふるさと銀河線(池田〜北見 旧国鉄池北線)以来2路線目。
全国時刻表が愛読書だった大阪の小学生は、網の目のように張り巡らされていた北海道の鉄道路線図を旅することを夢見てた。
それがまたひとつ消され、またもシンプルなものになった。
しかしそんな感傷よりも、地域の気落ちはいかばかりなものだろうと思う。
写真は2009年の4月末のもの。
荒れに荒れた日、季節外れの吹雪のなか、勢いを増した天ノ川を渡るキハ40。
このあと夏タイヤでの峠越えは、立ち往生の車列を縫い、スリップしながらの下り坂でずいぶん肝を冷やした。
こんな時にも、鉄道は頼りになる存在だ。
江差線、おつかれさまでした。
2012年12月14日 - 5DmarkII
frozen lake
2011年12月10日 - 5DmarkII