
HOLGA 120 Kodak T-MAX400 Ilford RC MG4
先日のホルガの写りに気を良くし、今度は白黒フィルムを入れてみました。
周辺がずどーんと落ちて、いわゆるトンネル効果。まるでスポットライトが若菜を照らしてくれているようです。もちろんそんな感動的なシーンではありませんでした、実際は。
プリントの焼きは殆どストレートです(上部を焼き込んだのみ)。
それでもなかなか味わい深い写真になってくれたようです。いかがでしょうか?
でも、12枚撮って使える写真はこれ1枚のみ。あとはウルトラアンダーか、相当ピンぼけか。相変わらずのじゃじゃ馬ぶりです。
一方、日経のWEBサイトIT-PLUSに先日より借用撮影中の新しいデジカメ、ペンタックスK10Dの作例が掲載されました。興味のある方はどうぞ。ちなみにこちらは歩留まり100%カメラ。誰が押してもちゃんと写ります。
一眼レフカメラって(ちゃんと撮るのが)難しいんでしょ?ってたまに質問されてて、答えに窮することがありました。(確かに難しい面もありました)
だけど、デジカメになって、さらにこの1年で、相当そういう技術的なハードルが低くなりましたね。今のデジタル一眼レフは、特に初心者が撮ってもまず失敗しないでしょう。
僕らが意地悪して、失敗写真を撮ろうとしてもなかなか思うようにいかない(笑)。押すだけでさらっと奇麗な画像が出て来ちゃう。
何かちゃんと撮れて当たり前みたいなところが、ちょっと可愛げのないカメラになってきてるような気さえしてきます。でもこれって凄いことですよね。

今年の冬に8千円か9千円で買ったトイカメラ(おもちゃカメラ)「ホルガ」を引っ張りだして撮ってみた。
早速ネガフィルムを町の写真屋さんで現像してもらい、スキャナーで読み込んで、息を呑む。
このカメラにはシャッターも絞りもピントも選択の余地はないから、ボクはただ押しただけ。レタッチもほとんどしていない。
プリンターでA4に出力し、長女若菜に見せると「あっ、ああ~、つーたん(つむぎのこと)」。
確かに写真の中に紬季がいる。
くどいようだけど、最新鋭のデジカメで撮っても、どんだけレタッチしても、存在感はなかなか出せないように思う。
1000万画素?解像度?高感度ノイズ?進歩?衰退?大切なこと?切り捨て?
何を見て、何を撮り、何を残そうとしているの?
混乱して来たゾ。