「SL冬の湿原号」に乗車

2018年02月20日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




昨年は予約していたのに機関車の車両故障のため、残念ながら乗れなかった「SL冬の湿原号」
今回は乗ることができましたよ。
予約開始日にみどりの窓口に行って、ギリギリ席を確保の満席でした。
人気ぶりがうかがえます。
ちょうど中国の春節と重なっていることもあって、大きなスーツケースに立派な一眼レフカメラの中国人の姿が目につくのは、この時期の道東の風物詩です。流氷と丹頂、そしてSLは大人気のようです。

「SL冬の湿原号」ではたまたま2号車のカフェカーに座ることができました。
この号車のみ、旧型車両を改造したもので、床はリノリュームじゃなくて木の床。窓枠も木枠。
レトロ調の照明も雰囲気を出してくれてます。そして石炭ストーブでスルメを焼くこともできます。
他の車両よりシートのピッチが狭いので、大柄な方との相席は苦しかった・・苦笑
のですがせっかくSLに乗るなら2号車をおすすめします。

しかし、「SL冬の湿原号」はほぼ平坦な路線を走るので、座席にSLのドラフト音が響くことはあまりなく
季節柄窓は閉め切っているのもあって、石炭の匂いを嗅いだり、煙が眼に沁みることもなく・・・
SLに乗ってるという臨場感にはやや欠けるのが残念なところです。

途中、茅沼駅では車窓から丹頂が見えました。
釧路湿原らしい川の蛇行も目の前で見て取れます。
標茶駅から乗って、釧路駅まで1時間40分の旅はあっという間に過ぎました。
ホームから去るSLを見送ると、名残惜しい気持ちになります。



北海道/標茶町(釧網本線)
FUJI X-T2 XF18-55mm f2.8-4 R

車内では身軽にFUJI X-T2 1台レンズ1本で乗り込みました。
実は前日、流氷と列車の撮影中にX-T2に突然のエラー発生。
レンズのズームを動かすと異音がして、「レンズエラー」のアラート表示。
そして絞りの制御不能。AF不良と、撮影不能に。
バッテリーを替えたり、レンズを交換してもダメでした。
その後暖かいところで何事もなかったように回復し、この日のSLの撮影にも使えました。
どうやら寒さが原因だったようです。
しかしマイナス8℃くらいで音(ね)を上げてしまうとは・・・
FUJIのカメラへの信頼度を下げてしまいました。
一方のNikonは、マイナス15℃でもバッテリーの目盛り1つも減らず。
今回D750とD7200の2台で1,000枚以上撮りましたが、充電したのは1コを1回だけで済みました。







流氷の海岸を往く

2018年02月19日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




朝は太平洋の海で迎え、夕方はオホーツク海へ。
流氷がびっしりと着いて歓迎してくれました。

ただし毎度のことですが、流氷を撮るのって難しいのです。
遠目には白くてフラットで、雪原と変わらなく写るのと
そのスケールの大きさを写真に写し取ることが困難だからです。
流氷を前にして立った時のわーっという感動が、
ファインダーを覗いたときに「あれ?あれ?」って違和感に変わってしまうのです。


一番上の写真を撮った後に、2枚目以降の写真のポイントに移動しました。
初めての場所でアクセスがわからず、列車がやってくる時間を気にしながらスノーシューで汗まみれになってひたすら歩き、やっとたどり着いたと思ったら目標地点と違うところでした。
それでもなんとか撮れてよかった。
その感じが写真から伝わるでしょうか。
北海道の厳しい環境の中を走る列車たち。そのひたむきな姿に逢いたくてね、
こんな馬鹿げたことをやってます。
どっぷりと暮れた中、一人歩く帰り道の心細さったら。



北海道/小清水町(釧網本線)
Nikon D7200 TAMRON SP70-200mmf2.8 G2 ×1.4テレコン







雪原を駆け抜ける

2018年02月18日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




雪煙を上げながら疾走するキハ40。
何もかもが凍てついてしまってる中で、ただ一つ俊敏な動きを見せていました。



北海道/厚岸町(根室本線)
Nikon D7200 TAMRON SP70-200mmf2.8 G2 ×1.4テレコン
FUJI X-T2 XF18-55mm f2.8-4 R




星を見るベンチ

2018年02月17日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



日が昇る前に宿を出て、撮影が終わる頃にはどっぷりと日が沈んでいます。
かわいい4色のベンチがホームにある駅のことを思いだし、もしやと立ち寄ってみましたら
やっぱり、星を眺めるのに最高のベンチになってました。
(ただし、相当の防寒服が必要です笑)
オリオン座ですね。

「あっとこ」は厚床と書きます。



北海道/根室市(根室本線)
Nikon D750 TAMRON SP24-70mm f2.8 G2



夜明けの海

2018年02月16日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka


暗いだけの海と空が、青色に変わっていく。
ほのかにオレンジに染まっているあたりが、これから太陽が顔を出す方角なのだろう。
今列車が来たならベストタイミングなのに・・・。

朝一番の列車が眼下を通る頃にはだいぶ明るくなってきました。
そして太陽が顔を出します。
海面から蒸気があがってきました。けあらしです。
2番目の列車が太陽の光を受けて、雪煙を上げながら駆けていきました。
ぐいぐいとエネルギーを感じ取る朝です。



北海道/厚岸町(根室本線)
Nikon D750 TAMRON SP24-70mm f2.8 G2





ここで地終わり海始まる

2018年02月15日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




ここは北海道根室市の落石岬。
海に囲まれた日本国内に、海岸線を走る鉄道が数多くあると思います。
そのなかで最東端に位置する区間でしょう。

東に向かって延々車で走らせ、そこから殺伐とした雪原を登っていくとようやくたどり着く場所です。
太平洋からの風は容赦なく身体を揺らし、眼前の風景の大きさも相まって、最果て感は半端ないです。

こちらは、昨年日没と列車を納めようとして、ギリギリアウトで残念だった場所。
「3分35秒の差」
今年は快晴に恵まれ、一本早い列車から撮りました。

2本目の本命列車は、太陽が沈むのとどちらが先か、祈るような気持ちで出迎えました。
今年は鹿による遅延もなく、時間通りにやってきてくれました。
太陽が水平線に2/3ほど沈んでしましましたが、ギリギリセーフでしょう。
あと一週間遅く訪れれば、沈む間際の強くて赤い光のなかで撮れたなあと思うのですが、
いいものが見られて良かった。そう思います。

ここに立つのは4度目。でも何度来ても緊張感の解けない場所でもあります。
「ここで地終わり海始まる」
昔読んだ小説のタイトルを思いだしました。



北海道/根室市(根室本線)
FUJI X-T2 XF18-55mm f2.8-4 R
Nikon D750 TAMRON SP24-70mm f2.8 G2






湿原で迎える朝

2018年02月14日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




昨年冷え込みは十分だったのに、予報に反して惜しくも晴れなかった場所に今年も挑みました。
http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-entry-2817.html
別寒辺牛(べかんべうし)湿原を見下ろす高台です。

今回は未明にトラックにあおられながら長距離を走らなくて済むよう、宿も近くに取り、予報も晴れマーク。
先月富山で買った簡単に着脱できるゴム製のスパイクで、急斜面への対策も整えて、準備万端。

ところが午前3時頃、猛烈な腹痛に襲われ、宿のトイレから出られなくなる事態に・・・
冷や汗、脂汗で、気が遠くなりそうになってしまいました。
昨晩、地元の食堂で食べた牡蠣づくし料理に当たってしまった・・・。
とその時は思い、撮影どころか病院行きを覚悟したのですが、正露丸飲んで布団に伏したら見事に回復してました。
単なる食べ過ぎだったようです・・・。

急斜面も登り切り(下りる方が心配だけど)、始発列車が来る頃には空がピンクに染まってきました。
寒さのせいで、ディーゼルエンジンからの排気煙が白くたなびいています。
2本目が逆方向から来る頃は、ちょうど登ってきたフレッシュな太陽が湿原と列車を黄金色に輝かせました。
凍える身体も太陽が溶かしてくれます。

荘厳な朝。
撮り終えたあとの清々しいこと。

大自然の中を人間が敷いた鉄道がここにあり、絶景の中を列車が走っています。
根室本線の末端部、釧路ー根室間の通称花咲線。
残念ながらJR北海道の存続が困難な路線リストの上位に上がっている路線でもあります。



北海道/厚岸町(根室本線)
Nikon D7200 D750
TAMRON SP70-200mmf2.8 G2 ×1.4テレコン
TAMRON SP24-70mm f2.8 G2








SL冬の湿原号 2018

2018年02月13日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



富山から戻って間が無いのですが、昨年に引き続き、2月の道東に撮影に出かけてきました。
5泊6日の行程で、昨夜戻ってきました。

メインの撮影対象は、やはり「SL冬の湿原号」。
それに加えてキハ54やキハ40のローカル列車。
道東の湿原や、海岸線、人を寄せ付けないような大自然を走る姿を納め撮るのが目的です。

道東特有の快晴の中、たくさんの感動的な光景に出逢い、写真を撮ってきました。
特に最初の3日間は、雲一つ無い青空がずっと続いて、眼も日焼けしたんじゃないかと思うくらいでした。
太陽があると気温ほど寒くなく、移動の車内は暖房を消すくらい。列車待ちも苦にならないほどです。
そんなからりと陽気な道東地方でしたが、
旭川に戻ってくると、鈍色の空からとめどなく雪が降りてきて、寒さが沁みてます、今。

さて、2000年から続いてる「SL冬の湿原号」を見るのはまだ2回目ですが、
小さなタンク式SL C11 171号機が走る姿は、勇ましさもありつつ、のどかな雰囲気があるように感じます。
沿線で撮る人も見る人も、もう慣れている感じなのでしょうか、のんびりと構えています。
各地でSLが走ると、マニアや警備で殺伐とした雰囲気になりがちですが、ここでは無縁のようです。
機関士さんも登り勾配でなくても、煙を出してファンに応えているような節を感じます。
「ああ、ずっと長くこの運行が続きますように」と思わせる魅力があるのが
「SL冬の湿原号」なのでしょうね。



北海道/釧路市・標茶町
Nikon D7200 D750
TAMRON SP70-200mmf2.8 G2 ×1.4テレコン
TAMRON SP24-70mm f2.8 G2
FUJI X-T2 XF18-55mm f2.8-4 R XF50-140mmf2.8R








富山地方鉄道 路面電車

2018年02月10日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka




富山地方鉄道は路面電車も持っています。
市内線と呼ばれ、富山の町をぐるぐる回っています。
余裕が無くて乗ることは出来ませんでしたが、富山駅前あたりでしばらく眺めていました。
新しい車両に混じって、古い電車も結構走っていて、なかなか味わいがありますよ。


富山県/立山町
FUJI X-T20 XF18-55mm f2.8-4 R XC55-230mm f4.5-6.7









富山地方鉄道の旅 夜の寺田駅

2018年02月09日 - 鉄道のある風景

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(c)Tatsuo Iizuka



地方の私鉄の面白さのひとつに、JRではありえないコンパクトな駅の路線配置があります。
分岐駅なんかはこじんまりとして、複雑で、そのなかを頻繁に電車が行き交う・・・
鉄道ファンなら数時間そこに居てもきっと飽きないですよね。

JRは元国有鉄道だけあって駅構内は広く、長い編成が行き交えるようなホームの有効長があったり
優等列車がスピードだせるよう、カーブも大きめの半径だったり、引き込み線があったり。
それらは今や無用の長物になって、閑散と、より寂しさを感じさせる要因でもあります。

富山地方鉄道の中でも、この寺田駅は、本線(宇奈月温泉が終点)と立山線(立山駅が終点)が分岐する主要駅です。
その2つの路線が、駅のなかで急カーブで寄り添い、二股に分岐するのです。上から見るとY字型のホーム構造になってます。
(関西で言えば阪急十三駅をもっとコンパクトにした感じでしょうか。)
もうちょっと直線部分のところで駅にすればスマートで良さそうな気がするのですが。
急カーブを曲がりながら入っては出ていく電車たち。
なかなか賑やかな駅構内です。

そして、寺田駅の素敵なところは駅舎、ホームの構造物が古いというところ。
いや、歴史や風格や趣きを感じるのです。
夕暮れ時にほんわかと明かりが灯ると、なおいっそうかき立てられるものがあります。
ホームの端からは立山連峰の山々が見渡せるのも魅力です。




富山県/富山市・黒部市・立山町
FUJI X-T20 XF18-55mm f2.8-4 R XC55-230mm f4.5-6.7




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飯塚達央
写真の町、北海道東川町在住の写真屋、飯塚達央。1968年大阪出身の48才、脱サラし北海道移住20年目になります。
北海道・東川町で写真スタジオ「フォトシーズン」をやってる写真屋です。日々、ブライダルやファミリーフォトを撮っています。
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